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「ムダ」な時間。

昨日のブログでは、先日映画館にて
『THE FIRST SLAM DUNK』を観てから、
原作漫画『SLAM DUNK』のことを思い出しながら、
とある場面について考えていたことを記しました。

そしてまた、さらにね、
とあるきっかけで思い出したシーンというのがさ、
昨日のブログと同じく
「湘北」対「陵南」の試合にて、
湘北の三井が倒れて、メンバー交代、
体育館内の階段に座りながら
ポカリスエットを飲み干した三井は後輩・桑田へ、
【もうないのか…? ポカリ】
と伝える場面だなあ。

買ってきた缶のポカリスエットを三井に渡した桑田は、
【絶対 勝ちましょうね 先輩!!】
と言い、コートへと戻る。
三井は疲労困憊で力が入らず、
缶の口も人差し指では開けられず、
親指を使い、なんとか開けることができた。
このとき三井は、自身のグレていた過去を振り返りながら
(なぜオレは あんなムダな時間を……)
と思い、涙する。

この夏、映画公開に先駆けて、
アニメ版全101話を毎日一話ずつ、
YouTubeにて期間限定で無料公開されていて。
そのあいだ、テレビ放映当時を思い返しながら、
毎日、楽しみにして観ていたのですが。

三井のことについてはさ、なんだか
これまでには思わなかったんだけれども、
アニメ版を観ながら感じたのは、
この三井の過去というのは、
決して「ムダ」じゃあなかった。
つまりはさ、
中学でMVPを取ったころ、そして、
湘北高校バスケ部へと入り、
怪我をしてバスケ部を去るまで、と、
その後グレて、紆余曲折を経て
バスケ部へ戻ってから、という三井を比べると、
バスケ部へ戻ってからのほうが、
なんとゆうか、すごみがある、というか。

ぼくは、でも、たとえば
バスケットの技術や体力的なことはわからないけれど、
グレていたころ、鉄男や堀田たちと出合い、
そこで経験したことによって、
これまでの三井には無かった、また、
もしもそのままバスケ部を続けていたとしたら
持ち合わせることができなかった、
「すごみ」みたいなものが出てきたのではないか。
さらには、この「すごみ」によって、
その後の全国大会を闘うことができたのではないか?
って、なんだか思ったのよね。

もしかすると、そこには
「ムダ」のような面もあったとしても、
その面とは、一面だけであって、
ある意味では、どんな出来事も
「ムダ」では無いやもしれない。

なんだか、今、
そんなことを思ったんだった。

炎の男 三っちゃ〜ん!!!

令和4年12月8日


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