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イライラの理由その2怒りの鏡反射

は~い、皆さんお元気?

今日も前回からの続き。

恋人の行動にイライラしてしまう理由は自分の欲求が満たされない時と、説明が上手くできない自分への苛立ちの場合もあるのです。前者は単純に自分中心の思考だと言うだけなので特に説明することもないでしょう。他でも書きましたが本当に望むならこうしてほしいと伝えてみましょう。

では後者を見てみましょう。

これは怒りの鏡反射の可能性があります。自分に向けるはずの怒りと冷静になればわかることだけど自分を守るためにその怒りの感情を相手に反射して当ててしまうことです。お店へのクレーマーとかはこのパターン多いですね。

自分が当然と思う行動をしてくれずイライラが生まれた時、相手になんでそんな必要あるの?と聞かれた時に説明、説得できますか?。例えば女だからとか恋人だからとか世間ではそうでしょとか立場による大枠の主張は伝えられても確たる答えを出せないと言うことは本人もぼやっとしかわかっていないことを相手に強制していると言うことです。 

私は客だから!も近い思考だと思います。 

子供が他者を叩いた時にどう説明しますか?相手が痛い思いをするとか具体的な説明ができますよね。この時他人だから叩かないの、だと納得できる回答にはなっていないと思います。

これと前の言葉を繋げてみると      恋人ってそういうものでしょ=他人だから叩かないと同じになってしまうのです。詳細まで自身が説明できないことを相手に望んでは反発されます。さらに自分の中では「説明して納得させたいけどできない自分」にたいするイライラがわきます。それが怒りになり相手にぶつけてしまうのが鏡反射です。

でもそういう時ってなぜ自分はそこにこだわるのか、自分にとってなぜ大切なことなのかよく考えるきっかけになると思います。そこでしっかりした答えが出れば自信を持って相手を説得できるでしょう。

細かく書きましたが大雑把に言うと説得材料を持たない自分にもイライラしているのです。世の中にはルールやマナーがあります。それに紛れて刷り込みされた常識もあります。その刷り込みは刷り込みされてない人にとっては異国の風習と同じ。どちらが悪い訳でもないのでそれを踏まえて怒らず理解を求めるように話し合いましょう。刷り込みによる常識行動は他者からしてみれば「自分がしてほしいこと」なんです。

この現象は仕事の場でも見られます。

例えば後輩に仕事を教えながら自分の仕事するなんて無理と言うのは自分に余裕がないか、人に教える手段があまり身に付いていないということです。人に何かを上手に教えられる人は集中力を向けずともさらりとできます。ってことは自分の仕事にそれほど影響は出ないでしょう。よっぽど手のかかる人であったりそもそも人に何かを教える立場にいなければ勿論何で私がと思うのは当然だと思います。

その余裕すらないくらいの仕事を持たされてるのに新人まで押し付けられているのなら単純にブラック企業の可能性があります。で結局教えてもらえない後輩は仕事が覚えられずやめてしまいます。ブラック企業は人の居着かないサイクルになってしまうのです。

でももしあなたが(性別に関係なく)良い親になりたいと思っているなら、摩擦の少ない恋愛をしたいと思うなら、実は教えるというスキルはとても重要です。

子供にイライラしてしまうのも原因の多くは、子供の行動を受け入れられなかったり教えるスキルがないために上手に伝えられず、子供に命令してしまうのです。さらにその命令に納得できず子供が反発してさらにイライラが募るという悪循環に陥っていることが子育ての相談を受けていてとても多いからです。きちんと説明すれば子供も納得してくれますしそれでも主張を押し通そうとしたらそれはワガママよと伝えられます。ワガママと言っていいのかどうか、その基準が「教える」なんです。

まぁアタシの場合はそのワガママすら許してしまい保護者に怒られることもありますが…(反省)

さすがに夜泣きの年齢のときは教えるもなにもまだなので一方的でとても疲れて大変だと思います(それでも子供は情報を無限に吸収しているので話しかける、伝えることはして下さい)。そんなときは他者の力を是非借りてください。でも、もう3才すぎれば十分言葉のやりとりもできます。

話がそれましたが、恋人相手でも同じ。自分の理想があるならそれを伝えたり自分が嫌だと思うことを上手に相手に伝えるスキルがあれば、相手も理解してくれるかもしれません。

そうなるとイライラはどこかへ吹き飛んでいってくれるはず。そのための最初の対策としてオススメはまず「この人はこういう行動とる人ね」と観察から始めましょう。行き違いがあるたび毎回イライラしていたら、あなたの身も持たないでしょうからまずは情報収集だと思って見るのです。それからどうしても改善してほしいことを相談するのが摩擦の出にくいやり方です。

その場の感情に任せず、自分とは違う脳を持つ人、と認識して端的に分かりやすく情報を伝えることが大切ではないかと思います。

単純に女性の日の時は「そういう日だから今日はイライラしてたら教えて」と最初に伝えるのも優しさです。そればかりは男性に想像する術はないのですから。

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