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広く、深く。(昂奮のサウンド・オブ・ミュージックver.)

「深く掘るには、広く掘らなければいけない。」
ということばを知ったときに、
なるほどぉ! って思ったんだった。

このことばは、コピーライター・岡本欣也さん著
『「売り言葉」と「買い言葉」 心を動かすコピーの発想』
という書籍の中で(171頁)、広告コピーを考えるための
アイデアの発想法として書かれていたのですが。
たとえば、砂場で穴を手で掘ろうとしたら、
掘りたい穴の場所だけを掘るよりかは、
その回りも広げていかないと深い穴は掘れない。
人間の手は、ボーリングの掘削機ではないから。
つまりはさ、発想をどんどん広げてゆくことで、
考えも深くなってゆく。という、
このことばを読みながら、でも、これは、
アイデアの発想のためだけでなくって、
さまざまなことで言えるやもしれないと思ったの。

さくじつのブログでは、
「もっと、もっと、じぶんなりにでも、
 音楽のことを知りたいなあ。」と書いたですが。
この「音楽を聴く」ということもね、
「深く掘るには、広く掘らなければいけない。」
のことと関連していると思っているのよね。

たとえば、ぼくは、
奥田民生さんの音楽が大好きなのですが。
民生さんの音楽には、
過去の音楽のオマージュだったり、
引用だったり、パロディだったり、
の要素がたくさんあるように思われて。
音楽の曲自体のみを聴いたとしても、
すばらしい!!! と思ったとすれども、
やっぱり、オマージュや引用やパロディの元の音楽を
知っていればこそ、もっと、その曲のことを、
楽しむことができる、というか、
知ることができる、というか、
発見がある、というか。

そんなときにはさ、
「広く掘る」ことをイメージしながら、
音楽を聴けたら。と想っているのよね。

B.Bも、J.B.も、R.C.も、O.T.も、
いろいろ聴きたいんだぜ〜。

数分のエクスタシー 昂奮のサウンドオブミュージック

令和3年12月22日


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