航海日誌 算命学で見るATEEZ
今回はATEEZのメンバーについて書きます。
8人全員一つのエントリにまとめました。とかさらっと言ったけど普通に25000字以上ある。卒論か?いっそのことzine誌とか紙ベースで出した方が良かったかもしれない。(いつか出したい)
また、順番はちょっと思うところがあって年齢順ではなく入社順にしています。なのでホンジュン→ユノ→ミンギ→サン→ソンファ→ヨサン→ジョンホ→ウヨンです。よろしくお願いします。
はじめます
Ⅰ.ホンジュン
キム・ホンジュン(金弘中)1998年11月7日生まれのB型。ATEEZのリーダーで、海賊コンセプトに因んでキャプテンと呼ばれています。身長は192cmとのことですが、グループで一番小柄です。(お察しください)
で、これ言ってなかったんですが、実は私のATEEZの入口はホンジュンでした。Say My Nameのホンジュンがとにかく可愛いかったので……。イントロの背伸びをするところとか、えっリーダーがこんな可愛い振り付けやるんだ!?と思ったものです。
このオン眉ウルフカットが本当に良すぎる。一時期Say My Nameだけを見て生きていたことがあったので(?)ホンジュンは長らくこのイメージでした。最近はコンセプト的に黒や原色などコントラストのハッキリした色合いが多くて、それもクールで良いんですが、こういう暖かみのある感じも非常に似合うと思います。
そういうわけで「もしアチズで推すならホンジュンかな〜〜」とか思いながら長らくダラダラ過ごしていたんですが、気がついたらミンギに行ってしまっていた……。いや私の好み的にどうしてもしっかり者のリーダーや年長タイプよりも暴れん坊の弟タイプに行ってしまうんですよね……でもホンジュンも実際は兄のいる弟だし、暴ジュンとも呼ばれているので割と「ある」と思います。(何が??)
(ちなみにお兄さんは旅をしながら世界中を回っていて、ホンジュンはお兄さんの動画にもゲスト出演しています。旅人の兄とアイドルの弟、良すぎる……)
もう私ホンジュンがLinkin Parkをカバーしたのを知ったときからホンジュンの方向(西北西)に足を向けて寝られないんですが、とにかくホンジュンの感性が好きなんですよ。ATEEZのコンセプトが割と尖っているので本人も捻ったものを出してくるかと思いきや、カバーではデビット・ボウイやQueen、マイケル・ジャクソンといった古き良き王道アーティストを選んでくるのは意外でした。そういう素直で斜に構えた感じが無いところも好き。
とか言いつつこの曲はホンジュンのカバーで初めて知ったんですが、これもとても良いです。床から木が生えていたりおもちゃの車でドライブしたりと、本来外にあるべきものが全部家の中で完結している。それでいて世間と隔絶された悲壮感はなく、一人きりの空間を存分に楽しんでいる。それはまさにホンジュンの内面ではないかと思うのです。デビュー前の芸名候補にピーター・パンの「パン」というのがあったらしいのですが、そういう世俗から解き放たれた妖精のようなスピリットがホンジュンにはあるのかもしれない。
ここからは算命学でホンジュンのことを見ていきます。(命式といいます)
ホンジュンの日干は「戊」です。日干はその人がどういう人かを表します。どんな環境にいても変わらない本質です。優しい人であれば、楽園にいても地獄にいても優しい人です。
戊は陰陽の陽、五行の土性で「山」を表します。山は自分からは動けないので、木や小川など様々な実りを携えてたくさんの生き物たちを呼び寄せます。派手ではないけど魅力に溢れた人気者、みたいなイメージ。グループにいるとだいたい中核的な存在です。
対して、ホンジュンの主星は「貫索星」です。主星はその人がどうしたいか、どう生きたいかを表します。激しい変化を求める人生であれば、楽園も地獄も破壊します。やっていることは同じでも、救世主になるか反逆者になるかは周りの環境次第です。
貫索とは檻のことで、自分自身を守る「自我の星」です。誰にも侵されない自分の軸があり、自分の意思を何よりも大事にする人です。ホンジュンは更に北の位置にも同じ貫索星があります。これはもう自我が有り余っている状態です。ホンジュンもう一人分作れるくらいある。なのでこの溢れんばかりの自我を内外でどう消化・昇華していくかがホンジュンの人生のテーマです。
𝘼𝙣𝙖𝙧𝙘𝙝𝙮 𝙞𝙣 𝙩𝙝𝙚 𝙓𝙓
ホンジュンとKQエンターテイメントとの縁は、ホンジュンが所属アーティストのBlock Bに感銘を受けて自作のデモテープを事務所に送りつけたところから始まります。過去にミュージシャン育成スクールに通っていたこともあり、当初はアイドルではなく作曲家になりたかったそうです。
で、KQも元々はBlock Bが元々いた事務所から移籍するために作られた会社のようですし、素人を受け入れる体制が無かったのでしょう。返事が来るまで一年ほどかかったそうです。そして色々あってホンジュンは制作サイドではなくプレイヤー側としてKQの練習生第1号になります。いや色々ありすぎでしょ。練習生制度ができたからホンジュンを入れたのか、ホンジュンが入ったから練習生制度を立ち上げたのかはわかりませんが、とにかく当時は練習システムも何もあったものではなく、第2号のユノが入社するまでホンジュンはたった一人で試行錯誤しながら日々のスケジュールをこなしていたとのことです。
ほんと話だけ聞いてるとKQ行き当たりばったりだな!?!?となりますが、これはホンジュンにとっては案外悪くない環境だったと思います。ホンジュンは「子丑天中殺」なので、自分が初代となって物事を始める人だからです。上の世代から何かを引き継ぐ人ではありません。傍から見るとなかなか過酷ですが、それがホンジュンの才能を最大限に引き出したのではないでしょうか。
また、上の世代から引き継がないということは、古い流れを断ち切り新しい流れを作るということでもあります。ATEEZのテーマの一つにアナキズムがありますが、これはまさにホンジュンの生き方そのものではないかと思うのです。
ただホンジュンにとって上の世代を象徴するのは北の貫索星であり、ホンジュンの主星と同じです。同じ星は争うこともなければ、混ざり合うこともありません。お互い均衡を保ちながらそこに有り続けます。もしかしたらATEEZのストーリーも最終的には勝ち負けではなく、「共存」していくという道もあるかもしれません。(これはあくまでも虚構に虚構を重ねた私のこじつけ解釈なのでまず当たらないとは思いますが……)
そして、ホンジュンの練習生時代を語るに当たり欠かせない人がいます。ATEEZのプロデューサーのEDEN氏です。
挿話 : EDENPDとホンジュン
EDEN氏はKQに入社する前から作曲家として活動し、入社後も他のアーティストのプロデュース等に携わっていました。というかBTOBの기도/I'll be your manをEDEN氏が作ったっていうの知らなかった……。そういうのほんと早く言ってもらえますかね???KQはそういうのが多すぎる。いや私のアンテナ感度が低いのが一番悪いんですが……。
(アーティストとしても活動されています)
そんなEDEN氏もちょっとだけ見させていただきました。EDEN氏にもATEEZを通して私のお金が行っているはずなので許してほしい。(そういう問題か?)
