【パイオニア】紙束デッキメモ【ティムールアガサ】
はじめに
こんにちは、HEAです。
『エルドレインの森』の神話レアを使ってデッキを組んでいきます。
今回のテーマは《穢れの大釜、アガサ》です。
アガサという魔女
アガサはエルドレインを「忌まわしき眠り」に就かせた魔女の
1人であり、多くのフォーマットで話題の
《アガサの魂の大釜》の持ち主でもあります。
血縁としてはローアンとウィルの伯母にあたる女性ですね。
そのひとつ目の効果は可変式の《訓練場》とでもいうべき効果です。
自身のパワー分、クリーチャーの起動型能力のコストを
減らすことが出来ます。
ふたつ目の能力は小規模な《踏み荒らし》といったところでしょうか。
速攻が付く代わりに修整値は控えめです。
彼女の紹介はこんなところでしょうか。
コスト軽減の果てに
さて、デッキの勝ち筋をまず決めていきましょう。
アガサはふたつ目の能力が連打出来れば勝ちに繋がるので、
クリーチャーを横に並べるデッキが良さそうです。
また自身のパワーを上げるほどコストが減っていきますから、
起動型能力でパワー修整を与えられる相方が欲しいですね。
色の決定
カードを探し始める前にデッキカラーを決めていきます。
「同じ能力を持つカードが8枚あればコンセプトになる」
私の敬愛するデッキビルダー伊藤”まつがん”敦氏の名言です。
そしてアガサにもまた5枚目以降のカードとなるものが何種類かあります。
そこで、今回の5~8枚目にはこちらのカードを採用しようと思います。
《生術師の使い魔》。《訓練場》と同じく
固定値(2)のコスト軽減能力を持ちます。
下の能力は専用のデッキを組む必要があるものです。
アガサと同じマナ域ですから、
基本的にアガサと同じタイミングで戦場に出すことが出来ます。
最低限2/2のスタッツもありますから、
そこまで使い勝手も悪くないのではないでしょうか。
この2種8枚を利用するので
色は青赤緑のティムールカラーに決定しました。
魔女のパートナーは誰だ
では、この色から彼女の相棒を決めていきましょう。
まずは起動型能力を持つクリーチャーの検索です。
毎度おなじみのWisdom Guildで、検索キーワードは
起動型能力を示す”:”です。
効果の範囲がコントロールしているクリーチャーですから、
「クリーチャー」にチェックを入れましょう。
追加の条件は「白・黒でない」「パイオニア」にします。
検索結果・・961件。
とりあえずこれを全部見て良い相方を探しました。
リミテ用のアンブロッカブル付与など、流し見しながら見ていくと
良いクリーチャーがいるではありませんか。
《猟犬調教師》です。アガサのいる状況なら
3マナで+1/+1カウンターを乗せることが出来、
アガサに乗せていけば2マナ、1マナとかなり楽にカウンターを増やせます。
本人にトランプルも付いていますから、
育てていけばフィニッシャーにもなりますね。
これもまた8枚積めばデッキは金太郎飴のようになってくれるのですが、
そう都合よく同型のカードがあるわけ・・
ありました。トランプルが付かない代わり、
こちらはカウンターをコストにドローが出来ます。
とりあえずこれら16枚からデッキを作ってみることにしました。
デッキ試作開始!
試作デッキその1
とりあえず8枚ずつ積んでみようの会結成!
アガサを守り育てる《とんずら》と《蛇皮のヴェール》
2マナの除去札である《火消し》と《稲妻の一撃》というように、
似たカードを並べて60枚にしてみました。
ついでに条件を満たしているので
9枚目のアガサ《黎明起こし、ザーダ》を相棒に。
軽く回してみた所主要メンバーが8枚だと重ね引いた時に弱く、
枚数を減らした方が良い事が分かりました。
またクリーチャーが少ないので戦線の維持も難しそうです。
マナが思ったより出ないのも気になります。
友人からもアドバイスをもらい、
ここはクリーチャー+マナ加速が出来る
起動型能力持ちを入れる事にします。
試作デッキその2
3マナが多すぎる!
