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結果が全て

学校の帰りに駐車場でいつものように飛行機を眺めていたら、今日はTake off する期待が3機も連続していた。

左手からスカイマークがtaxi way をやってきた。僕は思いっきり手を振ってみた。そしたら、なんとコックピットからパイロットが手を振り返してくれた。しかもすぐに。その心意気がとても嬉しかった。だが、ここで注目すべきは、何よりそのパイロットの視野の広さと、手を振り返してくれる余裕である。

ちなみに後続の別のエアラインにも同様に手を振ってみたが、手を振り返されることはなかった。パイロットが気付いていたのかどうかは定かではない。

ただ、やはり改めて視野の広さと余裕が必要だと認識させられた。taxi end が差し迫っているので、業務の邪魔にならない程度に今度また手を振ってみよう。

 そんな出来事が起こる少し前に時を戻そう。今日も、座学をしていたのだが、自分の知識の無さに愕然としていた。ある質問に対して僕が曖昧なことを答えると、教官の目つきが一瞬で変わったのを、そして、その場の空気も、一瞬で変わったのを肌で感じた。これは、アメリカで試験を受けた時に、エアラインでも働いてる試験官も同様の反応をしたことを、即座に思い出した。

パイロットは、何より根拠の欠ける曖昧な答えを許さない。

これが、プロの厳しさなのだと感じるとともに、自分はまだまだ遠いな、と思う。

そう、プロパイロットは結果が全てなのだ。そう教わった。

結果を残す為にもっと貪欲にならないといけない。知識面もそうだが、今までのやり方をしていたのでは、それ以上成長は見られないだろう。勉強したような気になってはいまいか?しっかり知識が身についているか?身につけるには、どうしたらよいのか?

と、物思いにふけりながら、とぼとぼと駐車場まで歩いていた時に、スカイマークのパイロットが手を振ってくれた。ここで待ってるよ、とでも言っているのだろうか。

はい、もう少し待ってて下さい。そっち側に行きます。