多様な居場所をつくる

代表の五味です。

最近居場所を作りたいという方からのご相談が増えています。
また、いろんな地域で場づくりの講座を担当させていただく機会も増えました。

先日は埼玉未来大学のコミュニティカフェ開設講座で2週連続の講師を勤めさせていただきました。

コロナ後、居場所を求める人が増え、それに伴い自分も場を作りたいと思う人も増えているようで、受講生も定員を超える方から申し込みがあったそうです。

教員を退職後に自分にできることを模索する方、
経営するブドウ畑で何かできないかと考える方、
空き家となった実家と広い庭で何かしたいと考える方、
得意な料理を活かして月一でカフェを始めた方、
大好きなお花活かした活動をしたい方、
ひとり暮らしの方の生活を支えるための活動をしたい方…

何かをしたい――それが誰かの役に立つ活動——
どんな事業であれ、それはひとりの想いから始まります。


ひとりの想いが地域を変え、社会を変えることもあります。
想いがあるのであれば、それをぜひ形にしていきましょう。

半径2キロくらいの活動ができればいい――

そうおっしゃる方もいましたが、そういう方があちこちに増えていくことで、地域コミュニティは作られていきます。ひとりの小さな一歩は社会の大きな一歩となります。

社会は小さなコミュニティの集合体。今、昔のようなご近所づきあいが減っているからこそ、そういったコミュニティがとても大切な役割を果たすようになると感じます。

今ハートフル・ポートが進めている "soil~子どもの居場所事業” は、まさに「まち全体を子どもの居場所に」していこうというもの。子どもたちが安心して行ける家庭的な居場所をまち全体に増やしていきたい!というもので、その夢が少しずつ形になってきています。


看護学校の学生さんたちと一緒に遊ぶ小学生


想いを想いで終わらせないためには、まずは想いを全部出してみて、言葉にすること。それを形にするためのロードマップを作り、見える化していくこと。

やりたいことを書き出す作業

講座の参加者の皆さんが受講の過程で目の色がみるみる変わっていき、発言がどんどん活発になっていくのは本当に不思議です。そしてそういう姿を見るのも、想いを聴くのも、私はワクワクします。

自分には無理…
私は何もできないし…

と言っている方が、他の方の発言を聞いているうちに、自分にも何かできそうな気になっていくものです。

9年半のコミュニティカフェ運営、400を超えるイベントの開催、地域の人達がかかわるさまざまな地域課題解決の活動など――これまでの実績とノウハウ、そしてNPO法人を立ち上げた経緯とその運営などが、同じような想いのある人たちのお役に立てるとしたら、これほど嬉しいことはありません。

寿命が延び、生き方も多様化している今、居場所も多様な形があっていいと思います。作ってもらうのを待っているのではなく、自分が作りたい場を自分で作る。いろんなところに多様な場があるのが望ましい形です。高齢者の居場所の在り方も、これまでとは違い、高齢者自らが作り上げていく時代になってきていると感じます。


人生100年時代、
まだまだ長いセカンドライフを充実させたい方、
地域とのかかわりの中で自分ができることを実現させたい子育て中の方、
刺激のない今の生活にもやもやしている方、

ともにコミュニティづくりの仲間として、いろんなころに幸せの種を蒔いていきましょう。

ご相談はこちらから
相談・講演依頼 ~ NPO法人ハートフル・ポート (npo-hfport.blogspot.com)



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