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罰であり、呪いであり、捨て身であり。

昨日のブログでは、一昨日、映画館にて二度目の
『THE FIRST SLAM DUNK』を観ての感想をね、
ねたばれありでもうしまして。そして、
でも、まだもうすこしだけ
「SLAM DUNK」のことをブログ書きたい。

これはさ、一度目の映画を観ながら、
思いついたことなんだけれども。
「山王戦」と言えば、桜木花道が
ボールを追いかけて、長机に突っ込み、
背中を負傷するシーンがとても印象的なのですが。
こんなにも痛々しい場面がさ、どうして
生まれるに至ったのか?! って、
原作当時より、ぼくとしては
けっこう謎だったんだけれども。
それがなんだか、じぶんなりの解釈になるけれど、
説明できそうな気がしたのよね。

つまりはさ、
「長机」と言えば、このシーンの以前、
桜木が木暮と交代してコートへと戻る際、桜木は
(この試合… 絶対 オレが何とかしてやる…!)
という気持ちのままに、コートの脇の
来賓の方たちが席についている長机の上で立ち、
そこに置かれたプログラムの冊子を丸め
メガホンのように持ちながら、
【ヤマオーはオレが倒す!! by天才・桜木!!】
と、大声で会場へと叫ぶシーンがあるけれども。
もしかしたら、この
「長机の上に立つ行為」と関係があるやもしれない。

あらためて考えてみれば、やはり、
たとえどんな気持ちであったとしても、
試合中において、
長机の上に立ち、叫ぶ、なんて、
よくない行為であって。
言うならば、バスケットボールの試合を
侮辱するような行為だとも思われる。

そのような行為をおこなった桜木に対して、
もしかすると、たとえば、
バスケの神様によって「罰」を与えられた、
もしくは、長机の「呪い」によって、
桜木は負傷せざるを得なかった、
と考えたんだよね。

いや、さすがに、
桜木が突っ込んだ長机と、
桜木が上に乗った長机は、
ちがう長机だと見受けられるけれども。

原作漫画ですと、
【ヤマオーはオレが倒す!!】
のところから、長机へ突っ込むまで、って
けっこう長いんだけど、
映画だと、そんなに長い時間では無いから、
こう思うことができたのですが。
真実のところはどうか知らないけれども、
でも、そういうような、つまり、
神様からの「罰」であったり、もしくは
「呪い」のようなことって、
現実においても、無くは無い、ということを
暗に表現されていたのではないかなあ? って、
原作より何十年越しの今、思ったのよね。

とは言えども、桜木による
【ヤマオーはオレが倒す!!】
によって、試合の流れが変わったとも思えるし、
それがなされなければ、試合の結末は
ちがっていたものになっていたやもしらない。
ともすれば、まさに、
桜木花道の捨て身によって、
湘北は山王に勝利した、とも言えるんだろうか。

このとき安西先生から諭されて、桜木が
【4点分の働きってコトか!!】
って言いながら、目を
くわっ、とさせる場面も大好きだなあ〜。

令和5年2月12日


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