EDEN氏の日干もホンジュンと同じ戊です。というか土性一気格。ど、土性一気格……。年・月・日の三柱がすべて同じ五行だと一気格という特殊な格に入るのですが、まあ麻雀の役みたいなものだと思ってください。(ほんとか???)一見物静かですが、これはかなり強固なマイワールドの持ち主です。さすがホンジュンの師匠。本当はEDEN氏の命式に言及する予定はなかったのですが、あまりにもびっくりしたので載せてしまいました。なんならEDEN氏が一番「濃い」かもしれない。というか位相法無しで一気格になる人初めて見たんですがいかがでしょうか。(突然の算命学界隈への問いかけ)(読んでる人いるのか知らんけど)
ただ、EDEN氏の主星は「玉堂星」で、「母の星」です。これは男性でも女性でも同じで、自分の持てるものすべてを注ぎ込んで育てる星です。EDEN氏の自我もなんだかんだでもう二人分作れるくらいあるので、その流し先の一つとして部下の教育・育成という道があったのはとても良かったのではないでしょうか。ただEDEN氏も素人の子供をいきなり押し付けられて最初は乗り気ではなかったようですが。そりゃそうだ。KQほんとどんだけ……(二回目)
しかもホンジュンは先にも述べた通り初代の人ですし、戊寅ー戊午の大半会や寅ー午ー戌の三合火局など、とにかく際限なく広がっていく要素が強い。二つの山(戊)の下に煮え滾る煉獄(三合火局)。こんな部下いたら制御できないよ……。しかしそんなホンジュンにメチャクチャ恐れられているEDEN氏も、こうやって見ていくとやはり只者ではありませんでした。土性一気格だしな。KQ大概にせえよ。(?)あと玉堂星は伝統を重んじる星でもあるので、EDEN氏のルーツがクラシックにあるのもなんとなく理解できます。
そしてホンジュンの西の位置にもEDEN氏と同じ玉堂星があります。西は配偶者・パートナーの座ですが、個人事業主に対する支援者としても見ることができます。ホンジュンにとってEDEN氏は良き教育者であり、同時に隣で応援してくれる人でもあるのです。まあそんなことは占いに頼らなくても誰もが分かっているとは思いますが。(そうですね)
WORLD TOUR [THE FELLOWSHIP : BREAK THE WALL] ANCHOR IN JAPANでは、ホンジュンの提案で携帯電話での撮影が許可されました。そしてそれは今後も続けていくとのこと。そこには会いたくなったらいつでも見てほしいというホンジュンの思いが込められていました。
ホンジュンの名前の「弘中」は「広い世界の中心」という意味です。ホンジュンを中心として新しいルールが生まれ、一度きりのステージが何万人ものファンのデバイスに思い出と共に収められる。その無限に拡張していく空間は宇宙のようであり、同時にひとつの生命活動のようでもあるのでした。
(ホンジュンの章 終)
Ⅱ.ユノ
チョン・ユンホ(丁潤浩)1999年3月23日生まれのA型。通称ユノ。年齢はホンジュンの一つ下ですが、誕生日でいうとホンジュンと4ヶ月しか変わりません。みんなそういうの好きでしょ?私は好き。全部で5人いる99'sのリーダーでもあります。グループ一の長身で、公式身長は185cmですが今はもう少し伸びてるらしい。これは本当でしょう。(誰が嘘をついてると??)
ポジションはメインダンサーで、基礎のしっかりしたそつのないダンスをします。一つ一つの所作がスムーズで見ていてとても気持ちがいい。なんというか、ダンスって基本はハレの舞台のものだと思うんですが、ユノのコレオを見ているとまるで歩く、走る、座るというもともと人間に備わっている動きの一つであるかのような気がしてくるんですよ。そんなはずはないんですけどね。それだけユノにとってダンスは生活に根付いているのだと感じるのです。というかこの長身でブレなく美しく踊るって相当な筋力がいると思うんですが、そこまでパワーのありそうな体格には見えないんですよね……どうなってるんだろう??
デビュー前のKQ Fellaz時代から一人だけソロダンス動画があります。この頃から動きがしなやかで美しい。事務所に入る前はBTSのJ-HOPE先輩らを輩出したJOY DANCE PLUG IN MUSIC ACADEMYに通っていて、当時所属していた光州支店で一番上手かったとのことです。
また、ATEEZは全体的に鋭利なビジュアルのメンバーが多いんですが、その中でもユノは柔和で優しい顔立ちをしてるんですよね。あと色が白い。本っっ当に白い。あまりにも白すぎて他のみんなと合わせるためにメイクでトーンダウンしてるとかしてないとか……なにそれこわい……
でもいくら色白だからってこれはさすがにやりすぎではないか!?!?185↑ナムジャがしていい格好じゃないよ???いや全然、全然いいんだけど……いいのか……???????
あとメインダンサーなのでボーカルとしての役目はそこまで重くないと思うんですが、使われ方が意外と変化球じゃないですか?例えばWINのサビ?の"Hey, hey we are gonna win〜〜"のごっついパートとか私ずっとミンギだと思ってたんですがユノなんですよね……最初知らなくてステージ動画を見て驚きました。
WINすき(言語化もう少し頑張って)
他にもえっここユノのパートだったの!?っていうのがちょくちょくあります。なんかそういうのもあって、一見穏やかで優しそうなみんなの彼氏だけど、ちょっと掴みどころがなくて底が見えないんですよね……私だけかもしれませんが……友情ゲームでミンギとお互いに投票しようと約束してたのになぜか別の人(ジョンホちゃん)に入れてしまうし……
そんなユノの命式を見ていきたいと思います。
ユノの日干は「甲」です。陽の木性で「大樹」を表します。一人でゆっくりと大きくなっていく木です。一度根付いたら曲がれない頑固さはありますが、その揺るぎない姿は周囲に安心感を与えます。ただユノは宿命干合という現象でホンジュンと同じ「戊」にもなるので、普段は甲なんだけどふとしたときに戊になる、みたいなことが起きます。このへんがちょっと「読めない」ところに通じるのかも。
主星は「石門星」です。ホンジュンの貫索星とは陰陽違いの星です。(貫索が陽で石門が陰)貫索星が自分自身の星だとすると、石門星は「きょうだいの星」です。要は人類皆兄弟、上下関係も男女もなく、身内でも他人でもみな平等で並列な存在です。更に東にも石門星がもう一つあるので貫索星の気質が加わり、集団に属しながら個人行動も違和感なくこなせる人です。(算命学は同じ星が重なると先鋭化するのではなく変質することが多いです)
そして何と言ってもユノの特筆すべき点は、天将星が二つあることです。石門星+天将星は算命学ではよく取り上げられる組み合わせで、天下取りの星と言われています。統領の星、社長の星、王様の星。一国一城を統べるほどの力を持つ星です。それが二つもあるということは、それだけの使命がユノにはあるということです。
𝙏𝙝𝙚 𝙋𝙞𝙡𝙡𝙖𝙧 𝙤𝙛 𝙩𝙝𝙚 𝙒𝙤𝙧𝙡𝙙
ユノはホンジュンに続き、KQエンターテイメントの練習生第2号として入社しました。ホンジュンが右も左も分からない中で孤軍奮闘していた頃です。ホンジュンにも天将星がありますし、先に述べた通り逆境に立ち向える人ですが、それでもまだ未成年でダンスも未経験、アイドルとしてはこれからという存在。そんなホンジュンにとって、名門ダンススクール出身のエリートであるユノの存在はどんなに心強かったでしょうか。強い人は人からの助けが無くても生きられますが、助けてもらえないしんどさや孤独を感じないわけではないはずなので。
この二人はラジオでも長年共演していますが、ユノは外交的で精神的にも落ち着いていて、内弁慶のホンジュンにとっての安定剤であることは想像に難くないです。なんというか、これは私の主観なんですが、「ホンジュンのよくできた息子」という感じがするんですよね。ユノは申酉天中殺で二代目運、先代から引き継いで発展させていく役目でもあるので。
もう一つ、ユノは甲戌ー己卯の干合支合があります。一貫した思考と、その場で最適な行動を取れる人です。ホンジュンの大半会や三合会局は異次元融合、時空も空間も超えたところから色々と持ってきてしまうので常人には理解し難いことがありますが、干合支合は同次元融合、同じ軸にあるものをパズルのようにきっちりと組み立てていきます。なので他人から見ても非常に説得力があるのです。
そしてこの干合支合は、同じ己卯年生まれの99'sの4人との間にも成立します。(ホンジュンとも別軸で成立します)またソンファやジョンホとも結構エッジの効いた結び付きがあるので、やはりユノの存在はビタミンであり、皆にエネルギーを与えているのではないでしょうか。
石門星のユノにとってすべての人間は並列ですが、それはあくまでもスタートラインであり、ユノが最後に到達するのは司禄星と禄存星という愛の星、ユノの一番近くにいる人たちとの絆なのです。
5月3日、私が参加した日本公演のライブ中に負傷したウヨンに変わり、WONDERLANDの大きな見せ場であるウヨンパートを急遽ユノが担当しました。振り覚えが早く、普段から他のメンバーをよく見ているユノはまさに適任だったのでしょう。打ち合わせの時間もほとんど取れない中で本人のプレッシャーは相当なものだったと思いますが、本番ではウヨンの魂を引き継いだ素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。文字通り、ユノはグループの支柱なのだと感じた一幕でした。
(ユノの章 終)
Ⅲ.ミンギ
ソン・ミンギ(宋旼琦)1999年8月9日生まれのB型。ユノと同い年で99'sの一員。ポジションはラッパー兼ダンサーで、183cmの長身を生かした野性味溢れるダンスとロートーンのラップが特徴です。
というわけで(?)ATEEZではミンギ推しなんですが、ミンギのダンスはソウルフルで躍動感がある。なんかもうフレームレートがめちゃくちゃ高い。フレームレートが高いという表現が適切なのかわからないんですが、とにかくミンギの中に流れてる時間と周りの時間がぜんぜん違う。おそらくダンスに重力や空気抵抗を感じないからそう見えるんだと思うんですが、ユノのダンスがケとハレが切れ目なく繋がっているとしたら、ミンギはいここからハレ!!!祭り!!!!!です。それが非常にプリミティブで、もしミンギがもっともっと昔、有史以前に生まれていたとしてもきっとこういう踊りをしていただろうなと思います。マンモス倒して踊ってるミンギ見たいな〜〜(??)
