背骨の歪みを放置すると、いずれ病気になります!
背骨のゆがみ
猫背をはじめとした”姿勢の悪さ"が原因で背骨にゆがみが生じると、それによって痛みが起こります。
症状の現れる場所は背中と感じられる場合のほかに、腰や首にもきます。
また、背骨の歪みは痛みを生じさせるだけでなく、椎間板ヘルニアの原因となって、足にしびれや麻痺を引き起こす危険も持っています。
ただし、背骨の歪みは矯正できるそうなので、一度曲がってしまったら手遅れなわけではありません。
もともと体を支える重要な支柱となっているため、姿勢によって影響をうけやすい部分であり、時には痛みを感じることもあります。
問題なのは、それを一過性のものとして改善するのか、定着した状態にしてしまうのかということです。
まず、背骨の歪みの原因となる生活習慣を理解し、そのうえで必要に応じて矯正のためのストレッチ等を行うのがよいとお思います。
いくら曲がっている状態を治そうと努力しても、根本的な原因が取り残されていれば再び同じ状態に戻ってしまいます。
痛みを感じるようになりかねないため、一時しのぎの対策では不十分と思われます。
背骨の湾曲の理由
健康な人であっても背骨は曲がっています。
S字の湾曲をしていることによって、直線になっている場合に比べて衝撃に強くなっているため、しなやかで強度が強くなるわけです。
背骨の中には大切な神経が通っていて、人体の中でも保護しなくてはならない部分であるためこのような構造になっています。
そのため曲がっていること自体問題ないものの、間違った方向や角度に歪んでしまうと問題だということですね。
背骨のゆがみの原因とは!
日常の習慣や姿勢と密接に結びついているため、背骨の歪みを予防するには日頃の心がけが重要なんです。
例えば、猫背になっていれば背中の状態が本来あるべき姿とは異なる状態で曲がっているため、当然の結果として悪影響を与えます。
猫背以外にも姿勢の悪さは背骨に関わってくるため、長く続くと痛みを感じるようになります。
脚を組む癖や、座った時に頬杖をつく、椅子の背もたれに体重を預けてしまうといった姿勢も、背骨にとっては望ましい習慣ではありませんよね。
また、運動不足等によりどうしても腹筋や背筋が衰え、背骨を支える筋肉が弱いために負担が大きくなり、歪みや痛みが生じてしまうこともあります。
矯正のためのストレッチ
矯正するための手軽な方法としては『ストレッチ』があります。
たとえば、肩幅に足を広げて体を前後に反らす方法や、両足を広げた状態で座り、上体を左右の足に近づける方法などがあります。
背骨だけではなく筋肉もリラックスさせることができるため、コリをほぐすことにもつながります。
背骨の矯正のためにストレッチをする時には、無理をしてはいけません。
痛みがあるのに我慢して伸ばすと、かえって状態を悪化させる危険があるので、その場合には医師の診断を受けてから行ったほうがいいと思われます。
ストレッチの際には力を抜いて、常に呼吸を続けましよう。
勢いをつけてみたり、息を止めてストレッチをするのは体に悪いうえ、けがをする恐れもあります。
逆効果にならないように、呼吸は大きくするのがポイントですね。
『背骨のケア』はとても大事なのに
「ストレッチは難しい!」
「一人じゃ無理!」
「どうしようもないから諦めている!」
「簡単に治ればいいけど!」
こんなことを言っているだけでは、いずれ病気になります。
背骨が歪むことで、凝りや痛みが生じてしまいますが、神経も圧迫され自律神経の乱れにもつながってきます。
背骨のゆがみを放置することで、重篤な病気につながることも考えられるわけです。