一番好きなマナ域、3マナ。一番嫌いなマナ域、3マナです。
今回追加された《ファーティリド》は自信の+1/+1カウンターをコストに
基本土地をタップ状態で場に出す能力です。
《猟犬調教師》などでカウンターを乗せてやれば
何度でも効果が使えるわけですね。
また《ファーティリド》の相棒として最適なカード、
《進化の賢者》にもご登場いただきました。
この2枚が揃えば、
ファーティリドで土地を出す
→賢者がファーティリドにカウンターを置く
→ファーティリドが土地を出す
→以下マナが無くなるまで続く。
というように大量の土地を出すことが出来るようになります。
しかしコンボにコンボを重ねたデッキ、
しかも3マナが渋滞していて回ることも無く・・。
さらなる改良が必要のようです。
デッキリスト
3マナが重いなら2ターン目に出しちゃえばいいじゃない。
この格言に基づき、1ターン目にマナクリーチャーを置くことで
デッキのバランスが改善されました。
1枚ずつ見ていきましょう。
1マナ
《ラノワールのエルフ》/《エルフの神秘家》
言わずと知れた、1マナエルフの代表格。
+1/+1カウンターを乗せることで後半ではアタッカーとしても働きます。
2マナ
《穢れの大釜、アガサ》/《生術師の使い魔》
どちらも起動型能力のコスト軽減能力があり、
このデッキの顔となる存在です。
2ターン目に3マナのカードを出すことから
3ターン目以降に場に出すことが多いです。
《薄暮見の徴募兵》
起動型能力にターン制限が無く、
マナがある限りデッキからクリーチャーを徴兵する事が出来ます。
裏面になるとアドバンテージが稼げなくなるので、ちょっと困ります。
《火消し》
パイオニアで使える《マナ漏出》の下位互換。
別の上位互換の《かき消し》が使えるが、
実に35倍の値段がするのでとりあえずこっち。
《稲妻の一撃》
スタンダードな2マナ3点火力。
妨害札が8枚は欲しいので、赤の除去枠として採用。
3マナ
《自然形成師》/《猟犬調教師》
+1/+1カウンターを乗せる人たち。
猟犬調教師がトランプルが付いているので、多めに採用。
《ピーマの改革派、リシュカー》
戦場に出たときに、自身含め2体に+1/+1カウンターを乗せるクリーチャー。
カウンターが乗ったクリーチャーをマナクリーチャー化するので、
ファーティリドの代わりをしつつ、戦線も強化出来るナイスカード。
推薦者は友人。
デッキの回し方
1→3マナの動きをするため、
1マナエルフと3マナのクリーチャーをキープしましょう。
理想の動きは
1ターン目《ラノワールのエルフ》
2ターン目《猟犬調教師》
3ターン目《ピーマの改革派、リシュカー》
カウンターを《猟犬調教師》と《ピーマの改革派、リシュカー》に
調教師と土地から1マナ出し《穢れの大釜、アガサ》を唱える。
4ターン目《穢れの大釜、アガサ》にカウンターを2個置き、
+1/+1カウンターを置く効果が(G)に。
5ターン目以降はクリーチャーをデカくして殴る。
といった感じでしょうか。
小テクとして、リシュカーがいる状態なら
ブロックに参加したクリーチャーをタップして
+1/+1カウンターを乗せることが出来るようになるので、
往年の《ミシュラの工廠》の様に振る舞うことが出来ます。楽しい。
コンボが動き出すのは遅いため、
雑にリシュカーでデカくして殴り始めた方がいい場合もあります。
おわりに
今回は《穢れの大釜、アガサ》デッキをお送りしました。
スタンダードでも《猟犬調教師》は使えますし、「改善」や「換装」など
『神河:輝ける世界』のキーワードと相性が良さそうですね。
またパイオニアでも5枚目以降を《黎明起こし、ザーダ》にすることで、
白赤緑のナヤカラーで組んでみても面白いかもしれません。
まだまだ荒削りのデッキですが、これから友人たちと対戦して
改善していきたいと思います。
ティアデッキじゃなくてもいいから、作りかけでもいいから、
増えろ!デッキ構築記事!
2023/10/13 HEA
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