物質的成功と心の豊かさ
悔しい気持ちはずっとあって、それが僕を突き動かしていることは間違いない。この道に進んでもそうだ。パイロットとして生きる覚悟を決めたものの、戦いたい土俵がそこにはない現実が続いた。その悔しさを胸にこれからまた新たな道に進み始める。飛行教官だ。
僕はこの会社で必ず成功する。ここで言う成功とは、自分の能力に見合う高い報酬を得て、家族や自分が大切にしている人に惜しみなくお金を使うことができるだけの人物になることだ。
もちろん、お金や物質的な成功だけに目が眩むと心は疲弊していくだろう。物質的成功と心の豊かさを両立させることは、難しい。だからこそ、それを常に意識しておくことだ。
物質的な豊かさは何の為に存在するのか、そこだ。
神戸に来ると高級車が走りかいすぎて目が眩む。目が眩むと心も眩む。羨望の眼差しになる。しかしだ、目的が高級車を所有する所に焦点が行けばその先はない。
高級車に乗れるだけの地位につく。それだけの生活水準を得て、子供の教育に投資できる。健康的な食事を摂れる。次元の高い層に身を置ける。
僕は、そうしたい。だから、現状が悔しい。もどかしいのだ。
自分は、必ず成功する。そう胸に誓った。だから、パイロットとしてもっと力をつける。その為の努力は惜しまない。自己投資も惜しまない。どんどんやって行く。時代や境遇の言い訳はしない。
時代を乗り越えて行く。