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未来を読む技術

 パイロットに求められる技術、それは、

未来を読む技術である。

なんやそれ。例えば、WCAをとってアプローチするのもその一つ。今CDIがセンターでも風に流されることもある。だから、風を読み、即ち未来を読み、風に流させれないようにカウンターをいれるのだ。こうなったら、次こうなるはずだよね、だから、先にこうしとこう。と言った具合に思考と行動をカチカチ切り替える。

もう一点、パイロットの気配り、気遣いは、

二歩先を読むことだ。

一歩先を読むのは、さほど難しくない。まぁ、できているかと言えば僕もまだまだだが。問題は、次の次が読めるか。では、どうやって読めば良いのか?

次を読むには、目の前を見る。

次の次を読むには、周囲を見る。

個別から全体へ。具体から抽象へ。一点から俯瞰へ。

そうやってエリアを広げて行くことで、二歩先が読めることにつながる。これは、計器飛行のスキャニング技術とも対応する。個別の動き、全体の動き。何か変わったことはないか?いつもと違うところはないか?

だから、普段から周りをよく観察する目が必要なのだ。未来を読む技術を身につけよう。

さて、明日は訓練仲間の試験だ。彼にはどうしても受かってもらいたい。なぜか?遠回りして、遠回りして、それでもなお夢を諦めずに、頑張って来たから。彼に敬意を表し、最大限のエールを送ろう。