インスタでも定期的にソロのダンス動画をアップしています。夜の道端や公園で撮っていることも多いんですが、確かにミンギのダンスは夜の野外にとてもよく映えます。
なぜかホテルの部屋の中でも踊ってる。ミンギが踊ればそこは全部ステージ。
で、ミンギ、髪型や髪色によってだいぶ雰囲気が変わるんですよね。初期の頃は落ち着いたブラウンやダークトーン系のスタイリングが多くて「ワイルドな兄貴分」みたいな印象だったんですが、ふつ〜にマンネラインでした。(下から三番目)まあ同い年が5人いるのでマンネラインという自覚はそこまで無いかもしれませんが。
そしてハラジアのれんごくさんで誰!?!?!?!?!?となって今に至るんですが(ここで経緯を書いています)
カムバ後のワールドツアーでは髪をバッサリ切ってきました。しかもピンク。
もう天人唐草みたいな声しか出ない。しかもこの風貌でピアス開けてないの信じられますか???(ちなみにユノも開けてません)また合間のLimitlessのイル活では黒髪になっていたりと、見るたびに雰囲気が違うのでびっくりするんですが、困ったことに全部好きなんですよね……なぜこんな逸材を今まで見逃していたのか……
もうアイドルのティザーじゃねえだろこれ。ミンギのハイトーン短髪好きすぎておかしくなりそう。骨格の勝利。アイドルでこういう髪型にお目にかかれるの嬉しすぎる。
なんかフィジカルの話しかしてなくてだいぶあれなんですが(推しだと却って何書けばいいかわからん)そろそろミンギの命式を見ていきたいと思います。
ミンギの日干は「癸」です。陰の水性で、「雨」を表します。冷たい水のクールさと、恵みの雨のような情の深さを併せ持っています。また、どんな形にもなれるので柔軟性があります。アチズは癸が一番多くて全部で三人いるんですが、実はスキズも乙(草花)が同じく三人なんですよね。雨も一粒ではただの水滴ですし、群生する草花と同様に集まるところには集まるのかもしれません。その代わり大抵どこにでも一人はいる戊などと違って、いないところには全然いないです。
主星は「牽牛星」です。プライドで戦う星、官僚の星です。組織のために身を粉にして働く人です。自分が属する場を重んじ、皆で戦って成果を上げることにやり甲斐を感じます。夫の星とも言われています。この夫、というのは一昔前の仕事一筋サラリーマン像に近いかも。(算命学が生まれたのは昭和の時代です)
ただミンギは牽牛星がもう一つに陰陽違いの車騎星もあるので、限りなく車騎星の単騎特攻に近い牽牛星です。(正直命式を見る前は車騎星だと思ってた)(私は車騎の男が好き)それでも根幹はチームワークとルールを遵守し、美しく勝ちたい人です。
𝙐𝙣𝙗𝙧𝙚𝙖𝙠𝙖𝙗𝙡𝙚
ミンギはユノの次、メンバーの中で三番目に入社しました。(他の練習生もいたようなので練習生第3号かは不明)ユノと同じJOY DANCE PLUG IN MUSIC ACADEMYの出身で、ユノとは支店が違うのですが、当時ミンギもユノと同じく所属していた支店で一番上手かったとのこと。それでスクールの人が上手い人同士友達になったらいいと引き合わせてくれたそうです。漫画みたいな話だな。なのでユノとはKQに入る前から友人だったんですね。
(アカデミーの公式アカウント?に二人のインタビュー動画がありましたので載せておきます)(こういうの探すの大好き)(気がついたら消されてましたすみません。非公開にし忘れてたんだろうか……)
で、ミンギは183cmあるので普通なら一番大きいポジションだと思うんですよ。でも長いこと自分より大きいユノと一緒にいるからか、あまり自分の大きさに頓着がないように見えます。ミンギは兄のいる弟、ユノは弟のいる兄なので、同い年でもそういう力関係(?)は多少はあるんじゃないでしょうか。
そんなミンギは「午未天中殺」です。末代運と言われ、ホンジュンの子丑天中殺と真逆の存在です。このタイプは年上、目上から可愛がられます。
ミンギの牽牛星は、本来は王の右腕の星、忠義の星です。ミンギは東に少年の星・鳳閣星があるので自由奔放に振る舞っているように見えますが、意外と上下関係にも強いんじゃないかと思うんですよ。ユラでATINYに社会人としてのお酒の飲み方の話もしていましたし……。他の動画を見ていても先輩アイドルや年長者の方たちに対して自分から積極的に弄られに行ってるんですよね。何でしょうね?根っからの弟気質なのかも。だからミンギは何だかんだでマンネラインで良かったんじゃないかなと思うのです。
そして午未天中殺は南方の欠けであり、「夢」や「理想」といった精神世界のゴールにあまり関心が行きません。(逆に言うとホンジュンの最大の関心はそこにあります)勿論アイドルとして夢や理想が無いはずは無いでしょうが、それだけのためには生きられない。南が欠けるということは、南北に伸びるシーソーに重りが乗っていないということです。そうすると意識は北へ傾きます。北にあるのは精神世界のスタートである「知恵」「理性」です。ミンギは拳ではなく、知識と論理で戦いに赴くのです。ミンギが建築に興味があって日本の建物について調べていることに私はとても驚いたのですが、そういった飽くなき知識欲がもしかしたらミンギの力の源泉なのかもしれません。自分の内外で起こる物事を知り尽くし、自分の言葉で解釈していく。たとえそれがどんなに辛いことだとしても。
ミンギは日本公演の前のソウル公演からあまり体調が優れず、満足のいくパフォーマンスができていないと感じていたようです。日本公演のメントで「ありがとう、そしてごめんなさい」と日本語で謝っていたのがずっと心に残っています。もちろんミンギもファンが謝罪を求めているとは思っていないでしょう。それでも自分が許せなかったのか……。私はそこにミンギの衒いのない正直さと、厳しくも気高いスピリットを感じました。
(ミンギの章 終)
Ⅳ.サン
チェ・サン(崔傘)1999年7日10日生まれのB型。全身全霊を捧げた渾身のパフォーマンスはあまりにも有名ですが、実はポジションはリードボーカルです。ふつうに歌めっちゃうまい。その激しいパフォーマンスからは想像もつかないほどよく通る晴れやかな声をしています。
もうATINYの数だけ好きなチェサン像ってあると思うんですが、私はBLACK CAT NEROのステージ動画で口紅を塗るサンの印象が非常に強いです。
BLACK CAT NEROはもともと韓国のデュオグループ・Turboが1995年にリリースした曲であり、歌詞も黒猫を幼い女の子に見立てたりとちょっと後ろ暗いところのあるコンセプトです。(リュック・ベッソンの「レオン」が大ヒットした時代です)なんだろう、表現において、現代の価値観では男性が口紅を塗ることは別にタブーでも何でもないと思うんですよ。逆に幼い女の子と大人との含みのあるやりとり、これは完全に「悪いこと」です。でもリリース当時は(恐らく日本と同様に)そのあたりは全部ぐちゃぐちゃの未分別だった。そういう薄暗さ、濁りみたいなのを口紅一本で表現できるのがチェサンという男…………
