ただ跳ねてるだけ。

ふわふわドームというものをご存知だろうか？
一つの円が直径７〜８メートルのおっぱい型の空気が入っている子供用の遊具である。
近所にそれがありおっぱいの山は高さが少し違って高めと低めに別れている。子供の年齢によって低いものは未就園児まで高いものは小学生と分けてある。

ただ跳ねるだけのものである。トランポリンのようにバネではないようなので飛び跳ねても大した高さにもならない。
でもこれが子供達に大人気で休日ともなればぶつかりそうなぐらいごった返している。

夏休みで子守を頼まれ双子の５歳の孫を連れて行った。
到着すると慣れた感じで靴と靴下を脱ぎ駆け出して行く。
ひたすら飛んでいる。跳ねている。
時々山を転がり落ち麓を走り回っている。
同じ幼稚園のお友達を見つけさらにパワーアップして走り回っている。
孫たちだけではない、そこに来ている子供たち皆文字通り飛び跳ねて楽しそうだ。
笑い声をあげ駆け抜けて行く。

子供ってこれだけのものでこんなに楽しめるのね。
TVアニメの変身系のおもちゃや知育玩具、PCで遊べるものや今はなんでもあるけど、全身で跳ねてるだけの遊具で子供たちはとても喜んでいる。
２時間以上そこで遊んでいた。
帰ろうと誘うとまだ遊ぶというので帰ってきた娘に託してばあばがそそくさと退散した。

喜びや楽しみって案外そんな単純なものじゃなかろうかと思う。
ばあばもちょっとやってみたかったな。