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Good day

 今朝、河川敷を散歩してみた。芝の匂いがする。アメリカの民家の風景を思い出した。よく芝が手入れされて、そこを通ると芝の匂いがした。日本の芝といえば、河川敷の土手だろう。金八先生だ。

 先日、計器過程の訓練生が計器一発目のフライトということで、僕は無線を片手にハンガーから見届けた。とても、落ち着いた口調で通信しているのを聞いて僕は感心していた。彼はTowerから更新を切り替える時に、Tower の管制官に

Good day!

と言っていた。管制官の方ももちろんGood day!と返す。アメリカでは、こういう挨拶は日常的に行われていて、管制官の方から挨拶してくれることもしばしばある。しかも、Have a good weekend!とか、クリスマスの時は、Merry Christmas!など、挨拶も様々日本よりカジュアルな感じだ。

それにしても、彼は計器一発目からごく自然にGood day と言っていたので、僕は後から彼にそのことについて、素晴らしいですね、ということを伝えてみた。

 すると彼は、Good day は、この学校の教官の教えで、お世話になっている管制官の方にありがとうございます、という気持ちを込めて、Good day はつけよう、と教わったらしい。彼もその教えに賛同し、訓練の初期の頃から自然とつけていたので、習慣となっていると話してくれた。

こういうことって、人としてとても大切なことだと思う。時々、夕方になるとエアコミューターのパイロットがTGLの練習をし終わって、きちんと管制官の方に、ありがとうございました、と言い、管制官もお疲れ様でした。というやり取りを耳にしたことがある。素敵だな、って純粋に思う。

僕も次の訓練からGood day!を毎回つけよう。余裕がある時は、訓練の最後にきちんと、ありがとうございました。と言おう。

Good day!=感謝

なのだ。