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#毎日新米人事日記 7日目:人事が教える、最強のコミュニケーションHack

#毎日新米人事日記 とは?
 スタートアップの新米人事として奮闘する23才女子が、毎日の学び、考えたこと、反省、会社への愛、たまに家族や恋人や友達への感謝、読んだ本の感想などを1日の終わりにうだうだ書く連載。新米人事の成長と学びを優しい読者の皆様に見守ってもらうことが目的です。

 結論から言うと、最強のコミュニケーションハックは「お礼と感謝の伝え方」ここに極まれりだと思うわけです。人事たるもの、というか人であるからこそ、お礼の伝え方・感謝の伝え方には気を使って行きたいなあと思う今日この頃。個人的に、やって喜ばれた感謝の伝え方みたいなものを本日の日記とします。

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 これ、言うと驚かれるのですが、私は常に「ちょっとした金券」を持ち歩いています。だいたい、アマギフカード、スタバカード、QUOカード。どれかは必ず財布に入っています。

 別に会った人にお金をプレゼントするおじさんになりたいわけでありません。どちらかというと、何かあった時に人にそれをお渡しするため、です。

・経営者、士業の方と会って、専門的なことについて伺い、ご厚意で無料で相談に乗っていただいた時
・私都合でリスケジュールになった打ち合わせでお会いする時
・止むを得ない理由で遅刻してしまった時

 だいたいこういったシーンで、「ほんとうにありがとうございます、今日のお礼/お詫びに、本当に気持ちだけなんですけど、ちょっとだけ受け取ってください」とお渡しします。もちろん、「受け取れないよ、気にしなくていいよ」と皆さんいってくださるのですが、最後は私が受け取ってくださいとお願いします。

 この考え方、実は母から譲り受けたものです。

 私の母はずっと自営業です。お世話になっている会社さんに伺う時、打ち合わせの時、必ず手土産を持っていきます。女性の多い職場には、ハンドクリームなどの詰め合わせをプレゼントしている、ともいっていました。小さい頃から、家には必ず持って行く用のお菓子がいつもいくつかありました。

 ありがたいはなし、これをすると必ずお相手の方の印象に残れます。自分から、感謝をしっかり示さなければいけないタイミングでほんの少しにお礼をできることは、個人的には気持ちいいなあと思います。

 もちろん、この伝え方を使うときは「こんな少額で解決できると思うのか!」って思われないような渡し方や、相手の反応をみるのは忘れません。あとは”会社の人間として”お会いする時も、基本的にはやりません。TPOはわきまえつつ、私と言う個人が感謝すべき時につかう、ちょっとした気遣いです。

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 ……というか。ちゃんと感謝の気持ちを示せてる人ってどれくらいいるんでしょうか。私も含め。

 「ありがとう」「ごめんなさい」をちゃんと言葉にしましょう(キラキラ)(ハート)みたいな言説はTwitterでもよく見かけますし、案外ちゃんとここについて考えている人、少ないのでは。

・本来であれば専門的で、対価が必要なことを厚意で教えてくださった時
・教えてもらったことが役に立った時の、後からのお礼
・相手の時間をつかったときの、”時間”へのお礼

 少なくともこういう、目に見えないことに対してお礼をちゃんと伝えられる人間になりたいなあと思うのです。人事としても、人としても。

 候補者さんと対面するたび、「私はこの人の貴重な1時間をもらっている」と思いながら向き合えているんだろうか。そうならなくちゃならないな。お礼と感謝、伝える方法にバリエーションがあってもいいとおもいます。

 

スタートアップでがんばっております。ぜひ翼をさずけてください。