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本当は誰に怒ってる?

は~い皆さん、元気にいくわよ 

今日の一言は「その怒りは誰に向かってる?」です。

デートで皆さんも(男性と女性で立場はかわるかと思いますが)やりがちな会話のやりとりを例に見てみます。 わたし、彼と話していてこんなことがありました。

会社の現場がうまく回っていないのに新しい制度をいきなり公の機関から作られみんなバタバタしていた時でした。

少し怒りまじりにそのことを話すと彼は「公の機関がそんな早く対応するなんて行動力があるね」と。

私の中には自分の気持ちを知って欲しかった。つまり同調して欲しかった訳です。しかし私の気持ちには一切触れていない言葉。でも彼の言葉もまた真っ当。

ここで彼の言葉に納得してその話を止めれば良かったのですが感情に動かされ、関係者の悪口を言ってしまいます。そこからはお察しの通り、険悪なムード。仕事のことではなく彼を責めるような口調になったからです。

整理してみると自分の怒りの感情を知ってもらい辛さを分かちあいたかった。でも感情に理解を示してもらえなかったので、次の悪い状況を口に出してしまった。つまり「これでもわかってもらえないのか!」と次の一手に出てしまった訳です。もうこうなると仕事に怒ってるのか彼に怒ってるのかわかりません。そして彼は何も悪くないことで自分が怒られてこれまた不機嫌になってしまう訳です。それも冷静に考えれば当たり前。

そしてそもそも自分が何に最初は怒っていたかと言うと公の機関ではなく二番目に出した関係者の態度に怒っていたことに気がつきます。つまり公の機関の行動を悪く言う下りは必要なかった訳です。そこで話をふりだしに戻し「関係者の態度が無責任に思えて嫌だった」と伝えました。その事には彼も納得してくれてそれはよくないねと言ってくれ険悪なムードは止まりました。

こんな風に何かに怒った時はそれにヒモ付く事に怒りを覚えてしまい自分で根本的な焦点を見失うことがあります。

それを他者は冷静に聞きますから「なぜそれに怒ってるのか?」と思ってしまう訳です。ここで最初から僕も関係者の態度に対して怒りを覚えると話すと「そうだね、それは仕事上よくないね」と共感してもらえたかもしれないのです。もしくは例え共感してもらえなかったとしてもネガティブな話題ばかり聞かされるのも人は楽しいものではありません、例え恋人でも。むしろ文句大会は女子会や同僚など同じ愚痴が出てきそうな人としてこそすっきりするもの。あまりデート向けの内容とは言えません。

さらに、最初に自分の気持ちをわかってもらえなかった時点で「自分の気持ちの味方してくれないアンタも敵!」とばかりに彼を攻撃して取り返しのつかないことになる話もよく聞きます。その場では自分の意見の正しさ(自分の感情をちゃんと理解してほしい)を主張できてもそれで失うものが大きいとしたら、それでも共感してもらうことに執着しますか?

恋人に、なぜ私の気持ちをわかってもらえないの!と会話の時に思った時はもしかしたら自分が話の軸を設定し間違っていたり、根本的な解決を望んでない可能性(ただ言いたいだけ)があります。男性はこの解決しない会話が苦手です。だからこれかわいくないとかの画像付メールとか意味わからないと思うのです。

ですので相手の言葉が自分の気持ちにフォーカスしてないなと思った時は悔しくても一度冷静になることをおすすめします。そこでもう一度整理して本当に思うことを話すか、いやこれは特に答えを求めている訳ではないから聞いてほしいだけなの、と前置きを加えることも大切です。それでも気持ちに目を向けてくれなかったり、俺はこう思うぜ!って上から目線で言うのであれば人選がまずかったと諦めるか別れを考えた方がいいかもしれません。

人ははっきりしていないものに不安を覚えます。相手が相談してきたり話しているけど、その目的が見えないとどう対処していいかわからず苛立ってしまう訳です。そこで男性によくあるのは良かれと思って解決法を提案したら「私の気持ちをわかっていない」と怒られるパターンです。そんな経験のある男性に伝えたいのは、どう対処していいかわからないってことは相手の女性も別に解決を求めている訳ではないのです。ただ聞いて「そうだね」って言われるだけで嬉しいのです。

そうしてみても怒りが止まらなかったり、延々と愚痴が続くならそれは一時の感情ではなくネガティブな性格と言うことになるので、その彼女でいいか考えてみて下さい。

会話の中で気持ちにフォーカスしやすい女性的発想人と、具体的な事柄を進めることにフォーカスする男性的発想人の間でよく起こりうる案件ではないかと思います。ちなみに○○的発想人と書きましたが本来の性別に関係なくどちらの発想を持つ人もいますので、そこは見極めて応用下さい。

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