其の百四 や行音とわ行音
《吉本隆明さんの講演『芸術言語論 −沈黙から芸術まで』(平成20年7月19日@昭和女子大学人見記念講堂)を、ぼくが毎回ほんのちょっとずつ聞いてゆきながら、あらためてどんなおはなしだったのかを思いかえしてまいります。》
やっほー、こんにちは。ほんじつも講演を聞きます。
前回noteでは、「つまり、この子音というのは三列音を先頭にして母音を加えれば、か行音はできます。大抵の五十音の音は、それでできています。特別なのは、た行音です。た行音というのは、それでやってもうまく行かないんです。た行音だけは、最後の音、たちつてとの『と』を先頭に持って来ればいいんです。第五行音を先頭に持って来て『とあ』、とすれば「た」です。最後の『と』を先頭にしないと、そういうふうになりません。」と吉本さんおっしゃったばめんでした。
つづきですっ。。。
それと、もうひとつだけあれがあるんですよ。特殊なあれなのは、それは「や行音」と「わ行音」です。(チャプター14 / 第三列音を中心とした日本語の音_4:41〜)
「もうひとつ特殊な子音があって、それは『や行音』と『わ行音』です。」
「や行音」と「わ行音」というのは、あの。全部、三列音でいいんですけど。三列音と、あの。それから、母音とを結び組み合わせたもの。
「『や行音』と『わ行音』は、ぜんぶ、三列音でいいのですけれど。三列音と母音とを結びあわせたもので。」
そうすると、たいてい全部、母音と母音を順序を変えて組み合わせたものだ、っていうふうになります。それでできます。
「そうすると、ぜんぶ、母音と母音を順序を変えて組みあわせたものだ、となります。」
‥‥と、えーっと。「や行」は「や、い、ゆ、え、よ」で、「わ行」は「わ、ゐ、う、ゑ、を」なので(←改めてWikipediaで調べました。)。そのことが、ここでおっしゃる「三列音と母音とを結び組み合わせたもの」ということなのかな?!
んでも「母音と母音を順序を変えて」というのは、ちょっとあんまりわからないのですが。。。
講演をつづけます。
だから、そういうふうに作られております。それで、その三つの他には、まあ、考えなくていいし。もう場合によっては、それよりも、省いちゃっていいようにも、今のではなります。
「その3つのほかは、考えなくてよいし。場合によっては省いてしまってもいいように、今のではなります。」
‥‥というここの「今のでは」とは、「今の日本語の五十音では」てゆう意味なのかどうか??? これから先の将来にもしも五十音が変化したらば、そうもゆかない。という意のようにもおもったんだけれど。。
こーえん、つづけます。
それで、省かなくても。それだけ、それだけの区別っていうのがあれば、あの。だいたい全部の音(おん)を…。五十音の全部を、作り上げることができる。
「それだけの区別があれば、五十音のすべての音を作ることができます。」
吉本さんこのようにおっしゃる日本語の五十音のこと、つづきは次回noteで聞きますっ!! そして、映画『聖の青春』観てきたよぉ。あー、泣いてしまった…。よく言われているけどさ、今年の後半はほんとうに、見たい映画・面白かった映画がたくさんあって、すごいぃ。
では、ほいじゃー。。。
平成28年11月26日
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