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解放された世界。

今年3月にリリースされました
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの
最新アルバム『プラネットフォークス』について、
リリースから約3か月経ち、
すこしずつ聴きながら、このごろ、ようやく、
耳や身体に馴染んできた感がある。

リリースから約3か月聴いて思ったのはさ、
『プラネットフォークス』、ぼくは、
これまでのアジカンのアルバムでね、
いちばん好きやもしんない!!!

でも、その理由は、
まだうまく言えないな。

たとえば、全14曲収録ということで、
これまでのアジカンのオリジナルアルバムの中で
最多曲数、と言われていて。
いろいろな曲や音楽を聴くことができるから、
楽しい、ってゆうのがあるやもしれない。

シングル曲で言えば、
2019年5月リリースの
『Dororo / 解放区』、
2020年10月リリースの
『ダイアローグ / 触れたい 確かめたい』、
2021年8月リリースの
『エンパシー』とカップリング曲『フラワーズ』、
という6曲が収録されていて、とくには、
『Dororo』と『解放区』が3年前の曲というのは、
アルバムで聴きながら驚いたですが。

シングルの曲順として、
『Dororo』→『解放区』
の流れで聴いていたときとね、
アルバムの曲順として、
1曲目『You To You』からひきつづき、
『解放区』→『Dororo』→
の流れで聴くのとでは、なんだか、
音楽の雰囲気がちがって聴こえてくるなあ。

それはさ、なんだろう、たとえば、
シングルのときでは、
『解放区』のアウトロにて、
音がふと消えるかのような感じの終わり方が
象徴的だった、とゆうか、曲が終わったあとの
その静けさが印象的だったのが、
アルバムでは『解放区』のすぐあとで
『Dororo』が流れ始めて、そして、
アルバムが始まってゆく感覚がさ、つまりはこの
『プラネットフォークス』というアルバムが、
『解放区』によって
「解放」された世界が表現されている、
という雰囲気なのかなあ?????

その世界では、
さまざまな曲の中で、
さまざまな人々や街や景色が歌われている、
つまり、このことが、アルバムタイトルの
「プラネットフォークス」
という言葉の意味なのやもしれないな。

はたまた、ぼくとしては、
シングル『エンパシー』のカップリング曲の
『フラワーズ』がさ、
シングルで聴いたときでは、
ちょっと地味な感じもしていたのですが、
→『De Arriba』→『フラワーズ』→ 『星の夜、ひかりの街』→
というアルバムの流れで聴くと、
壮大、と申しますか、
感動的、と申しますか、言わば、
静かな祈りのごとく、
落ち着く、と申しあげますか、
うまく言えないんですが、
なんだかとっても好きだなあ〜。

街角に佇む若い花売りに 君の影を重ねて思うよ 嗚呼

令和4年6月17日


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