とんがり帽子
先の尖った帽子。
とんがり帽子で連想するのは魔法使いやドワーフである。
現代では先の尖った帽子をかぶる事はほぼ無いと言っていい。
従ってファンタジー世界に想像が引っ張られてしまうのだろう。
魔法使いなら例えばディズニー映画の『ファンタジア』だ。
師匠の「イェン・シッド」も、
弟子の「ミッキー」も青い尖った帽子を被っている。
ドワーフで言うと『白雪姫』の七人の小人だろうか。
彼らも一様に尖った帽子を被っており、
印象に残っている。
しかしつばの無いとんがり帽子はどういう用途で被るのだろうか。
帽子は基本的につばで太陽光を遮るために被るものと思っているのだが。
例えば魔法使いなら、三角巾に似た用途で被るのかもしれない。
ウィッチクラフトで薬品を作る際、
髪の毛が混ざってしまうのはよくないだろう。
まぁ魔女はつばのある帽子を被るわけだが。
ドワーフは鉱山で労働するイメージがある。
頭部から流れる汗を、帽子で受け止める用途があるのかもしれない。
作業中、汗が目に入ったら大変である。
それを未然に防ぐ用途としての帽子。
ねじり鉢巻きに似た用途だろうか。
現代に無いものはその用途を想像するしかない。
しかし、その想像力を逞しくするというのも、
なかなか楽しい娯楽である。
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