聞き役は余り効果無し。
よくコミュニケーションでは傾聴が大切、聞いてもらえるとカタルシス効果があるから良いと言われますが、実は話す方が大切。
聞いてもらえるとカタルシス効果があるのは確かですが、コミュニケーションにそこまで役立つ訳でもない。
役立つのはある程度、信頼関係が出来てからの話。
そして、その信頼がどの程度かにより、どこまで聞けるのかは分かれてくる。
カウンセラーや弁護士が聞き役に徹するなら良い。
何故そんな違いが生まれるのか?
カウンセリングには最初から聞いて貰いたくて行くからです。
プライベートの事だって話すでしょう?
最初からそのつもりで行くのだから。
そんなに信頼してない、仕事の付き合いしか無い人へプライベートの悩みを打ち明けたいと思いますか?
信頼関係が出来ていないのなら、そこまで仲が深まっていないのなら、カタルシス効果は無いのですよ。
聞く事でのカタルシス効果より相手との距離感が何処まで深まっているのか、自分が相手にとってどういう立場の人間なのか、そちらの方が優先されるという事です。
逆に、話すというのは緩いです。
相自分のプライベートを雑談代わりにどんな相手へ話しても相手は不快にはならないでしょう?
自分のプライベート、個人情報を話す分には自分の責任というか、個人の勝手だからです。
話し方で不快になるなら話は別ですがね。
例えば、ナンパとか営業で、いきなり自分のプライベートの話したいですか?
逆に相手がプライベートの話を聞いても、話が面白いかは別として、少なくとも自分のプライベートを聞かれるよりは不快にはならないでしょう?
だから、普段のコミュニケーションでは、聞くより話す方が大切なのです。
聞くのが大切になってくるのは、相手が私達に話す気になってからの話。
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