あと過去の動画から時系列順に追っていくと、やはり身体的にも精神的にも一番大きく成長を遂げたのがサンなのだろうと感じます。デビュー前のアメリカ研修期の頃はまだ声変わりが終わっていなかったようですし、他にもぬいぐるみが手放せなかったり、話し方も今と全然違う弱々しい感じでかなり驚きました。内面的にも本当に繊細な子供といった印象です。ここからどうやってあの白目を剥いて痙攣するサンに繋がるのか……更に今はもう一皮剥けてファイト・クラブみたいになってるし……
それにしても先の口紅なんかもそうですが、サンは小道具を使った演技が非常に上手い。こういった細部までしっかり血を通わせられるの、センスだなあと思います。
……なんかサンについて書くのメチャクチャ気を使うんですが、大丈夫ですか??サンの成長はそのままATEEZの成長とイコールだと思うので、分かったような口を聞くのが怖いんですよ……なので算命学パートで言いたいこと言います。(そうですか)
あのさあ………………
なにが「あのさあ」なんだという話ですが、サンもホンジュンと同じ三合会局を持っています。(ホンジュンは寅・午・戌の三合火局ですがサンは卯・未・亥の三合木局です)三合会局が同じグループに二人もいるってことある?????確かにざっくり計算すると約72分の1の確率なのでとんでもなくレアとまではいきませんが、だからといってそこかしこにいるものでもないはず……。多分ですが、当時のKQが三合会局的な人材を好んで採用していたのだろうと私は睨んでいます。(エビデンス無し)(あってたまるか)しかも天将持ちだし。王様だらけだな。なんというか、個々の命式を見ているとまさに練習生制度創成期に生まれたグループだなと思います。バランスとか全無視してとりあえず一番火力が出る奴から入れたみたいなピーキーさがある。でもまあ中小事務所が名だたる大手と戦うならそれくらいの博打打たないといけないのかもしれない。
サンの話に戻ります。サンの日干はミンギと同じ「癸」(雨)です。ここはミンギと同じ説明になってしまうので癸同士の相性の話をしようと思います。
サンの癸亥はミンギの癸巳と「納音」の関係です。思考が同じ(癸)で行動が対極(巳ー亥)なので、「似てないのになぜか相手のことがよくわかる」みたいな感じです。割と初対面でお互いのことを良く知らないうちから親しくなりやすい関係じゃないかなと思います。この二人は初期の頃から仲が良かった(サンがミンギにくっついて歩いてた?)ようなので、もしかしたらそういうのもあるのかもしれません。
主星は「禄存星」です。回転財の星と言われています。ビジネスマンで例えると景気のいい営業部、とりあえず採算度外視でバンバンお金やコストをかけまくり、大きなリターンを狙います。また、財というのはお金や土地など有形のものだけではなく、無形の富、ひいては愛を指します。惜しみない愛を与えることで愛を得る人です。その愛をまた与えてぐるぐると循環させていくことに喜びを感じます。
そしてもう一つ注目すべき点は、サンは調舒星・車騎星・龍高星という三奇星が揃っているというところです。この三つは動乱の世で活躍するためにある星です。先の三合会局もそうですが、そういった表現者としての「何か」を地上に呼びだすためのスイッチが、至るところに配置されている。それがサンの命式です。
𝘼 𝘽𝙤𝙮'𝙨 𝘽𝙚𝙨𝙩 𝙁𝙧𝙞𝙚𝙣𝙙
サンはメンバーの中で四番目、ミンギの次に入社しました。それまでダンスはほぼ未経験で、ユノとミンギに教えてもらったそうです。そんな……そんなことってある……???(もうこのセリフ何回言ったかわからない)もちろんちゃんとした先生もいたようですが、ダンスの経験者が大半だったであろう中ではレッスンについていくのもやっとだったのでしょう。そんなときに助けてくれたユノとミンギと同じグループでデビューできたのは本当に良かったと思います。ちなみにダンススタイルはミンギ寄りらしく、そういう血を介さない遺伝みたいなのが見られるのもとても良い。JOY DANCE PLUG IN MUSIC ACADEMYは元BIGBANGのV.I氏が設立したので、すご〜く乱暴な言い方をすると大元はYGの血とも言えるのではないでしょうか。
天中殺はホンジュンと同じ「子丑天中殺」です。
先ほど言いたいこと言いますと宣言したので言いたいこと言うんですが(長い)ホンジュンとサンはコインの表と裏のような存在であり、与えられた役目も非常によく似ています。どちらも子丑天中殺で始まりを担い、三合会局で無限に広がる世界をその内に有している。もしATEEZの軌跡がフィクションの物語だとしたら、ホンジュンのライバルとして配置されたのはサンではないかと思うほどです。私はGuerrillaの暴れるホンジュンをサンが懐柔するようなパフォーマンスがメチャクチャ好きなんですが、正直なところ、本気を出したホンジュンを倒せるのはサンしかいないと思うんですよ。いやまあ倒しちゃいけないんですけどね…………
ふだん憑依型と称されるサンのパフォーマンスですが、私が見に行った公演ではその名残はあれど、地にしっかりと足の付いた存在感が勝っていました。子供と大人の境目だったからこそ呼び出せた「なにか」もまた、サンと共に成長を遂げたのもしれません。
サンの禄存星は父の星です。出身地である南海初のアイドルになったサンは、故郷で同じ夢を持つ少年少女たちを導く父となるのでしょう。血を分けた者だけが我が子というわけではないのですから。
(サンの章 終)
Ⅴ.ソンファ
パク・ソンファ(朴星化)1998年4月3日生まれのO型。グループの最年長で、同い年のホンジュンより誕生日も早いので長男という立場です。ホンジュンとのケミ名はマッジュ。ATEEZのリーダー(キャプテン)はホンジュンですが、マッジュのリーダーはソンファらしい。ATEEZはなぜか役付(?)が多いんですよね……。
私、BTS先輩諸々を通っていないので、リーダーではない長男像というのがいまいち分かっていなかったんですよ。恐らくグループによって違うでしょうし、リーダーがどういう人かにもよるとは思いますが。
で、ソンファは「お母さん」なんですよね。これはなんとなく分かるんじゃないでしょうか。こういうお父さん役とお母さん役を分けるものが何なのかはっきり言語化されてなくても、みんなの共通認識としてあるのが面白い。まあ組織においては先陣切ってみんなを引っ張っていくのがお父さん、そこからこぼれ落ちたものを面倒見良くフォローしていくのがお母さんなのでしょう。
それにしても…………
なんか…………
ずいぶんお綺麗じゃないですか…………………………………????????
