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【統率者戦】統率者デッキメモ【《嵐呼びのカラマックス》】


 こんにちは、HEAです。今回ご紹介するのは、
私が愛用している統率者デッキ《嵐呼びのカラマックス》です。
デッキレベルは5-6を想定していますが、主観のため怪しいです。
 勝利条件は基本的に統率者ダメージによる勝利を目指しますが、
無限コンボも少数搭載しています。

《嵐呼びのカラマックス》

(1)(G)(U)(R)
伝説のクリーチャー ― - エレメンタル・恐竜
4 / 4
各ターン内で初めてあなたがインスタント・呪文を唱えるたび、嵐呼びのカラマックスがタップ状態である場合、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
あなたがインスタント・呪文を1つコピーするたび、嵐呼びのカラマックスの上に+1/+1カウンターを1個置く。

https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000193/484716/

 カラマックスはタップ状態の時、「そのターン初めて唱えたインスタント呪文」をコピーする能力と、インスタント呪文をコピーする度にサイズアップする能力を持っています。この能力を活かして、統率者ダメージで勝利する事を目指したデッキを作ることにしました。

一撃必殺(ただし1人のみ)

 お手軽な勝利手段はやはり巨大化系のパンプアップ呪文でしょう。
そこで搭載したのが以下の2枚です。

お手軽26点パンチ

 《突撃のストロボ》はソーサリーのため
カラマックスの能力の邪魔になりません。
 《途方もない力》をカラマックスがコピーして+8+2修整。
カラマックス自身の効果でカラマックスは5/5になりますので、
合計して13/7になります。ここに二段攻撃とトランプルが付いて、
13*2=26点トランプルとなります。
 タフネス5までの壁なら無視して
統率者ダメージで勝利する事が出来ますね。
またこれ以外に以下の組み合わせでも統率者ダメージで勝つことが出来るので、お好みで入れてみてもいいでしょう。

お手軽22点ダメージ

 こちらは壁があると勝利しにくいので、あくまで2組目以降のつもりで搭載しましょう。
 さて、100枚のデッキの中からこのカード達をサーチ出来るのが
こちらの《反転+観点》です。

《反転》は使わない

 《観点》によってインスタントとソーサリーを1枚ずつ
サーチ出来るので、相手ターンに唱えて必殺攻撃の準備をしましょう。
 カラマックスによるコピーで追加で2枚手札が増えるのも便利ですね。
 早々に1人落としてしまうと全てのヘイトが向かってくるので、サーチするのは状況を読んでからにしましょう。

カラマックスをタップする

 カラマックスは残念ながらタップ状態でなければ仕事をしてくれません。
相手に接死のクリーチャーや5/5以上のクリーチャーがいると
困ってしまいますよね。
 そんな時に便利なのが《バネ葉の太鼓》系列の
タップ・アウトレットカードです。

カラマックスの睡眠導入剤

 タップしつつマナが出るので、
インスタント呪文を唱える下準備にも使えます。
 このカードの良いところは同じ効果を持つ
アーティファクトやクリーチャーが豊富な所。
合計で5種類もデッキに入れることが出来ます。
 アドバンテージを稼いでヘイトを買うことはありますが、
殴る事によるヘイトは減らす事が出来るのです。

無限コンボ

 みんな大好き無限コンボ。
このデッキには《嵐の伝導者、ラル》を使った
3枚コンボを搭載しています。

コピー出来て偉い

 《嵐の伝導者、ラル》がいる状態で、
任意の呪文に対して《双つ術》などのコピー呪文Aを唱えます。

何かと便利なコピー呪文

このコピー呪文Aに同様のコピー呪文Bを唱えると、
コピー呪文Aの上にコピー呪文A2が生成されます。
コピー呪文A2の対象をコピー呪文Aにすることによって、
コピー呪文A3が生成され・・
とにかく無限にコピーできるようになるわけです。
 《嵐の伝導者、ラル》にはプレイヤーやプレインズウォーカーに
ダメージを飛ばす能力がありますから、無限ダメージで勝利出来る。
そういうカラクリです。
 カラマックスには《召喚の調べ》から
キキジキコンボを成立させるルートもあるようですが、
お手軽コンボはあまり好きではないので搭載していません。

デッキリスト

デッキ解説

クリーチャー

バネ葉の太鼓Aグループ

《壌土のドライアド》/《サルーリの世話人》/《ヤスペラの歩哨》
 生きたバネ葉の太鼓。任意の色マナが出るため、
色拘束が強い呪文を唱えるのに便利です。
タフネスが高いのでちょっとした壁にもなります。

