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「分立」について。

三権分立って、
なんだったかなあ???
って、このごろ思っている。

三権分立とは、国の権力とされる
「立法権(法律を定める):国会」
「行政権(法律に沿って政策を実行する):内閣」
「司法権(法律に基づいて争いごとを解決する):裁判所」
という三つの機関が互いに独立しながら、
国の権限が、一つの機関だけに
集中しないようにする仕組みのこと、
ってゆうのはさ、小学生や中学生のときに
社会の授業で習ったと思うけれども。

これってば、ほんとうに、
権限が「分立」されているのかなあ?!
って感じたりもする。

つまりはさ、なんだか、
国の行政権とされる
「内閣」がさ、すんごい権力を
持っているようにも感じられる。

日本国憲法第41条では、
【国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。】
と定められているけれども。
憲法にて、
国権の最高機関とされる「国会」とは、
選挙によって選ばれたメンバーで構成され、
議員の多数決にて、立法が行われる。
選挙では、与党の議員さんが
多く当選すればするほど、
与党の力は大きくなり、それはつまり、
国会の議決によって指名される内閣総理大臣、及び、
内閣総理大臣から任命される国務大臣で構成される
「内閣」の持つ権力の大きさであるとも言える。

それはさ、国民による
「選挙」の結果なのだから、
しょうがないとしても、でも、
その権力がさらに大きくなり、ひいては、
「国会=内閣」のようになってしまうともすれば、、
そしてまた、
司法権の長である「最高裁判所長官」とは、
その内閣の指名に基づいて、
天皇によって任命される、とのことだから、
内閣の力が大きくなればなるほど、
実質、国とは
「内閣」によって成り立っている、
とも言えてしまうんだともすれば、ほんとうに、
権限が「分立」しているのかどうか、
よくわからなくなってくる。

さらにはさ、なんだか、どことなく、
「内閣総理大臣」が
国家の元首のようになっているのも、
もしも三権分立があるとすれば、ほんとうは、
立法権の長である「衆議院議長」及び「参議院議長」、
司法権の長である「最高裁判所長官」もまた、
国の権限として、すべて同様の地位である、
って考えられるのかなあ???

たとえば、ぼくは、
三権分立とは、なにか?
憲法とは、なにか?
国家とは、なにか?
ってゆうようなこともね、
子どもたちへときちんと説明することも、
できないんだな。

令和4年9月20日


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