長身細身のモデル体型、趣味は掃除、特技はヨジャドルダンス、好きな食べ物はイチゴ…………なんなんだ??こっちが試されてるのか??ハラジアとかもう色々通り越して「大后様」みたいになってるし…………
そのせいなのか(?)やたらとメンバーに担がれたりセットの高いところに乗りがちである。まあ長男だしな。
そんな長男ソンファはいつも弟たちを気にかけ、可愛がり、隙あらばケミ(ウサン)に混ざろうとしてきます。古今東西、ケミとかコンビの二人に割り込んで疑似修羅場みたいなのはよくあると思うんですが、混ざりたいというのは初めて見た気がする。ケミの間に挟まりたいお兄さん…………
ウサンに咲く花でウサンファなの良すぎる。ちなみにソンファの名前をひっくり返すとファソン(火星)で、デビュー前の芸名候補にマルスというのがあったそうです。花になったり火になったり忙しいな。
で、算命学で花といえば乙、火といえば丁ですが、果たしてソンファの命式は…………
ソンファの日干は「庚」です。陽の金性で「鉄鋼」を表します。鉄鋼はそのままではただの硬い塊ですが、動乱の世では武器となり、平和の世では鍬や鋤になります。甲と違うのは、甲は自発的にゆっくりと成長・変化していくのに対し、庚は人が使う形に加工することで変化します。言い換えれば、人に必要とされることで初めて真価を発揮します。ていうかソンファ庚なんだ!?それこそ乙や丁などの陰干のイメージがあった。
主星は「司禄星」です。蓄財の星と言われ、サンの禄存星と陰陽違いの星です。(司禄星が陰)禄存星のどんぶり勘定の営業部に対して、無駄を極力排し本当に必要なところを見極めてコストをかける経理部です。ローリスクローリターンで黒字を積み立てていきます。ソンファは司禄星がもう一つに禄存星もあるので表向きはかなり禄存星的ですが、やはり本質は司禄星です。これはミンギの牽牛星と車騎星の関係に近いですね。司禄星は妻の星、家庭の守り人です。(くどいようですが算命学は昭和に生まれた占術です)誰彼構わず分け与えてしまった結果、自分にとって本当に大切な人達が飢えるようなことは決してあってはならないのです。
𝙎𝙞𝙡𝙫𝙚𝙧 𝘽𝙪𝙡𝙡𝙚𝙩, 𝙃𝙚𝙖𝙧𝙩 𝙤𝙛 𝙂𝙤𝙡𝙙
ソンファはサンの次に入社しています。少し間が開いてるのかな?メンバーの中では後の方ですね。ソンファもホンジュンやサンと同様、KQに入社するまで他の事務所には所属していなかったようです。高校でダンス部の部長をやっていたりスクールに通っていたりとそれなりの下地はあったようですが、先の二人のようにほぼ素人からのスタートでした。
(デビューしたアイドルには珍しくスクール時代のパフォーマンス動画が残っています。赤いジャケットに黒のインナーがソンファ)
ソンファには寅・卯・辰の方三位があります。方三位というのは三合会局と同様に特定の三支が揃うと成立します。三合会局が時空を飛び越えて色々と持ち寄ってくるゼネラリストだとしたら、方三位は一つの季節が生まれ、栄え、死ぬまでを集めたスペシャリストです。というかいくらなんでも三合会局二人に方三位は乗せすぎじゃないか???ただこのホンジュン・サン・ソンファの三人が所謂デーモンラインと呼ばれていることを考えるとなかなか興味深いです。表現者としての引き出しが異次元にあるのかもしれません。
Cyberpunkみたいな無機質な曲の終盤に「これ」を持ってくるの凄まじい。最初見たとき度肝を抜かれました。艶めかしいスタイリングも相まって荒ぶる女神のような迫力がある。これはソンファにしか出せないと思います。
もう一つソンファの大きな特徴として、「自我に向かうエネルギーが非常に少ない」というのがあります。算命学の言葉で言うとソンファの日干の庚が命式内のどこにもありません。(陰陽違いの辛もありません)正直ホンジュンの自我と足して二で割ると丁度いいくらいです。いや、それでもホンジュンの方がまだ余るな……(どんだけ??)
その代わり「他者に働きかけるエネルギーが非常に多い」のです。それこそホンジュンの自我に匹敵するくらいある。もし算命学が分かる人に二人の命式を見せてどっちがお父さんでどっちがお母さんポジションか聞いたら十中八九ホンジュンがお父さんでソンファがお母さんと答えると思います。まあ検証のしようがありませんが……。
私、ソンファのいいところは、欲しいものをちゃんと欲しいと言えるし、先に差し出せるところだと思うのです。だから率先して人の世話を焼き、人の輪に入っていく。一人より二人、二人よりみんなで……たとえ自分に自信が無くても、もしかしたら傷つくかもしれないけど、そこに自分が求めるものがある限りソンファは決して諦めないのです。私はホンジュン寄りの人間なので最初なぜソンファがそんなに他人に対して必死なのか分からなかったのですが、これを書きながらソンファの気持ちに少しだけ近づくことができました。私はこのために算命学をやってきたのかもしれない。
KINGDOMのWONDERLANDにて、迫りくるクラーケンを銃で倒したソンファは、THE FELLOWSHIP : BREAK THE WALLでは刀を掲げて立ち向かっていました。もう恐ろしい海獣はいません。では、あのときソンファが斬ったのは一体何だったのか?表現者として人前に立つということは、それだけで戦いです。軍神マルスの名を冠したその人は、弟たちをその背に守りながら武器を構え続けるのです。錨を下ろすその日まで。
(ソンファの章 終)
Ⅵ.ヨサン
カン・ヨサン(姜呂尚)1999年6月15日生まれのA型。ビジュアル担当で、「神が舞い降りたようなビジュアル」と称されるルックスの持ち主です。低音ボイスとちょっと天然で不思議な性格が魅力。
そういうのいいから!!!!早く!!!!ヨサンの!!!!!話を!!!!!!させろ!!!!!!!!!!!!!
ヨサンーーーーーーーーッ!!!俺だーーーーーーーーーーーッ!!!!!!
