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言い聞かせて、問いかけて。

ぼくだっても、ときには、
じぶん自身になにかを
言い聞かせるようにすることがある。

たとえば、なんだろうか、
じぶんで、じぶんに、
「おれ、がんばれ!」
的なことかなあ。そのほかにも、
「こういうふうにしたらいいんじゃん?」
ってえのも、あるやもしれないか。

そういうときにはさ、
じぶんが励まされたり、
じぶんに教えられたり、
じぶんで思い出したり、
じぶんを思い出したり、
することは、ある。

でも、そういうような
言い聞かせられる側のじぶんは、
「いつものじぶん」なのだとしても、
言い聞かせる側のじぶんは、
なんでも知っているかのごとく、
なんでも判っているかのごとく、
ちょっと上に立っているかのごとく、
っていうふうに考えれば、そのじぶんとは、
「誰?!」とも思ってしまうのよね。

だから、
じぶんで、じぶんに、なにかを
言い聞かせるときでも、
「ほんとうのところはおれもわかんないんだけど、」
って言いながら、
じぶんで、じぶんに、言い聞かせる。

そして、そのときには、
言い聞かせられる側のじぶんは
「ほんとうのところはどうしたらよいのかな?」
って言い聞かせた側のじぶんに、
問いかける。

そこから、
言い聞かせられるじぶんと、
言い聞かせるじぶんとで、
対話をしはじめる。

ときには、その
じぶんとじぶんが逆転するみたいにして、
言い聞かせられた側のじぶんが、
言い聞かせた側のじぶんに、
言い聞かせることもある。

言い聞かせられる側にいて、そして
言い聞かせる側へと移ったじぶんも、
「ほんとうのところはおれもわかんないんだけど、」
って言いながら、じぶんで
じぶんに言い聞かせながら、じぶんは、
じぶんのそのことばをよく聴きながら、さらに、
じぶんへ問いかける。

これだと時間はかかるとも思うけれど、
いかんせん、どのじぶんも
「じぶん」なんだから、
しかたないんだわ〜。

きょうもきょうとて、
じぶんに言い聞かせながら、
そのじぶんへと問いかけろ!

令和4年5月25日


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