マナコスト軽減

《遵法長、バラル》
 インスタントソーサリーのマナコスト軽減生物。
打ち消した際ルーティングを持っているので、
《ゴブリンの電術師》ではなくこちらを採用。
両方採用してもいいと思います。

マナクリーチャー

《爪鳴らしの神秘家》
 ティムールカラーを出すマナクリーチャー。
変異を経由することで、1ターンのみ2マナ加速が出来るので、
《爪鳴らしの神秘家》から出るマナでカラマックスを唱える事が出来ます。

フラッシュバックマシーン

《奔流の機械巨人》
墓地のインスタントを踏み倒すロボ。
5/6と優秀なスタッツを持っているので、殴り合いも出来ます。
《瞬唱の魔道士》を入れてもいいかもしれないですが、高いので割愛。

インスタント

打消し系呪文

《頑固な否認》
 単体だと非クリーチャー限定の魔力の乱れですが、
パワー4以上のクリーチャーがいると1マナの否認になります。
ティムール境のカードなので色との相性もバッチリ!
《夏の帳》
 
言わずと知れた色対策カード。
カラマックスがいると1マナ2ドローに化けます。
《対抗呪文》
 最強の打ち消し呪文。他に言う事があるでしょうか、いやないです。
《ナーセットの逆転》
 呪文を手札に戻しコピーを生成する呪文。
《大あわての捜索》や《原初の呪物》と組み合わせるとデッキを引き切る事が出来ますが、《タッサの神託者》を入れてないので関係ありません。
《物語の終わり》
 統率者を打ち消せたり、色々打ち消せたりする小器用なカード。
統率者戦なら入れ得な印象があります。
《クアンドリクスの命令》
 趣味枠。もっぱらバウンスと
+1/+1カウンターを乗せるモードを使います。
《旋風のごとき否定》
スタックの全てに対する《マナ漏出》のようなカード。
コピーすると大本のカードにも(4)が要求されてお茶目です。
《偏向はたき》
 赤の統率者ピッチスペル。
効果は呪文か能力ひとつの対象変更。
正直スターターに入って無ければ使ってないです。
 買わない場合《稲妻曲げ》とかで良さそうです。
《奪取》
 打ち消したアーティファクトやクリーチャーを頂くカード。
相手のコンボパーツを頂いてしまいましょう。
《誤った指図》
 《偏向はたき》に似た青のピッチスペル。
3色デッキなので都合よく手札にコストがあるかは怪しいです。
 打ち消し呪文を対象に取り、自身に対象変更することで、
打消し呪文を対象不適正で打ち消すことが出来ます。
《神秘の合流点》
 沢山のモードから3つ選んで使える呪文。
打消しよりバウンスドロードローをする事が多い気がします。
《崇高な天啓》
 すごい《神秘の合流点》唱えた記憶はないです。

《常在夢境》
 秘儀でインスタントかソーサリーにキャントリップを付ける呪文。
カラマックスのコピーで2ドローになるので、
かなり統率者に噛み合った1枚です。
《衝動》
 『団結のドミナリア』で再録された濾過カード。
何でも手札に加えられるため大変便利です。
《胸躍る可能性》
 インスタントの《苦しめる声》です。
コピーは追加コストを支払った扱いになるので手札が増えます。
《秘儀の注入》
 インスタントソーサリー限定の《衝動》フラッシュバックが嬉しいです。
《青の太陽の頂点》
 Xドロー呪文。コピーすると大変手札が増えて楽しくなります。
無限マナがあれば相手のデッキを引き切らせることも出来ますが、
無限マナギミックは搭載していないので残念です。
《大あわての捜索》
 ルーティング効果のフリースペル。
2マナ以上出る土地をアンタップすればマナ加速になります。
《プリズマリの命令》
 趣味枠。趣味枠の中でも何かと小器用な1枚。
《薬術師の眼識》
 4マナ2ドローと平均的なドロー呪文。
再活で墓地からも唱えられます。
《噓か真か》
 理論上5枚手札に加えられる強力な呪文。
対面マジックじゃないと使いにくいのが難点。
《過去と未来》
 一徹で墓地から任意のカードを2枚回収できるすごい呪文。
有用なインスタントを回収して対応しましょう。

