見出し画像

【パイオニア】紙束デッキメモ【白単人間/兵士】


はじめに

こんにちはHEAです。
今回は以前作ったパイオニアのビートダウンを紹介します。
毎度のことながら、
デッキリストが気になる方は目次の「デッキリスト」からどうぞ。

この洞窟どうしよう

始まりは『イクサラン:失われし洞窟』の発売でした。
あの《魂の洞窟》がスタンダードにやってくる!
そして値段も(少し)安くなる!
勢いで4枚揃えてしまったものの、
使い道が無かったので使い道を作る事にしました。

構築にも統率者にも

《魂の洞窟》
土地
魂の洞窟が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
(T):(C)を加える。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。このマナは、その選ばれたタイプのクリーチャー・呪文を唱えるためにしか支払えず、その呪文は打ち消されない。

https://mtg-jp.com/products/card/636994

選んだタイプの呪文が打ち消されなくなる土地。
5色マナが出るのもポイントで、
《手付かずの領土》、《閑静な中庭》と手軽に5色デッキも組めます。

さて、しかしこれ以上コストをかけたくはありません。

なので単色のデッキに魂の洞窟を入れることに決めました。

部族デッキの頂点に立つマーフォークデッキの強さは、
《銀エラの達人》がそこそこの比重を担っているのではないか?
と勝手に思っているので、銀エラがいる部族を探してみることにします。

新たなる銀エラを求めて

《銀エラの達人》を改めて見てみましょう。

2/2/1キャントリップ

《銀エラの達人》
(1)(U)
クリーチャー ― - マーフォーク・ウィザード
2 / 1
銀エラの達人を唱えるための追加コストとして、あなたの手札からマーフォーク・カード1枚を公開するか(3)を支払う。
銀エラの達人が戦場に出たとき、カードを1枚引く。

https://mtg-jp.com/products/card-gallery/0000155/439710/

手札にマーフォークがあれば2/2/1キャントリップと、
《エルフの幻想家》よりも強いカードです。

2マナのキャントリップカードを探しに行きましょう。

2マナのキャントリップs

《薄暮軍団の妄信者》はライフルーズがついた《エルフの幻想家》です。
《迷い子、フブルスプ》はライブラリーから出た場合2枚ドローできます。
《神憑く相棒》はエンチャントタイプが付いた《エルフの幻想家》ですね。

ホムンクルスに部族シナジーはありませんし、
犬は強力なロードがいますが他がパッとしません。
黒単吸血鬼かな・・?

ところが他にも見てみると実質《銀エラの達人》がいるではないですか。

4マナ

《捜索隊の隊長》です。
そういえばいたなぁこんな人。

4マナというだけあり、2/2と銀エラの達人よりも強力です。

コスト軽減が付いており2体で攻撃した後なら、
ちょうどいいマナコストで出すことが出来るでしょう。

兵士は以前モダンで作った部族ですし、
その経験が活きるかもしれません。

整列!

以前の記事で学んだことは、
兵士で組むより人間で組んだ方が強いという事です。

それでも未来の兵士ロードを夢見て、
人間/兵士で組む学術的価値はあるでしょう。

とりあえず《サリアの副官》は確定として、
他のカードも見ていくことにします。

ロードにはもう一体《銅纏いの先兵》がいます。

屈強なイコリア人

こちらはパワーしか上がらないものの、
護法(1)がつくので単体除去への耐性が上がります。

これで8枚。あとは除去できる生物も欲しいところですね。

人間と言えばイニストラード人

屈強なイニストラード人

《聖戦士の奇襲兵》は《解呪》を内蔵したクリーチャーです。
2/3/1瞬速となかなかいいボディを持っています。
《粗暴な聖戦士》は《放逐する僧侶》系の一時的除去クリーチャーです。
狼男なので、繰り返し変身すれば複数のクリーチャーを除去できます。

高速のビートダウンにしたいので、1マナクリーチャーも重要です。
まず入るであろうカードは《スレイベンの検査官》。
出現時能力で調査をするので、マナを払えばドローできます。

通称:おばちゃん

ここに2/1のクリーチャーも欲しいところですね。
最近は効果持ちのクリーチャーを採用したいです。

候補となるのはまず《アクロスの英雄、キテオン》。
両面プレインズウォーカーで、後に4/4として戦えます。

名前が訛ってギデオンに

もう一枚の候補は《徴兵士官》。

《民兵のラッパ手》っぽい

序盤はバニラのクリーチャーですが、
中盤から手札を増やすことが出来るクリーチャーです。
ただの人間デッキなら《薄暮見の帳簿兵》が採用されるところでしょうが、
ここは人間/兵士デッキなので採用。

