克服(音楽瞑想)

みなさま、こんにちは

今朝の「音楽の絵本(65)」(音楽瞑想会)ありがとうございました。
今回は「克服」というエッセイを演奏とともにお送りいたしました。

アーカイブは以下でご覧いただけます。
https://youtu.be/LXTujfAuVbU

KABUTO 音楽の絵本
Story-65 克服

「目を閉じます。何かをやり遂げたときに我々はとても大きな幸せに包まれます。登山をしていて山頂に着いたとき、何かの資格試験に合格したときなど、困難をいくつも乗り越えて達成したときの思いは、感慨もひとしおです。
 今朝は最初に、ご自身が困難を乗り越えて達成したことを振り返りながらひとときを過ごしたいと思います。実現したこと、何か1つを思い、どんな思いで挑戦し、克服して喜びに包まれたかを思い浮かべてみてください。

いかがでしたしょうか。ご自身が乗り越えてきたこと、何を思い浮かべたでしょうか。

 何かを克服して実現する未来は「未来」にあります。
登山をしているとき、山道は険しいところがあったり、滑りやすいところがあったり、一歩一歩、気をつけながら進んでいきます。そのときには頂上で美しい景色を見られるのは、まだ先のことと思っています。
 資格試験に合格したいと思っているとき、今は一生懸命、勉強、勉強と思っています。合格したときから始まる人生を考えるのは、まだ先のことと思っています。

 しかし「心」は、未来に実現することを、今実現しているかのように思い、想像することはいくらでもできます。心は「未来を今に持って来る」ことができます。
もしかりに、未来に実現することが、今すでに実現していると思えたら、どんな意識になるでしょうか。

 登山をしていて、しんどいなぁ、辛いなぁと険しい山道を登っているときに、美しい頂上の景色を想像できたら、何倍も元気が出てくるかもしれません。
 資格試験に合格して、その道で毎日仕事を一生懸命している自身を想像できたらどうでしょう。もっとがんばって早く合格したいというエネルギーが増すと思います。

 そして、今回のエッセイにはこの先があります。
資格試験に合格した毎日を送っているご自身を思うだけでなく、もうすでに合格して、その仕事に就いているという意識で日々を過ごしてみるということです。
 「その仕事をしていて、ある案件が飛び込んできた。さまざまな資料をもとに、自分にできる最良の提案をしてみる。それを聞いた相手のお客様がとても喜んでいる。なんて嬉しいんだ。」
 試験の勉強をしながら、未来、試験に合格してその仕事を実際にしている思いで日々を過ごします。
 この意識が、夢への確信を深め、モチベーションを高め、今を克服して夢を実現する力を強力にしていきます。

 今朝は、ご自身の夢を思い、それが克服でき、実現していたら、どんな意識になっているか、どんな行動をしているかを想像してみたいと思います。きっと充実していて喜びも沸いてくると思います。

心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。

 以前に「引き寄せの法則」という本が幾種類も発刊されたことがありました。
スピリチュアル的な要素もあったように思いますが、自分の夢を実現したいときには、それがすでに実現していると思って行動すると、それが現実になるというようなものでした。
 自転車が欲しいと思っていた少年が、毎日広い草原を喜び一杯で走っていることを想像していたら、ある日、お父さんが自転車を買ってくれていて納屋に置いてあったというようなお話もあったように思います。

 「引き寄せの法則」ということを考えなくとも、夢が実現していることを前提に今から行動することは、辛く、しんどい「克服」という課程を、一瞬にして喜びに変えていくことになると思います。

 また、資格試験に合格して、その仕事に就いたとしても、その仕事での規定が変更されたり、法の改正があったり、勉強は一生続きます。としたら、今からそれをしていると思えたら、覚えること1つ1つもわくわくするものになります。

 今から未来への「すべての今」がひとつで、どの「今」も宝であり、喜びという思いに満ちていきます。

ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。

「何かを克服して未来を迎えるのではなく、今この瞬間から未来の思いで生きられる」その喜びを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。

ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」

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