先述の通り私はミンギ推しなんですが、ヨサンも推しです。グループ内に推しが二人いるの生まれて初めてかもしれない。とにかく顔が好きすぎるんですよ……。なんかヨサンの顔が好きっていうの一周回って「わかってない」感が凄いですが、好きなものはしょうがない。外見は内面の一番外側です。
デビュー前の芸名候補も「ローガン」「ケイン」「アラン」とゴリッゴリの西洋風で、ヨサンをどう売り出したかったのかが何となくわかる。というか当初は全員芸名をつけようとしていたらしいんですがKQは一体何を「創」ろうとしていたのか……?後輩(xikers)に引き継がれているわけでもなさそうですし、今後明るみになることもないのでしょう。
で、アチズに本格的にハマる前はこのあたりのブラウン〜ハイトーンヘアのイメージで止まっていたので、正直「華奢な王子様」くらいの印象でした。そこから(当時)最新のハラジア期のコンテンツをしっかり追い始めたんですが、、、
嘘でしょ……………………
えっヨサンってこんなにゴリッゴリだったっけ………………………??レタッチとかじゃなくて…………………………………???(筋肉をレタッチすな)INCEPTION期あたりから体を鍛え始めたそうですが、めちゃくちゃ筋肉のつきやすい体質らしく、鍛えれば鍛えるほど仕上がっていく。さすが骨スト。ミンギのれんごくモリも結構な衝撃でしたがヨサンの筋肉はそれ以上で気がついたらヨサンに狂ってた。これはだめでしょ。正気を保てない。正直今のヨサンが好きすぎるのでローガン(ハイトーン髪)に戻ったとき夢から醒めてしまうかもしれない………………
嘘です。ローガンも好き。ていうかどのティザーも大概優勝なのに、その上で「すっぴんが一番盛れてる」みたいなところあるの恐すぎじゃないですか???左目のバースマークも神秘的で、ハラジアでは敢えてメイクで消さずに生かしていたのがとても良いです。
で、私、実はアチズの中でヨサンのダンスが一番好きなんですよ。顔だけじゃないです。ちゃんとわかってます。(ほんとか?)見た目のおとなしそうなイメージからは想像もつかないほど「強い」ので見ていて気持ちがいい。動きが直線的で足さばきにキレがある。格闘技みたい。昔からダンススタイルは変わっていないようなので、体を鍛えることによって自分のやりたいパフォーマンスにより近づいたのではないかと思います。
(ハラジアのチッケムはなんぼあってもいいです)
まってヨサンの紹介文長くない??なるべく全員同じくらいの分量になるようにしてるんですが、ヨサンは無理だった。ミンギは過去のエントリで語る機会があったのでまだ抑えきれたんですが……まあいいや……
ヨサンの命式です。
なんかホンジュンのすべてを押し潰す重戦車みたいな命式やユノの鉄壁の移動要塞みたいな命式を見てきたのであれなんですが、ヨサンもだいぶ「「「強」」」です。誰が石門天将二人入れていいと言った。なんならミンギの命式が一番華奢みたいなところさえある。ソンファもメンバーの中ではややスマートですが何せ方三位持ちなので……
ヨサンはホンジュンと同じ「戊」(山)です。戊の人、ホンジュンなんかもそうですが、細身でも体の芯がしっかりしていて身が詰まってるイメージがあります。逆に癸の人はたとえ体格が良くてもどこか柔らかい。サンとかもあれだけ鍛えていてもなんとなくフワッとしてるような感じがする。庚の人は皮膚とか骨が硬そう(適当か??)甲はちょっとサンプルが少ないのでわかりません。
ヨサンの主星はユノと同じ「石門星」です。ユノと違うのは、牽牛星が東にあるところ。パブリックな場では空気を読んでスマートに振る舞うことができます。で、牽牛星は石門星を諫めるので表からは見えにくいかもしれませんが、本質は気取らずざっくばらんな人です。王子様は王子様でも、しょっちゅう城下に降りて庶民に混じって何かしてる。そんな感じです。
で、天将星です。天将星は王様の星ですが、それ自体は希少というわけではなく、十二大従星という12個の星のうちの一つが割り振られているだけです。なので組織に複数いてもおかしくはないんですよ。何なら私も持ってますし。(いら情)
ただホンジュン、ユノ、サンにヨサンとグループの半数が天将持ちというのはあまりにも重量オーバーではないか?KQはほんとに何を生み出そうとしていたのか?そんな右も左も王様だらけのこの地で、ヨサンはいかにして自分の居場所を見つけていくのでしょうか。
𝙒𝙝𝙚𝙧𝙚𝙫𝙚𝙧 𝙮𝙤𝙪 𝙖𝙧𝙚
ヨサンはソンファの数日後に入社したので、ほぼソンファと同期と言って差し支えないでしょう。そんなヨサンはなんと「スカウト組」です。あのHYBE(当時はビッヒ)の元練習生で、辞めたあとKQを含む複数の事務所から声がかかったとか。関係ないですが最初のホンジュン入社から一人ずつ時系列順に追っていくと「KQ、とうとうスカウトに行けるくらい受け入れ態勢が整ったのか……」と謎の感動が得られます。(?)最初はレッスンのカリキュラムすらありませんでしたからね。
で、私どっかでヨサンが数ある事務所の中からKQを選んだのはホンジュンがいたから……みたいなのを見たような気がするんですが、ちょっと一次ソース当たれませんでした。ただラジオでホンジュンが新人開発チームの人からヨサンの話を聞いて一度見てみたいと言ったようなので、入社前に二人が会っていることは間違いないようです。
ヨサンとホンジュンは戊戌ー戊午の大半会の関係です。またEDEN氏とも戊戌ー戊辰の納音なので、やや強引ですが算命学的に見るとヨサンはこのあたりの縁に惹かれて入ってきたのかなと解釈しました。特にホンジュンとの大半会は世界の広がり、この人と一緒なら何か大きなことができるのではないか……そう思ったのかもしれません。
ホンジュンの育児難易度堂々一位のヨサン。ホンジュンにとってもまたヨサンは計り知れない思考回路の持ち主なのである。(ミンギより上ってどない????)
そしてKQ入社の経緯もそうですが、ヨサンはあの物静かな性格に反して、常に「人に流されるのではなく自分の意志で進む道を選択している」と感じます。学校では生徒会長を務めるほどの優等生にも関わらず、両親の反対を押し切ってアイドルを目指し、しかも学業ときっちり両立させていました。ビッヒを退社したのもTXTの選抜に漏れたからなのかは分かりませんが、大手に残るよりもKQという小さい事務所でやり直すことを選んでいます。私はここに石門天将の力強さと、険しい道を選ばずにはいられない性を感じるのです。そしてヨサンはATEEZとしてデビューし、THE SHOWの司会を三年連続で務め、自分のコーナーでゲストの他グループを率いてカバーダンスをする……ここがヨサンが築き上げた城なのかもしれません。
私は今回のアンコンで、ヨサンのHorizonとSay My Nameのセンターパートをこの目で見るのを楽しみにしていました。あの月の光が呼ぶとき、世界を覆い尽くすように、僕らは行く、地平線のその先へ……ヨサンがセンターに立つと、いつもヨサンが皆を率いて踊ってるように見えます。その誇らしげな姿に、僕はここにいるというヨサンの確かな主張を感じました。
(ヨサンの章 終)
Ⅶ.ジョンホ
チェ・ジョンホ(崔鐘浩)2000年10月12日生まれのO型。グループのマンネで、ATEEZの楽曲を支えるメインボーカルです。高音になればなるほどパワーを増していく圧倒的歌唱力の持ち主。
ジョンホちゃんの歌はどの楽曲でも凄いので、私は個人的に好きなPSYニムのRight Nowのカバーの話をしたいと思います。
まず初手ホンジュンとシンメ(ホンジュンとシンメ)で先頭に立ってバチバチに踊ってるのが普段あまり見られない編成で新鮮。ジョンホちゃん普通にダンスも上手いですからね。なんで名ボーカルはダンスもふつ〜に上手いんだろうな。その話も後でします。
そんでここ
この兄たちが作った花道を歩いてくるところ!!!何度見ても痺れる。昔の曲なのでメロディラインがこってりしていて音域もいつもより低いのでとてもかっこいい。というかこの紫スーツがまたいいんですよ。ATEEZはメンカラ決まってないですが、ジョンホといえば紫みたいなところありませんか?マイクも紫だし、グッズに使われている色もだいたい紫だし。この色も素材も重厚感のあるスーツ、すごく似合ってると思います。チェジョンホ、コンキルマンコッチャ……。
あとカバーと言えばサンの話でも取り上げたBLACK CAT NEROのステージのジョンホちゃんも結構ウッ……となるのでおすすめです(?)サムネにもなってるし。
で、ジョンホは先述の通りダンスも上手い。歌唱パートが多いので力を抜けるところは抜けるような振り付けになってると思うんですが、素人目にはぜんぜんわからない。みんなとほぼ同じくらいのパワーで踊ってるように見える。
KQ Fellaz時代の二つ目のパフォーマンス動画では堂々のセンターです。これの前にMIXNINEでボーカルとして出演しているので最初からダンサーではなくボーカル枠だったと思うんですが、それでもセンターを任せられるくらいの力量があるということではないでしょうか。更にラップもふつ〜に上手いし、逆に何ができないんだ???
