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【モダン】紙束デッキメモ【工匠部族デッキ】


はじめに

 こんにちは、HEAです。
今回私が組んだ変なコンセプトのデッキはマイナー部族デッキです。
 モダンではエルドラージやエルフ、
ゴブリンが主流の感がある部族デッキ。
そんな部族を頭の片隅に追いやって私が組んだのは、
そう、工匠デッキです。

工匠という部族

「工匠/Artificer」は英語名から分かる通り
アーティファクトを扱う職人、技師の部族です。
 とはいえ、工匠と言ってすぐに思い浮かぶカードは
なかなかないかもしれません。
 モダンでは《石鍛冶の神秘家》が一番有名なカードでしょう。
しかし、このカードが工匠だと意識している方も
あまり多くは無いのではないでしょうか。
今回はそんな工匠を使って作ったデッキを紹介します。

デッキの成り立ち

 「同じ能力を持つカードが8枚あればコンセプトになる
私の敬愛するデッキビルダー伊藤”まつがん”敦氏の名言です。
 8枚あればコンセプトになるのであれば、12枚あれば・・?
それが今回のデッキの始まりでした。

今回の犠牲者達

 工匠には1マナにして2/2以上のスタッツを持つクリーチャーがいます。
それが《模範的な造り手》《機械職人の神童》《発明者の見習い》の3枚。
条件はどれもアーティファクトをコントロールしていることです。
 1ターン目に展開すれば2ターン目には2/2が殴れるというのは
かなり強いのでは!?そう考えた私はここから構築をスタートしました。
 余談ですがレアリティがレア、アンコモン、コモンと
綺麗に分かれていて美しいですね。

白いタルモゴイフ

 工匠には残念ながら専用のロードがいませんが、部族要素はあります。
それは《発明者のゴーグル》。

エーテルパンクゴーグル

 先に置いておけば自動で工匠に装備され、
+1/+2とそこそこの修整を付与してくれます。
先述のクリーチャーと組み合わせれば
最低でも3/4のクリーチャーの誕生です!
 次はこのカードと相性の良いカードを探しに
カード・プールへ潜っていきました。
するといるじゃないですか、まさに絶好の相棒が!

装備クリーチャーのロード

 《岩屋の装備役》は装備品を装備しているクリーチャーのロードで、
ついでに死んだとき1ドローをおまけしてくれる素敵なクリーチャー。
 注目したいのが1つ目の効果です。

「あなたがコントロールする装備している
クリーチャーは+1/+1の修整を受ける」

そう、どこにも”他の”と書かれていないのです。
つまり、このカードに《発明者のゴーグル》を装備すれば・・?
2マナ4/5、白いタルモゴイフの完成です。
しかも除去されても1ドローのおまけ付き!これは強い!
こうして強力な低マナクリーチャーを追加して出来たデッキがこちらです。

ラウグリンカラーの失敗

 《驚異の造り手、ダラコス》は装備しているクリーチャーに
飛行速攻を付与するクリーチャー。
出た瞬間に3/6飛行速攻として空から殴ってくれます。
《潮流のマントル》は5~8枚目の《発明者のゴーグル》として採用。
《予言のプリズム》などの追加ドローで同様に+1/+2の修整を得ます。
工匠は人間とドワーフ、コーなどがいるため《一心同体》はフルスペックが出しやすかったですね。
 使っていてそれなりに楽しかったのですが、
アーティファクトを固めて引いた時の何も出来なさが辛い。
マナ基盤の問題で赤マナが出にくいため、序盤の手札事故も辛いです。
 《ピア・ナラー》や《ブレイヤの見習い》など、
赤いカードと土地を増やしたこともありましたが、
いまいち使用感が悪かったためいっそのこと赤を抜くことに。
 青白になったデッキが以下のリストになります。

白いタルモゴイフは、強かったよ・・。
《岩屋の装備役》、強かったは強かったのですが、効果を発揮するためには装備品がなければならず、デッキの装備品枚数が増え、結果としてデッキが弱くなるという悪循環に陥ったためリストラされました。

デッキ紹介

メインボード解説

1マナ域

《模範的な造り手》
 アーティファクトがある時自身を強化するドワーフ。
アーティファクト3つで先制攻撃も付くのが偉いが、
強化は自身の戦闘開始時のみなので除去されやすいのが難点。
《機械職人の神童》
 
アーティファクトがある時自身を強化する人間。
バニラだが、《発明者のゴーグル》があれば3/4となかなかのスタッツ。《発明者のゴーグル》
 このデッキのキーカード。
自動で装着されるが、先出しが必須なのがネック。
4/4や3/4で殴りたいなら動き出しが3ターン目になってしまうため、
1マナクリーチャー→ゴーグルと1マナクリーチャーの順で動くと
良い感じです。

2マナ域

《巧妙な鍛冶》
 『フォーゴトン・レルム探訪』出身のナイス人間クリーチャー。
出た際にアーティファクトを手札に加え、
アーティファクトが出ると大きく育っていきます。
《機械医師》
 アーティファクトを再生する人間。
自身もアーティファクトなので固いブロッカーにも。
《巧妙な鍛冶》で持って来られるのが大事です。
《金属ミミック》
 多相の戦士 工匠。万能ロードその1。
+1/+1カウンターの形で強化されるので自身がいなくなっても安心です。
後出しで意味がないのがネックだったが、
《巧妙な鍛冶》を強化できるので採用するメリットは増えました。
《ガラスの棺》
 アーティファクトでは貴重な生物除去。
場に残るので後述の《金属の叱責》の即席にも使えます。
《ポータブル・ホール》とは追放できる範囲とマナコストに差がある。
相手のブロッカーを多く除去したいのでこちらを採用しました。

3マナ域

《順応する自動機械》
 構築物 工匠。万能ロードその2。
後出しで効果があるので便利。
 《巧妙な鍛冶》から《順応する自動機械》で+2/+2もの修整を
与えられるため結構強力です。
《金属の叱責》
 1マナ重い代わりに即席が付いた《マナ漏出》。
このデッキなら1マナあれば打消しとして使えるので、
1度目は不意打ちを、2回目以降は警戒をさせられるので
なかなか優秀なカードです。
《心を一つに》
 人間と人間以外がいると1マナ2ドローの呪文。
このデッキには人間以外にドワーフ、多相の戦士、構築物と
豊富な種族がいるため、優秀な息切れ防止カードとなります。

土地カード

《剃刀潮の橋》
タップイン2色土地。
アーティファクトなのに色が出るナイスランド。
《巧妙な鍛冶》から持ってくることが出来ます。
《平地》
カラデシュではこの平地が一番好きですね。
《島》
MTGで一番好きな島。
雲から透ける日差しと波への反射が美しいですね。

おわりに

 というわけで、今回はマイナー部族デッキをお届けしました。
工匠は構築物に次いで2番目に好きなクリーチャー・タイプで、
作っていてなかなか楽しかったです。
最後に改良したのは『モダンホライゾン2』の頃なので、
今組めばまた違ったデッキになるかもしれません。
赤をメインにして飛行機械デッキを作っても楽しいかもしれませんね。

 今後もオリジナルデッキを投稿していきますので
よろしくお願いいたします。

2022/08/05 HEA

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