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中学生のテストの思い出。(「日常○○○」ver.)

中学何年生のときだったかは忘れてしまったけれど、
とある定期テストのね、「国語」の
とある問題のことを思い出していた。

このテストの問題では、たしか、でも、
通常と変わらない問題がつづきながら、
それらを解き終えての最後の問題だったかな、
突如、テスト範囲とは
まったく関係ない問題が登場して。
完全な問題文は失念しましたが、たとえば、
「日々のありふれたこと。」を意味する語句として、
【日常○○○】
の「○」の中に漢字を埋めよ。
みたいな問題だったと思う。

答えは、もちろん、
【日常茶飯事】
なのですが。とは言えども、
テスト範囲内の語句でも無かったし、
また、当時のぼくは
いろいろな本を読むわけでも無かったので、
知らなくって、解答を記すことができなかった。

ぼくの記憶の中ではさ、
テストが終わった直後から、みんなが
「最後の問題、できた?」とか、
「あんなの、知らんし。」とか、
「おれは、書けたもんね。」とか、
「あれって、テスト範囲じゃあないじゃん!」とか、
「日常『ちゃめしごと』って書くらしいぞ。」とか、
いろいろ、物議を醸していた。

それでね、ぼくとしては、
このときのテストによって、
【日常茶飯事】
ということばがあるんだなあ。
と知った、というか。

ほかのテスト問題のことは、
ぜんぜん憶えてないけれども、
なんとゆうか、あの
イレギュラーとも言える問題のことが、
強く記憶に残っているのよねー。

あ、でも、
テストの問題ではないのですが、
同じく中学生のときの
定期テストの「社会」でのこと。

いつもはさ、そんなに
よい点数とか取れないんだけれども、
このテストのときだけは、「社会」では
1問のみ間違えてしまって、惜しくも
100点を取れなかったことがあった。
その間違えた問題というのが、正解としては
【孫文】と記すところを、悩んだ挙句、
【袁世凱】(答案にはひらがなで書いたけど)
と書いて、ばつになった。

そのことはさ、なんだか、
何年経っても忘れられないんだな。

あのとき、もしも、
悩んだ挙句、
【孫文】と書いていれば。

‥‥とは言っても、
問題を間違えたことを心外と思いながら、ぼくは
「そんなの、シンガイ革命だよぉ〜。」
とかは言わない。それは、でも、
つまらないから言わないんではなくって、
まだ、オヤジでは無かった中学生のぼくには
そんなダジャレを、
思いつくよしも無かったんだ。

今でこそ、オヤジに成ったぼくは
そんなダジャレも、
日常ちゃめしごとなのだ。

令和4年10月27日


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