あっでも愛嬌は苦手かもしれない。いつもだいたい顔が死んでるので、どうしていいかわからないんだと思います(良い)
そんな愛されマンネ、ジョンホちゃんを見ていきたいと思います。
なんか戦士・戦士・戦士・戦士みたいなバカのドラクエにやっと「魔法枠」が来た気がする。リアルではジョンホが一番フィジカルが強いですが、算命学で見ると割と精神世界の住人だと思います。
ジョンホの日干はサンやミンギと同じ「癸」(雨)です。癸三人目。癸卯なので今年の干支でもあります。
蛇足ですがこの黒いウサギというのは癸の水性が黒を象徴するからだと思われます。干支を卯年ではなく癸卯年と表現するところとか、韓国では陰陽五行思想が身近にあるようです。(日本も昔はそうだったみたいですが)
で、癸卯です。癸卯はサンの発亥と大半会の関係です。干支は違いますがホンジュンとヨサンの大半会と同じ。サンがパフォーマーとしてあまりにも卓越すぎて忘れられがちですが、ここはボーカルコンビなんですよ。最近はみんな割とオールラウンドですが、歌を聴かせるぞ!!という場面ではこのコンビを持ってくることが多い気がします。私は思想が非常に強いのでチェチェズに天城越えみたいな女の情念の曲を歌ってもらいたいんですよ。いつか頼みます。
相性の話ばかりで恐縮ですが、他にもヨサンの戊戌と干合支合です。干合支合はユノの話でも出てきましたが、天干(戊ー癸)が磁石のように引き合い、地支(戌ー卯)が同じ次元でまとまる良縁です。なんかジョンホちゃんって気がつくとヨサンにくっついてませんか??そんなことない??多分ヨサンは他の兄たちと違って奇声を上げて飛びかかってきたりしないので安心なんだと思います。(?)
ヨサンとツーショット撮りたくてすかさずヨサンの隣に座り後から割り込んできたソンファを追い出すジョンホちゃんいじらしすぎて泣ける。長男を追い出すんじゃないよ。(このあともう一回乱入してくるソンファも大概だけど……)ちなみにソンファとは庚辰の律音があります。基本的に生まれ年が同じなら年干支同士の律音になるのですが、ジョンホだけは同い年のメンバーがいません。なので案外ソンファがそれに近い役割をしているのかも……?
癸の話からだいぶ逸れてしまった。三人もいると書き分けできんわ。ただ個人的に癸三人の中で一番癸っぽいなと思うのはジョンホです。癸はなんかおとなしい職人というイメージがある。
そんなジョンホの主星は「龍高星」です。冒険の星、外の世界へ旅をする星です。何のために旅をするのかというと、自分や自分の祖先が知らないことを経験するためです。そのためには、生まれた土地を出なければならないのです。
𝙈𝙞𝙣𝙨𝙩𝙧𝙚𝙡 - 𝙃𝙚𝙧𝙤𝙚𝙨 𝙉𝙚𝙫𝙚𝙧 𝘿𝙞𝙚
ジョンホはメンバーの中で7番目と最後の方の入社ですが、過去には別の事務所に所属していました。トータルでの練習生としての期間はメンバーの中で一番長いそうです。中学生くらいから始めてたのかな?もともとご両親がスポーツ選手で、サッカー選手を目指していたジョンホ。しかし歌を褒められたことで歌手になるという夢が生まれました。(Draw My Lifeより)そのあたりの経緯がATEEZのストーリーの「ラグビーバスケットボール選手を目指していたが怪我をしてしまい断念した」というジョンホの設定にも生かされています。いや負の方向に寄せるんじゃないよ。(すみません長らくラグビーと勘違いしてました)一応ジョンホがサッカーではなく歌手の道を選んだのはそういうネガティブな理由ではなかったはずですが……多分……
ジョンホの龍高星は別名「継母の星」と言われています。EDENPDの玉堂星、「母の星」とは陰陽違いです。(龍高星が陽)継母というとどうしてもシンデレラなどの意地悪な継母を連想してしまいますが、要は血の繋がりのない育ての親です。乳母と言ってもいいかもしれない。血の繋がりがないということは、「その家系とは別のバックグラウンドを持っている」ということです。
先日の不朽の名曲でATEEZは「질풍가도」(疾風街道)という曲のカバーを披露していましたが、これ、韓国のキン肉マンの主題歌なんですね。私は知らなかったんですが、向こうでは野球の応援歌になるほどの有名曲だそうです。日本でいうとワンピースの「ウィーアー!」とかそういうポジションなのかな……?
とまあ生まれた土地が違えばそういう文化も違ってくるわけで、実のお母さんが歌ってくれる子守唄とは別に、乳母が歌ってくれる子守唄がある。そういう異文化のミームを獲得する、獲得したいのが龍高星という星です。スポーツ畑の家に生まれたジョンホにとって、「歌手」という道がそれだったのではないでしょうか。
他にも、ジョンホの宿命にはかなりの苛烈さがあります。細かく解説することは避けますが、一言でいうとスクラップ・アンド・ビルドの人生です。今手にしているものを壊さないと進めない、そういう人もいるのです。
同時に、どこまでも広がっていく宿命のメンバーが非常に多い中でジョンホは担っているのは「壊し屋」「調整者」の役目です。だからこそのマンネなのでしょう。木も生えすぎれば生態系を壊しますし、水も多すぎれば氾濫を起こします。広がることは良いことばかりではありません。一度始めたらいつかは終わらせなければならないように、広げたものは畳まないといけないのです。あの堂々として落ち着き払った風格からは想像もできない激しさですが、逆に言うと、数々の修羅場をくぐり抜けてきたからこそなのかもしれません。防音室の中でどれだけ声を張り上げて歌の練習を重ねても、外からは誰にも聴こえないように……。
私が参加したアンコンの客席でひとつ印象的だったことがあるのですが、私の近くにいた韓国人の女性がジョンホに熱烈な声援を送っていました。初めは静かだった客席も彼女に触発され、次々と声を上げ始めました。ステージから遠い席だったので、もしかしたら私たちの声援は届かなかったかもしれません。けれどジョンホのまっすぐで力強い歌声が私たちにもしっかり届いたように、私たちの気持ちは届いたのかもしれない。そう思いたいです。
(ジョンホの章 終)
Ⅷ.ウヨン
チョン・ウヨン(鄭友榮)1999年11月26日生まれのA型。メンバーでは下から二番目です。ユノ、ミンギと共にATEEZのメインダンサーを務めています。正統派のユノ、野性的なミンギに対してセクシーでしなやかなダンスが特徴。メンバーの中では小柄な方ですが長身二人に負けず劣らずの名手です。
とうとう最後のメンバーになってしまった。みんなお待たせ、ウヨンだよ。その交友関係の広さから他グル界隈でもちょくちょく名前が上がるウヨン。私も「とりあえずアチズはウヨンだけ知ってる」から入りました。
で、ATEEZの中で演技派といえば真っ先にサンの名前が上がりますが、私はウヨンも結構なものだと思うんですよ。今回のBOUNCYのカムバでもウヨンの怪演が光っていました。ここでカムバの話するんかいという感じですがヨサンのこと書いてるあたりでカムバが始まってしまったので……(そして今これを書いてるあたりで終わった)
そういうわけでBOUNCYです。
というかやっぱりウサンが凄いんだわ。このペアは頭ひとつ抜けてる。まさか「車中泊しながら八百長で稼ぐレスラーとプロモーター」という設定で来るとは思わなかった。ふつうに映画一本分くらいの濃度である。
あまりにもあまりすぎてリアクション動画でも一瞬どよめきが起きるくらいの迫真の演技。これだからウサンは…………
