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バロン・フィリップ氏のテーブルワイン

前回、私はフランスのワインが好きでないが、伝統を飲むと書いた。バロン・フィリップ氏は言わずと知れたフランス人であり、フランス・ボルドー地区の5大シャトーであるムートン・ロートシルト(毎年ラベルの絵が異なる)のオーナーである。その彼か、カルフォルニアのロバート・モンダビ氏との合作、オーパス・ワンは世界中の脚光を浴びた。そして、バロン・フィリップ氏が合作として、チリのゴンチャ・トトとアルマビーアを完成させた。このアルマビーアは100年寝かしても美味しさを逃さないと言われんばかりの瓶の厚さである。そんなバロン・フィリップ氏がチリワインでテーブルワインを作ってみた。それがのとMAPU である。でもまあ、近年のチリワインのクオリティはかなり高いので、今更ながらバロン・フィリップ氏のブランドを付けたところで、チリワインの質はそんなに変わらない。単にチリワインをブランディングしたワイン!というだけになってしまったワインだ。もちろん外れたりは無いが、特別凄いクオリティという訳でもない。バロン・フィリップ氏のワインということで安心して飲めるワインと言うことでもある。20年前からチリワインを育てるべきだったかな。

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