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感情が死んで離人症になった!?その3(最終話)

前回からの続きです。前回の記事は下記になります。

4・なぜか感情が動かない、湧かない、無機質になったわたし

無機質な
読み方:むきしつな
生物が関与していないと思わせるさま、命が感じられない様子などを意味する表現。無機的であるさま。「無機質」は生体を構成する主要な元素を除いた元素の総称。

会社と劇団でハチャメチャに責められたわたしは、会社を辞めて劇団を休み家にひきこもりました。失業保険で暮らし始めたのです。

この時期、高校の同級生の女性mさんから食事の誘いがありました。mさんの友達の女性の家で、わたしを呼んで3人で食事をすることになりました。公演終了のお疲れ様会という名目です。

この時、感情が全く動きませんでした。何を話したのか、何を食べたのか、どれくらいの時間いたのか全く記憶にありません。

しばらくしてmさんと電話で話した時に「森君、あの時、ごちそう様とかありがとうのお礼を何も言わないまま帰ったでしょ!」と怒られました。

そうなんです。自分でも、なぜお礼を言わなかったのか理由はわかりません。食事が終わると、とっとと帰ったのだけは覚えてます。

失業保険で暮らしている時は人との交流を極力避けました。ただし、スイムで体を動かし読書はしていたので失業保険が終わるくらいの時は、なんとか感情は戻ってきていました。

きっと傷ついた脳が回復したと思います。

5・まとめ

余りにも責められると、脳の防衛本能が働いて人は無機質になるということをこの時学びました。そして同時に学んだのは、無能者は自分の都合だけで人を平然と傷つけることができるということ。

自分の言動をふり返らない、自分を客観できない無能者って本当にお気楽ですよね。自分勝手な正義をふりかざし他者を傷つけることを平然とできるんですから。

無能者から離れなんとか感情を元通りにしたわたしは、前にもまして人との距離を考え始めました。

今あの時のことを考えて思うのは、あの時誰か一人でもわたしの話に耳を傾けてくれれば、あそこまでひどい状態には、ならなかったんじゃないかと思います。

わたしが人に対して「ただただ聴きますから」とよく言うのは、きっとこの時の自分がそうして欲しかったからだと思います。

最後に今回の記事を執筆中、「わたしはひとつになれるのか」さんと交流させていただきました。ありがとうございました。

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