とまあサンに匹敵する表現力を持つウヨンですが、それが口にまで及ぶのかとにかくよく喋る。みんなの1.5倍のスピードで喋る。WANTEEZで健康診断のため強めの麻酔を打ったときも(いや企画……)異常に喋っていました。自分でもそうなることがわかっていたのか、失言するんじゃないかとメチャクチャ気にしてましたし……
更に飲酒回でもよく喋るしやっぱり失言しないか気にしてる。まあ気にしてる割に結構なことを言ってましたがそれもご愛嬌。
またキス魔なので誰彼構わずポッポする。どんだけ人懐っこいんだ。(人懐っこいで済む問題か??)多分探せば全員分あると思うんですが、ちょっと探す勇気がなかったのでやめました。精神の消費カロリーが高すぎる。
そして年の離れた弟(2015年生まれらしい)(2015年生まれって……)がいるので子供の扱いもとてもうまい。初対面の子でもまったく距離感が無いんですよね。なんというか、男だからとか女だからとか子供だからとかではなく、人間が好きなのだろうと思います。
そろそろウヨンの命式を見ていきたいと思います。
……正直に言うと、私はこの命式からウヨンのパブリックイメージである「陽キャな人たらし」を読み取ることができませんでした。だから書くのを年齢順ではなく入社順にして、ウヨンを一番最後に持ってきたのです。
もちろん私の腕が悪いからかもしれませんし、そもそも占いですべてがわかるわけではありません。特に生年月日から見る占い、命術の的中率は三割程度と言われています。命術とはその人が生まれる前に描いた設計図であって、必ずしもその通りに生きているとは限らないからです。生まれてみたら意外とあれもやりたい、これもやりたいとなることもあるでしょうし。旅先で予定通りに動くか予定を無視して行きたいところに行ってみるかみたいなものです。
強いて言うならウヨンの日干の「壬」は陽の水性で、「海」を表します。海は国や大陸を繋ぐものであり、すべての生命の源でもあります。人との垣根があまり無く、大らかで好奇心が旺盛な性格です。そのあたりが人懐っこさに繋がっているとも取れますが……。
主星はホンジュンと同じ自我の星の「貫索星」。これが東と南にある二つの「調舒星」に莫大な力を与えます。調舒星は表現の星、アーティストの星、そして「少女の星」です。繊細で感受性の強い、思春期の少女です。それが二人もいる。貫索星は木性で調舒星は火性の星です。貫索星の自我が薪となり、調舒星たちの表現力を燃え上がらせるのです。
𝙒𝙤𝙧𝙙𝙨 𝘼𝙧𝙚 𝙉𝙤𝙩 𝙀𝙣𝙤𝙪𝙜𝙝
ウヨンはメンバーの中で最後に入社しました。もともとはヨサンと同じビッヒの練習生で、ヨサンを追いかけてKQに入ったという激重エピソードがあります。そんなことある!?!?(定期)いやこのエピソード自体も相当ですが、そこでウヨンはサンと出会ってお揃いのタトゥーを入れるくらいに意気投合します。そんなこと…………………ある………………………!?!?!?ケミの売り方があまりにもあまりすぎる。まあヨサンはそういうことを気にするタイプではなさそうなのが救いですが…………
で、私はウヨンのダンスも好きなんですよ。ビッヒの血が好きなのかな?どうなんだろ。むしろヨサンとは真逆の踊り方だとは思いますがどっちも好き。そしてサンやホンジュンやソンファは何かを降ろすにしてもちゃんと自分自身は「こちら側」にいて、「こちら側」に降ろしてきていると思うんですよ。それに対してウヨンは自分を「向こう側」に置いてきている。そう見える時があります。私の主観ですが……。
そして、ウヨンのダンスの話で一番書きたかったことがあります。この動画のことです。
WATCHAオリジナルドキュメンタリー「次の空白を埋めてください」で企画されたコレオです。私は初めてこれを見たときかなり食らってしまい、半日くらい引きずりました。これを自分の内側から出せるウヨンが怖いとさえ思った。人のダンスを見てここまでやられたのは生まれて初めてかもしれない。何度も見ていますが実は未だに少し怖いです。怖がらせるためのものではないのは分かっているんですが、気を抜くと引きずり込まれそうなので。
スクショを撮るために久しぶりに見返しましたが、見ている間ずっと苦しい。周囲の空気が止まる感じがする。皆さんはどうですか?そんなことない?自分でもよくわからないんですが、波長か何かなんだろうか。
そもそもこの動画に使用されているLogicの楽曲自体が強烈なメッセージ性のある曲です。タイトルである「1-800-273-8255」とはアメリカの自殺防止ライフラインの番号です。ウヨンがこのコレオで私たちに伝えたかったこと。それを思うとやはり胸が詰まります。尚、ウヨンがこの動画をアップロードしたのは今年の1月です。この動画、再生回数に対してコメント数が非常に多いのですが、それだけウヨンからのメッセージに感じ入る人が多いのでしょう。
(本編は有料コンテンツですがまだ見ていない方は是非見てほしい。ウヨンが今までどう生きてきたか、表現者としてどうありたいかが語られています)
ウヨンが持っている「調舒星」は伝達本能の星と呼ばれ、アウトプット、他人や自分の外側に働きかけます。他人への働きかけというとソンファの「司禄星」やサンの「禄存星」と似ているように見えますが、この二つの目的は「愛情の蓄積/循環」です。言葉を選ばずに言うと、「相手の反応ありき」なのです。相手の宛名をきちんと書いて(ちゃっかり返信用封筒も入れて)相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら書く手紙です。
対して、ウヨンの調舒星は宛名のないボトルメールです。あてのない手紙をひたすら丸めて瓶に詰める、孤独な作業です。なぜそんなことをするのか?それ自体が目的だからです。受け取り先の反応を求めるのではなく、自分の中にあるものを形にして世に出す。そこで終わりなのです。どこに届くかもわからないし、受け取った相手がどう思うかもわからない。それでも確かに、彼は海に向かってそれを投げたのです。
私が参加したアンコンの途中で、ウヨンは怪我をしてしまいました。終盤のメントでは予め用意していた日本語ではなく、急遽考えたであろう韓国語で怪我のことや今思っていることを沢山話してくれました。通訳の方が訳すまでの僅かな間、言葉の意味はわからなくても、ウヨンが何を伝えたかったのかは感じ取ることができました。ウヨンもきっとそれを信じて、自分の生の言葉を届けようとしてくれたのだと思っています。
(ウヨンの章 終)
終話
アンコン行く前からこのエントリを書いていたのですが、気がついたらアンコンはおろかカムバすら終わってた。5冠おめでとう。入れ替わりで私がカムバです。(やかましいわ)いつもなんですが、算命学シリーズは書いている途中本当にしんどくて、なぜこんな苦しみながら書かなければならないのか……と思うことも少なくないのですが、書き終わるともの凄く寂しい。ずっと書いていたい。(でも苦しい)私が書いたのは2023年現在の彼らの姿なので、これからもきっと変わっていくはずです。そのときに昔こんなこと書いていたなあと振り返れればいいなと思います。
ありがとうございました。
(航海日誌 算命学で見るATEEZ 完)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?