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『MUSIC』

本日12月24日は、
フジファブリック・志村正彦さんのご命日。

12月に入ってから、
さいきんは、ずっと、
志村さんの歌声を聴いていた。

ひさしぶりに聴きながら、
ちょっと、泣いてしまった曲はね、
志村さん逝去後の2010年7月リリースされました
アルバム『MUSIC』1曲目収録の
『MUSIC』です。

この曲では、季節の
「春」「夏」「秋」「冬」
のことが歌われていて。
それはさ、フジファブリックの
デビューから四作品続けての季節連作シングル
『桜の季節』『陽炎』『赤黄色の金木犀』『銀河』
をイメージすることができて。
たとえば、、

心機一転 何もかも春は
転んで起き上がる
街に舞い散った花びら
踏みつぶして歩く

‥‥という歌詞は、
『桜の季節』の「桜」を感じるし。。

うだるような季節の夏は
サンダルで駆け巡る
駄菓子屋で買ったりんご飴
大きくて食べきれない

‥‥という歌詞は、
『陽炎』の中の、駄菓子屋へゆき、
でも、夕立が降ってきて家に帰った。
という内容のとある後日談として、
ちゃんと、りんご飴、買えたんだなあー。
って思えるし。。

枯れ葉が舞い散ってる秋は
君が恋しくなる
記憶の中のいる君は
いつだって笑顔だけ

‥‥という歌詞は、
『赤黄色の金木犀』での
「あなた」を想う歌の主人公の気持ちに、
重なるように思われるし。。。

君を見つけて 君と二人
遊び半分で 君を通せんぼ

はたまた、歌詞の中の
「通せんぼ」ということばは、
花屋さんの女の子に妄想の中で恋をする
『花屋の娘』という曲がイメージされるし。

雨が止んだら 虹が出るから
晴れた気分で街を歩くよ

さらには、「虹」という語句は、
やっぱり、フジファブリックの
『虹』を思い出させる。

と、こう考えてみると、
この『MUSIC』という曲は、
志村正彦さんが作られた音楽の
集大成のような作品なのかもしれない。
とも思うのよねえ。

そう言えば、先日、
期間限定プライスで購入いたしました
フジファブリックのライブDVD
『Live at 富士五湖文化センター』
『Live at 渋谷公会堂』
のふたつが届いたのですが。
なかなか時間もなくって、
まだ観ていなかったんだった。

とくに『Live at 渋谷公会堂』はさ、
2006年12月25日に行われた
「クリスマス」のライブ、とのことでして。
この日この機に、きょうとあしたでね、
DVD観たいー。

タッタッタッ タラッタラッタッタッ と飛び出したぁ

令和2年12月24日


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