除去

《古えの遺恨》
 フラッシュバックで繰り返し使えるアーティファクト除去。
フラッシュバックコストが緑なので
ついエンチャントを破壊してしまいそうになります。
《燃えがら地獄》
 キッカーコストでインスタントの《紅蓮地獄》になる呪文。
カラマックスでコピーすると、本人はタフネス5になるので、
安全にタフネス4までのクリーチャーを処理する事が出来ます。
《断層》
 マナシンボルが増えた代わりにインスタントになった《地震》。
プレイヤーにもダメージが入るので、
ライフを温存できていればフィニッシャーになり得ます。
《突風線》
 マナシンボルが増えた代わりにインスタントになった《ハリケーン》。
同じくフィニッシャーになり得るカードです。
《混沌のねじれ》
 赤の定番単体除去。ごく稀に最初より悪い状況になることも。
《内にいる獣》
 緑の定番単体除去。イニストラード版のイラストが欲しい。

マナ加速

《輪作》
土地をコストに任意の土地カードを場に出す呪文。
2色土地や効果のある無色土地を出すのに使います。
《砕土》/《乱動の再成長》
 似た効果を持った2枚。
《砕土》は追加コストで土地を生け贄に捧げアンタップイン。
《乱動の再成長》は効果で土地を生け贄に捧げタップイン。
細かい違いですが注意です。
《自然の繋がり》
 インスタントになった《不屈の自然》。
マジック30周年の歴史にもう1枚あっても良さそうなカードです。欲しい。

コンバットトリック

《途方もない力》
 このデッキの勝ち手段のひとつ。
作った当時これが最高効率でしたが、
もっといいカードは現れたのでしょうか。今度調べてみます。
《ティムールの激闘》
 二段攻撃に獰猛でトランプルまで付く呪文。
カラマックスが十分に育ってから使いましょう。

サーチカード

《火想者の予見》
 3,2,1マナのインスタントをサーチするカード。
状況にあったカードをシルバーバレットしましょう。
《反転//観点》
 ターン終了時までのパワー/タフネス交換と、
インスタント・ソーサリーのサーチ。
これがあるとグッと勝利が近づきます。

《双つ術/Twincast》
 インスタント・ソーサリーのコピー呪文。
打消しをコピーして打ち消したり、追加ターンをコピーしたり、
仕事はいくらでもあります。
《発展//発破》
 コピー呪文とXドローXダメージの分割カード。
どちらも強力な効果で腐ることはそうそうありません。

ソーサリー

3枚しかない

《突撃のストロボ》
 勝ち手段のひとつ。一番軽いソーサリーの二段攻撃付与呪文。
《信仰無き物あさり》
 悪名高きルーティング呪文。サーチ用に採用しています。
《耕作》
 土地をサーチし1枚を手札に、1枚を場に出すナイスカード。
サーチ用に採用しています。

エンチャント

こちらも3枚

《月への封印》
 青の定番単体除去。主に相手の統率者に使いますが、
最序盤に使うとグダるので注意が必要です。
《荒野の再生》
 スタンダードで大暴れした実質マナ加速エンチャント。
Xマナ呪文のお供にも。
《ミラーリ予想》
 インスタントソーサリーを回収し、最後にはコピーさせてくれる英雄譚。
ソーサリーの枚数が少なく仕事が少ないので抜く可能性が高いです。

アーティファクト

バネ葉の太鼓Bグループ

《バネ葉の太鼓》/《月罠の試作品》
 生きていない《バネ葉の太鼓》。
《月罠の試作品》はアーティファクトもタップ出来て便利です。

コピー出来て偉い

《双晶の杖》
 置いておくだけでカラマックスのコピーが2倍になる杖。
無くてもいいけどあると便利なカードです。

両面便利なカード

《原初の呪物》/《原初の水源》
 表面はコスト軽減、裏面は後述の《紅蓮術師のゴーグル》と同じ効果。
裏面と《大あわての捜索》と《ナーセットの逆転》で
デッキを引き切る事が出来るようです。(参考

コピー出来て偉い

《紅蓮術師のゴーグル》
 旧世代プレインズウォーカー、《ヤヤ・バラード》のゴーグル。
これから出たマナを使えばインスタントソーサリー呪文をコピーできます。

マナ・アーティファクト
 特に変わったところはないので説明は割愛します。

土地

ショックランド

《踏み鳴らされる地》
 これだけサイクルで入ってないので気持ち悪いです。
《ケトリアのトライオーム》とかに変えたい。

残りの土地は特に語ることも無いので割愛します。

おわりに

 今回は普段使っている統率者デッキの紹介でした。
いかがだったでしょうか。
 70枚近くのカードについて書くのはなかなか骨の折れる作業でした。
紙束デッキメモの更新が止まってしまっているので
そろそろ再開したいところですね。
 それでは今回はこんなところで。
次回の更新もお読みいただければ幸いです。

2022/10/03 HEA

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