もう一種類くらい1マナ域が欲しいところ。
ここで『イニストラードを覆う影』ブロックの、
ゾンビデッキを思い出しました。

強かったなぁ・・。

《墓所破り》は中盤以降いらない土地カードを、
クリーチャーに変換できるカードです。

ちょうど『異界月』に似た効果の兵士がいたはずです。

懐かしい枠

あの頃はお金も無かったので、
1BOX100円のコモン箱で遊んでいたのでした。

白緑人間デッキを組んだ折に使ったことがあったので覚えていました。

コモンだけあって少し弱いですが、
暇なときにクリーチャーカウントを増やせるのは良いのではないかと。
地味に出てくるのが人間・兵士・トークンですので、
どちらの部族の支援も受けられます。

残りのクリーチャー枠は土地枚数を考えると1~2枠です。
細かいところを詰めて行きましょう。

今のままでは1マナ域と2マナ域が同数で、カードの出力が弱そうです。
ここは2マナのアタッカーを追加したいところ。

刃を研ぎ澄ます

白ウィニーの名カードといえば、
私の世代だと《アダントの先兵》です。

残念ながら吸血鬼

このカードは何度かリメイクされているので、
類似最新のカードを使ってみましょう。

レアになって色々強い

《新ベナリアの守護者》は破壊不能のコストが手札になった、
《歴戦の神聖刃》のさらに強化版と言えるでしょう。

後援により攻撃力の底上げが出来、
実質1ドローと言って差し支えない占術2が毎ターンできます。

膠着状態でも強気で殴れる破壊不能がとにかく偉く、
盤面をこじ開けるのに有用です。

あとは、もう一種類くらい生物除去が欲しいですね。

意表を突けて、盤面をひっくり返せるようなカード・・。
当然重いカードになるでしょう。
マナカーブの頂点を決めていきます。

ギデオンの師

一時的追放カードで目に付いたのがこちらの《牢獄の管理人、ヒクサス》。
瞬速で相手の計算を狂わせることが出来ますし、
ブロックでフルアタックの致命傷を回避した上、
除去が出来るのはいいのでは。
5マナと重いのだけが難点で、
これを入れるためには土地の枚数を多めにしなければならないでしょう。

本拠地の設定

白単色ですから土地の自由はかなり利きます。
《魂の洞窟》は確定として、
他にも効果付きの土地を入れていきたいところです。

ビートダウンに入っていて嬉しい土地と言えば、
モダンのボロスバーンに入っている《灼陽大峡谷》のような、
ドロー付きの土地です。

結構好きだった

しばらく前までは《謎めいた洞窟》くらいしかありませんでしたが、
今では『ファイレクシア:完全なる統一』で収録された、
タップインの単色球層土地があります。

今回は2枚程度こちらを採用することにしましょう。

便利になったものだ・・。

他には、人間デッキですから《アーデンベイル城》もいいカードです。

なぜ伝説ではないのか

こちらを入れて継戦能力を底上げしましょう。
ヒクサスが5マナですから、一応使えるはずです。

デッキリスト

という訳で出来たのがこちら。

兵士シナジーが無いのが悲しいところです。
完全に自己満足の兵士統一ですね・・。

ちょこちょこ趣味のカードも入っており、満足の出来です。
自己満足も満足は満足。

デッキの動き

基本的には1マナから順に展開していくだけです。
ロードは2ターン目に出さず、
1/1を展開してから3ターン目に出した方がダメージが伸びそうですね。

ヒクサスは単に瞬速のブロッカーとして使ってしまってもいいと思います。
瞬速4/4は警戒されていないでしょうから、
ビートダウン相手に強く使えるでしょう。

使ってみた雑感

金太郎飴タイプのデッキだけあってかなり扱いやすいデッキです。

《新ベナリアの守護者》はかなり強力です。
占術でドローの質を高めたり、
破壊不能で盤面をこじ開けたり出来ますからかなり噛み合ってます。

《捜索隊の隊長》も良いカードです。
基本的には2マナで出ますし、上手くすれば1マナで出ます。
タフネスが2ありますから、ブロッカーとしても使えます。
モダンの《霊気の薬瓶》からはまず出ないクリーチャーですから、
パイオニアらしくていい居場所だと思います。

私の持っているパイオニアのデッキでは、
そこそこ強い方のデッキになるかと思います。

おわりに

今回はパイオニアのデッキを紹介しました。
ここ数か月パイオニアが個人ブームで、
いくつかデッキを作成しています。
指が動くときにまた書こうと思います。

《魂の洞窟》はこれで使えたのですが、
安い時に買った《霊気の薬瓶》が腐っているので、
モダンの部族も組まなければなりません。
大変だ。

次回は無色ミッドレンジ辺りを紹介したいところです。
また近いうちにお会いしましょう。

2024/03/17 HEA

本記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。
ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?