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無意味なboundary

 冷蔵庫を開ける。僕のスペースに食材が入っている。指摘するわけではないが、気になる。なぜ、気になるのだろう?と思った。それは、自分が境界を意識しすぎているからだ。個人と個人の生活空間の境界。あぁ、僕は自分のスペースに入って欲しくないのなだなぁと思った。ただ、境界線は人それぞれ。僕が境界だと思ってたラインは、他人にとっては境界ではない場合もある。そして、時に自分の境界に入ってくることがある。まぁ、いっかと思おうとしても、気になってしまうと、自然と仕草に表れ、相手に伝わるものだ。

では、どうやったらストレスなく生活できるのだろう?

一つにその境界を引く意味があるかどうかを考える。

例えば、冷蔵庫の僕のスペースに他人のものが入ってたとしても、自分の分をどこか違うスペースに移動すれば、ものは収まっているわけだから、いいんじゃない?

ということで、ここでは境界線を引くこと自体、ナンセンス。

もう一つは、境界の種類を考えればよい。飛行機でいう空域だ。どれだけ制限があるのかだ。例えば、TCAはトラフィックアドバイザリーだから、コンタクトしなさいと言われなければ、無断で入ってもよい。一方、PCAは、VFR機は基本的に入ってはいけない。入るならば、管制許可、トランスポンダーモードCが必要になる。このように制限がきついわけだ。

これは、個人にも置き換えられる。まぁ、入ってもいいよね、というところと、ここは無断で入らないでね、というところ。そこを設定しておけばいい。

 その境界を決める時に、先に述べた自分にどれ程影響があるかを考えればよい。さほど影響がないのならば、どうぞどうぞと入らせてあげればよいのだ。あんまりガチガチの境界を設けないほうがいぃ。というか、だいたいは自分にとって大して影響ないことの方が多い。自分で勝手に大袈裟にしているケースはあるはずだ。

 だから、基本的には自分の空域を他人に自由に飛ばしてやればいいじゃん。というスタイルで行こう。

ただし、相手にもよる。その相手を見極めるのは自分次第。こいつは、ダメだと思った時は、シャットアウトするか逃げた方がいい。そりゃそうだ。飛行機でも空港付近でふざけたフライトをする人には、もう来なくて結構、となるわけだ。

人を選ぶ目を養おう。そして、自由に飛ばしてやろう。

空域、心域。