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鑑賞か、観察か。

おとといきのうのブログにひきつづき、
今回もね、せんじつ観にゆきました
『デザインあ』展の感想を書きたいですがー。

『デザインあ』展では、展示が
「観察のへや」「体感のへや」「概念のへや」
という三つに分かれていて。
どの「へや」も、おもしろかったけれども。
そのなかでも、きのう書きました
『デッサンあ』もふくまれている
「観察のへや」が、よいなあと感じまして。

美術館ではさ、ふつう、作品を
「鑑賞」すると思うのですが。
『デザインあ』展では、
「鑑賞」ではなくって、
「観察」する。

「鑑賞」と「観察」って、
意味は同じようだとは思うけど、
ニュアンスがけっこうちがう気がするのよね。

たとえば、なんだか、
「鑑賞」よりも、
「観察」のほうが距離が近い。というか。
「観察」のほうが、より、
生々しい。みたいな?????
うまく言えないんだけれども、
「鑑賞」と「観察」では、
べつの見え方がするんではないかなあ。
って感じられる。

思い返せば、ぼくは、
美術館を訪れるのがだいすきなんですが。
これまで美術館にて、展示や作品を
「鑑賞」はしていたとしても、
「観察」をするようには
観ていなかったとも思える。

今回、『デザインあ』展での
さいしょの「観察のへや」にて、
一番はじめの展示室ではいろいろ観ながら、次は、
すこしステップアップするかのように
『もんどころ』で「もん」を描いて、
最後、「観察のへや」の最終試験的な感じで
『デッサンあ』で「デッサン」をする。そして、
「体感のへや」や「概念のへや」へと進む。
その、展示の流れが、
すばらしいなあと思ったし。

また、
「観察のへや」にて、
「観察」を体験したことによって、
じぶん自身の感覚がさ、
ちょっと、変化した、かのような?!
いや、気のせいやもしれないが、
なんか、そんな気もする〜。

こうなれば、これからはさ、
美術だけでなくって、
映画も、音楽も、テレビも、読書も、なんでも、
「観察」するように観たいわあ。

令和3年3月18日


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