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高性能なバリア。
「手洗い」のことで思い出すのは、先日読みました
市原真さんの著書
『どこからが病気なの?』の中で書かれておりました
「皮膚」のことでして。
その箇所を引用しますと、、
人間の体は、生まれてからずっと、敵を排除して味方だけを取り込むシステムを発達させている。
たとえば鼻毛だ。空気中のホコリやチリ、さらにはそこに含まれるウイルスや細菌をからめとって外に押し出す働きをもつ。きっとあなたも聞いたことがあるだろう。
でも人体に敵が入ってくるのを防御する手段は鼻毛だけではない。
そもそも皮膚という皮が強烈な防御力を発揮している。お風呂に入っても水が侵入しない時点でとんでもなく高性能なバリアであることがわかるだろう。自然界に存在する、金属以外の多くは基本的に水が浸みるのだから、皮膚がいかにすごいかという話だ。
(市原真さん著『どこからが病気なの?』136-137頁より引用です。)
そう言われてみれば、たしかに、
「皮膚」って、水がしみてこないし。
もちろん、切れたり、怪我をしたり、
傷がついたりするときはあるともしても、
身体のバリアとして超強力のように感じられる。
「ウイルス」であっても、おそらく、
皮膚に付着することはあったとしても、
その皮膚の表面からは体内へ侵入できなくて。
手などを顔に持ってゆき、触れることで、
口や鼻や目などなどの
人間の「扉」的な場所からしか入ってこられない。
付着している「ウイルス」を、
「手洗い」や「顔洗い」によって
洗い流すことができる。
と、そういうふうだと、
ぼくは知識として聞いているんですが。
「『付着』にとどまる。」
ということ自体が、
もんのすごいバリアだと思われる。
前回noteで書きました、ほぼ日の
『高山先生、新型インフルエンザについて教えてください。』
の中でも、高山義浩先生が、、
わたしたちの涙とか、鼻の粘膜には、
入ってきた異物を中和するための
特別な防御装置があるので
わずかな量のウイルスが入ってくることを
恐れちゃいけないんです。
ただ、たくさん入ってくると、
そのブロックが突破されて、
粘膜からからだのなかに侵入していくんです。
(ほぼ日刊イトイ新聞『高山先生、新型インフルエンザについて教えてください。』第6回(2009-04-11)より引用です。)
‥‥と、おっしゃっていたし。
もちろん、そんな、
人間の高性能な「バリア」があるから
ぜんぜん、だいじょうぶ! とは考えないで、
「手洗い」や「顔洗い」や「うがい」は
しっかりするですが。
皮膚、ありがたいなあ。
って思うです〜。
令和2年4月20日
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