
ソロキャンっていいな
この記事はあらBさんのじゆうちょう Advent Calendar 2021の9日目の記事として作成しました。
私がソロキャンを始めるまで
2020年はstay homeを頑張って例のウイルスの封じ込めにコミットするぞという意気込みでおうち生活の充実に努めてきましたが、外出が制限された状況下では刺激が少なく、年明けに退屈はピークに達していました。
一人旅大好き人間なので、どこかに行きたいという気持ちは強まる一方でしたが、2021年に入って感染力がメキメキ成長しつつある例のウイルスの存在もあり、おおっぴらに旅行に行くのも躊躇せざるを得ませんでした。
そうは言っても正直我慢も限界なので外出はしたい。でも感染拡大に加担したくはないので対策は万全にやっていきたい。なんとかならないものか……と考えていた時、ソロキャンはどうかな?という考えが浮かびました。ソロキャンであればソーシャルディスタンスを余裕で保った状態でエンジョイでき、何より旅行欲を満たせる。おまけに心理学の人々曰く焚き火のゆらめきにはリラックス効果があるらしいので労働のストレスも癒せる。もうアドしか無い。それに気付くとすぐさまキャンプ用品漁りに取り掛かりました。
初めてのソロキャン
そんな経緯で、キャンプ知見者のTwitterの相互フォロワーの助言を得つつ(アドバイス本当に助かりました、有難う)、キャンプ用品を一通り揃えたので、手近なキャンプ場をなっぷで探した所、箱根近辺でいい感じのキャンプ場を見つけたので即予約。バトニングのやり方などキャンプの基本的なお作法をググりつつ、キャンプ当日をウキウキしながら待っていました。
そして迎えたキャンプ当日。午後からチェックインをし、ポチってから初めて開封したテントの組み立てに戸惑いながらも、何とか設営を終えました。

その後、思いの外寒くて満天の星空の下に焚き火で足を暖める羽目になったり、煙を吸いすぎて吐き気を催すなどのハプニングはあったものの、焚き火を育てるのに熱中したり、チリチリに焼いたソーセージを肴にビールをやったり、朝にメチャ美味いハムエッグをやったり、撤収後近くの温泉で風呂と外気浴を何往復もして整うなど、個人的には十二分にキャンプをエンジョイできました。
何回かのソロキャンを経て
箱根での初ソロキャン後、下田、小田原、箱根で機会を見つけて何回かキャンプをやっていく内に気付いたことが大小いくつかありました。
火起こし楽しすぎ大問題

綺麗に組み立てた薪が計算通りに燃えてくれるのはいつ見てもとにかく気持ちがいい。想像以上に火がデカくなった時は更に気持ちがいい。時々通り雨に遭うこともありましたが、その後のリカバリが上手くいった時は100倍気持ち良かったぜ!?お前もやってみろよォ!(間桐慎二)ってなりました。
ホットサンドメーカーの汎用性高すぎ問題

ホットサンドメーカーについて、キャンプをやるまで何か知らんが流行っている調理具、程度の認識しかありませんでしたが、使う内にホットサンド製造器だけでなく蓋つきのフライパンと同じ様に使えることに気付きました。目玉焼きとか野菜の蒸し焼きにも使えるのでキャンプでは思った以上に役に立ちました。白米炊いたりスープ飲んだりしないなら、調理具はもうこいつ一本でいいんじゃないかな?とすら思います。
クルマ=有能キャンプギア説

最初はバックパック+キャリーカートで荷物を運んでキャンプ場まで行ったりしていましたが、キャンプ場以外に行く精神的余裕ができず温泉入ったら速攻で帰る、ストイックなキャンプになってしまいがちでした。
元々の目的が咎める人の少ない一人旅だったのですから、楽しめなくては本末転倒。そんな訳で、楽をするためレンタカーも利用し始めるようになったのですが、これがキャンプギアとして余りに有能でビックリ。大量の荷物を体力を使わず運べる上、キャンプ時は大容量の食料庫としても運用できる。運搬と収納という2機能に特化したこのキャンプギアの有用性に気付いてからは、レンタカー代+ガソリン代の高さを考慮しても使わないという選択肢を選べなくなってしまいました。
そんな感じで、欲望に突き動かされる形で始めたキャンプですが、様々な新鮮な気付きを与えてくれるサイコーの体験になりました。
終わりに:全てのなんちゃって燻りキャンパーたちへ
私がキャンプを始めた直接的なきっかけは例のウイルスでしたが、今になって思うと実はゆるキャン△1期が放映された時に抱いたキャンプしたい欲に火が点いた、という側面もあるかもしれません。放送当時はソロキャンちょっといいな、やってみようかな、と思ってたのですが、自分が灼眼のシャナ読んでる間だけメロンパンを食べるタイプのミーハーオタクだったのを思い出して変に冷静になり手を出さなかったり、その後もお金がな〜とか時間がな〜と言い訳して結局やらない内に数年が経っていた、つまるところ「なんちゃって燻りキャンパー」(↓これ)状態だったのです。

