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介護ほけん、医療ほけん、制度について

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制度は「くらしを豊かにする」ために設計されています。 ただ、知らなければ豊かになる歩みを踏み出すことすらできません。 このマガジンではリハビリにまつわる介護保険、医療保険や制度に…
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#さっとん

訪問リハビリを医療保険で使えるのはどんな時?

訪問リハビリは原則、介護保険を使ってのリハビリです。 しかし、訪問リハビリを医療保険で使う時があります。これは患者さんにメリットとなる設計がされてるんです♪ 今回は ・医療保険を使えるのは患者さんにありがたい設計になっていること ・どんなケースで医療保険を使うのか? この2点についてnoteします。 医療保険を使うケースは「患者さんにメリット」医療保険を使えるとメリットなのか?を大きくまとめると、 ①介護給付上限額を気にせずに使える ②医療者が頻回に訪れることができる ③

要支援と要介護を分ける「唯一の壁」

生活期(維持期)を担う医療者であっても、案外介護保険を使うための介護認定ってどうやって決められるの?というルールを知らなくて、ケアマネージャーさんと話が噛み合わないセラピストが多くいます。 介護保険制度を理解しているセラピストは少数派それは当たり前の話で、理学療法士全体の1/10しか生活期の介護部門で働いておらず、しかも制度理解が必要な管理者となるとさらに1/10程度となります。そのため、介護保険制度を理解している理学療法士は100人に1人と言っても過言ではありません。(概

「リハビリで良い病院」を選ぶための6項目

この業界に長くなると、知り合いから「リハビリで良い病院知らない?」と聞かれる事があります。 この質問への回答は非常に難しい。 理由は「良い病院の定義が不明瞭」であるとことと、有名な先生が居ても「その人が担当する確率は非常に低い」ことがあるからです。 一般的に、病院は大きく分けると の3つに分られます。 質問をされる時には、特に②「ケガ・病気の症状が安定してガンガンリハビリする」回復期病院へ転院するタイミングで「良い病院はどこ?」の質問を受けます。 就業している地域

【回復期リハビリ病院】入院中はどのくらいの時間、リハビリするの?

骨折・脳卒中などにより入院を余儀なくされて、「回復期病院」とよばれるリハビリ病院に入ったらどれぐらいの時間、リハビリを受けれるものなのでしょうか? 後述で、全国のアンケート結果を掲載しますが、ズバッと答えると 1日あたり100分〜180分であることがわかります。 全国にリハビリ病院は90,000床があるといわれており、脳血管疾患や骨折・人工関節などの手術を受けた方が90%を占めます。 実はリハビリ病院といえども、その規模やマンパワーによって「リハビリ時間」には開きがある

多職種連携は「脳にしみこむことば」を届けよう

医療職から共有される文章ってわかりづらくありませんか? 会話ではつたえやすかったり、つかみやすいのですが「文字」になるとアレルギーが起こっちゃう、と他職種からささやかれることがあります。 しかし、文字でとどけることができれば、仕事の効率化に大きく貢献できちゃうんです。 だって、生活期の現場は電話をかけても「担当者が席を外しています」が、お決まりの多発問題だからです。 今回noteでは医療者側が文章作成で「脳にしみこむように理解」してもらえ、効率化にきっと役立つ方法をお伝