ひとつ(音楽瞑想)
みなさま、こんにちは
今朝の「音楽の絵本(76)」(音楽瞑想会)ありがとうございました。
今回は「ひとつ」というエッセイを演奏とともにお送りいたしました。
アーカイブは以下でご覧いただけます。
https://youtu.be/KORnmRvdU7U
KABUTO 音楽の絵本
Story-76 ひとつ
「目を閉じます。今朝は、私のミュージックセラピーから「目的」についてご紹介したいと思います。ミュージックセラピーの目的は「すべてがひとつ」という「一体」のエネルギーを得ることで、良き出会い、できごとを引き寄せ、大きく開運していくことです。
「一体」のエネルギーは「すべてがひとつ」という意識です。すべてがひとつですから、この意識には対象となるものがありません。
我々が1人の「個」で生きている世界には対象があります。私がいて、あなたがいる。「相対」の世界です。私とあなただけではなく、自分と今の時間、自分と今の場所、これも対象です。できごとも対象です。自分とさまざまな対象があるから、その関係のなかで、いろいろなことが起きます。
「一体」の世界は、すべてがひとつですから、対象がないとお話しました。
対象がないということは何も起きません。時間も空間もなく、ただ調和している「静」の世界です。「静」はしずかという字です。
そして「すべてがひとつ」と言うことは「すべてがつながっている」とも言えます。分離がありません。
わかりやすい例でお話します。この身体は「一体」です。たとえば、左手と右手は喧嘩しません。左手が痒いと右手が?いてあげます。しかし、左手は右手にそのたびに感謝しません。「感謝」という言葉あるとすれば「もともと感謝」と言えるかもしれません。これはあくまでも例ですが、一体の世界は「調和」です。
我々の世界は、先ほどお話したように、「相対」の世界です。日々のなかで、さまざまなことが起きます。
「将来」という対象を考えると、不安になることもあります。
「人間関係」という対象を考えると「自分はなんで人と上手くやれないんだろう」と自己嫌悪になることもあります。
また「あの人と仲直りできてよかったなぁ」とほっとすることもあります。
「仕事」という対象を考えると「今週は丁寧に営業ができて、お客様に喜んでいただけて良かったなぁ」と達成感を味わうこともあります。
自分にとって、良いと思われること、悪いと思われること、日々、さまざまな感情が浮かんでは消えていきます。
「悪いと思われること、大変だなぁと思われること」を何か1つ思い浮かべてみます。そしてそのことを掘り下げてみます。
もしかしたら「このこと、悪いことと思っていたけれど、このことがあったおかげで、今の仕事に就きたいと思ってとても充実した日々を送っている。」のように思えるかもしれません。
「このことがあって、こんな友人ができて、今もお互い助け合っているじゃない。」そんなふうに思えてくるかもしれません。
ずっと悪いと思っていたことなのに、そのできごとにプラスの思いが湧いてきたら、オセロゲームの黒が白に変わるように心が変化していきます。
そこにあるメッセージ、愛に気づけたら「なんて自分にとって貴重なできごとだったのだろう」と思えてくるかもしれません。
心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。
「1つのできごとがマイナスからプラスに変わる」ということは、自分に起きているすべてのできごとを1つ1つ洞察していったら「1つ残らず貴重なできごとだったのか」と思えてくるかもしれない。
1つ残らず貴重なできごとと思えたら「すべてのできごとに感謝かな」という思いが生まれてくるかも。この我々の「相対」の世界で思う「すべてに感謝」という思いは、先ほどお話した一体の世界の「もともと感謝」とイコールと考えたらどうでしょう。
「相対」の世界にいながら「一体」の意識にシフトすることになります。
このすべてがつながっている意識が、良き出会い、できごとを引き寄せ、大きく運を開いていきます。
ひととき「すべてに感謝って何だろう?」と思いを巡らせて過ごしたいと思います。
ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。
「「すべてに感謝」という思いが「すべてがひとつ」の扉を開く。その思いがたくさんの良き出会い、できごとを引き寄せる」その幸せを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。
ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」
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