この記事がこれまでの私と同じ、「キャンプに行きたいな〜…でもお金も時間もないし寒いしな〜…」と二の足を踏んでいるなんちゃって燻りキャンパーたちに火が点くきっかけになると嬉しいです。
Appendix:キャンプギア
キャンプ用品を揃える際、荷物をそこまで増やしたくないので、極力安くコンパクトなチャイナ製ギアを選択する方向でAmazonでポチリ倒したりホームセンターで購入したりしました。参考までに、揃えたギアを所感と一緒にリストアップしておきます。
特にアフィは仕込んでないので、コイツにカネ落としたくねぇ〜〜って感じの方々も安心してリンク先をクリックしてください。
焚き火まわり
焚火台:Solo Stoveライトを選択。他の製品に比べて携行性は劣るが、二次燃焼により薪を灰になるまで燃やすため、燃えカスの始末がそこまで面倒でないのが魅力。
五徳:Solo Stove単体だと左右非対称な鍋を乗せると倒れるのでマスト。網を併用すれば魚も焼けるのでキャンプ飯が捗る。
ゲル状着火剤:薪が湿っていてもコレを使えば秒で火がつくので便利。冬場に死ぬ思いしたくないなら持っていくべき。
火吹き棒+火打ち棒:Youtubeで使ってるキャンパーが多かったのを見て購入。火吹き棒は火が弱まってきた時にメチャ便利だが、正直火打ち石はまだ使いこなせていない……ホイッスルは一回も使っていないが、おそらく非常時に使うものなので一度も使わず終わることを祈っている。
風防:風で火の粉が散るのを防ぐために購入。安いしコンパクトなので気に入っているが、小さすぎて冬場に反射熱で体を温められないのがネック。
牛革手袋:相互フォロワーからの誕プレ。無いと焚き火の時やけどするのでマスト。木綿手袋でも代用できるが、キャンプする度に溶けて買い替えたのでオススメしない。
調理具・食器
クッカーセット:Twitterの相互フォロワーからの誕プレ。お湯沸かしたり揚げ物するのに便利。洗い物用にヘチマがついているが余り使いこなせていない……
ホットサンドメーカー:簡単な焼き物であればこれ一本でOK。ゆるキャンみたいに肉まん挟んで焼いてもいいしソーセージ炙ってもいい。野菜も蒸し焼きにできる。マストバイ。
クーラーボックス:以前釣りをしに行った時に購入したものを利用。キャンプ場には動物が迷い込んで食材を食い荒らすこともあるのでほぼ必須。
紙コップ・紙皿・割り箸:コンビニで調達。食べ終わったら焚火台にくべられる&ファイアスターターに利用できるのでゴミを減らせる。
テーブル・イス
アルミローテーブル:ゆるキャン△でしまリンが買ってたので(?)購入。まな板などちょっとした置物をするのに便利。
折りたたみイス:ホームセンターで購入。飲み物入れだけでなくスマホ入れも付いているのが気に入っているが、折りたたみ時余りコンパクトにならないので正直携行に向いてない。
シースナイフ:相互フォロワーからもらった誕プレ。バトニングに利用している。程々に軽く取り回ししやすいので気に入っている。
テントまわり
テント&ポール:携行性&デザイン性最優先で軍幕テントっぽいのを購入。使ってみた感じ春〜秋がベストだが、南関東でキャンプする分には寝具のチョイス次第で冬場も使える。前室用のポールは付属していないので別途購入必須。
寝袋:主に南関東の冬場まで対応可能と思われるものを購入。0-10℃が快適外気温度と謳っているが、冬場だとしっかり着込んでカイロも併用した上で寝ないと死が待っている。
シルバーシート:地面からの寒気の上がりを防止するため購入。冬場のキャンプでこれが無いと死ぬ。
ペグハンマー:ペグを打ち込むために購入。100均トンカチを使うことも考えたが、ペグが痛みそうだったのでペグハンマーを購入した。1000円程度だったが使い勝手は快適そのもの。
照明
LEDランタン:相互フォロワーからの誕プレ。デザインは滅茶苦茶気に入ってるし所謂バエキャンをしたいならマストバイだが、明かりとしては正直不十分なのが悲しい。多分間接照明的に使うのが正しい。
ランタンスタンド:地面に突き刺してランタンを掛けるやつ。バエキャンしたいならマストバイ。洗ったクッカーをかけて干すのにも使えるので、あると地味に便利。
その他
キャリーカート:クーラーボックスやテントの類はこれが無いと運ぶのがしんどい……