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ポジティブシンキンの秘訣

 久しぶりに休んだ気がする。

仙巌園のスタバに行き、コーヒーと抹茶マフィンを食べる。思ったより落ち着かない。昔の建物の中にスタバを入れているので、空間が密閉されているからだ。なるほど。やっぱりカフェにはテラスがいるな。ということですぐに出る。近くの神社の木陰でくつろぐ。僕はスタバより、こっちの方が落ち着くみたいだ。暑いので仙巌園には入らなかった。歩く気になれない。もう少し、涼しくなったら、改めて仙巌園に来よう。 

 そこから、鹿児島市内をさらに南下し、喜入を通り、知林ヶ島まで来た。ここは、干潮時には陸続きになるのだ。残念ながら、潮が満ちてきているので、砂道は海の中へ。まぁ、おかげで誰もいない。海に足を突っ込みボーッと知林ヶ島を眺める。遠くの空に、積乱雲が最盛期の終わりを迎えていた。カナトコが流れてきている。砂浜に落ちてある竹を拾い、バットがわりにして、小石を海に向かって打つ。

さぁ帰ろう。砂を落とし車を走らせる。不意に温泉に入りたくなった。コンビニに車を止めて、調べる。開聞岳を見える温泉がある。よし、ここに行こう。

ついた。たまて箱温泉。なんちゅう、ネーミングセンスだ。入る。露天風呂から、海が一望できる。右手には、開聞岳。うっとりする景色とはこういうことだ。温泉の煙があちこちたっていて、硫黄の匂いがほのかにする。なるほど、竜宮城から持ち帰って、玉手箱を開けたときの景色がこれか。無数のトンボが風に揺られて飛んでいる。その光景は、あたかも飛行機が飛んでいるようだ。脳裏にはなぜか、特攻兵の零戦が浮かんだ。今は平和なのだ。しみじみとエアラインパイロットになるんだと、言い聞かせ風呂を後にする。

よい休日ではあった。だが、寂しさがあった。何故かといえば、頭が過去に向いているからだ。未来に頭が向けばもっと楽しくなるのだ。

寂しさは、過去であり、楽しさは、未来である。

未来には、良いことが必ず待っている。そして、そうするのだ。自分の手で。過去に囚われなければそれができる。とりわけ、人に囚われなければ。

今を未来をグネッと変えてみよう。