第3章① 必須元素、有用元素
このnoteでは、土壌医検定の問いのテーマから内容整理や関連する内容をアウトプットしていきますのでご参考にしていただければと思います。
<注意点>
問題の選択肢や解答は掲載しません。
また、内容につきましても個人的なまとめのため、保証はできかねますので、ご了承ください。
今回の対象
第3章 作物生育と化学性診断
土壌の化学性診断と対策については例年、出題率が30%程度あります。
まずは化学性診断からです。
ボリュームがありますので何回かに分けてじっくり頑張っていきます!
◆必須元素、有用元素
作物に必要な元素のお勉強です。
元素は高校でスイヘーリベーボクノフネと覚えたものです。
文系の私の知識はもうこの語呂合わせしか残っていません。。
まず、植物には育成に不可欠の元素があります。
それを必須元素といい17種類あります。
ちなみにニッケルが17種類目になりますが、21世紀になってから必須元素となったようで、まだまだ発見されることがあることに驚きます。
必須元素には、植物が必要とする量により、必須多量元素と必須微量元素に分けられます。
葉緑素生成に必要な材料だけではなく、生成を助ける物質が必要なんですね。
必要多量元素は主に植物の材料として使われ、必要微量元素は、光合成などの代謝過程における酵素の構成元素としてや酵素の活性因子の役割ですね。
必要多量元素のうち、炭素、水素、酸素は水や空気より吸収するため、特に施肥は不要です。
一方で窒素、リン酸カリウム、カルシウムは土壌で不足することが多く、施肥した時の効果が現れやすいので肥料三要素と言われています。
肥料を購入するときに8-8-8など記載されているのを見ますが、これは肥料三要素の窒素-リン酸-カリの含まれている量(この場合は各8%)を表しています。
必須元素以外にも特定の植物の育成に必要な元素があり、有用元素と言われています。
ケイ素:水稲や麦の耐倒生、病害虫への抵抗性などに効果がある
ナトリウム:テンサイに対し育成促進効果がある
前述の問だと例えば、問4は、たんぱく質の構成元素でないものなので必要微量元素があればそれが対象と言うことが分かりますね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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