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サーカスへと通じるドア。

ちょっと体調がよくない、というか、
けっこう疲れがでている〜。

それは、このごろお出かけしたことによる
疲れなのかもしれないし。
いや、今のじぶんの頭の中を占める、
考えごとが元なのかもしれないし。
ニュースで見聞きしている豪雨のことによって、
こころが悼む感情なのかもしれないし。
また、こちらでもよく降る雨で、
どんよりな気分になっているやもしれないな。

先日、刈谷市美術館にて鑑賞しました
ヒグチユウコさんの展覧会
「ヒグチユウコ展 CIRCUS」のグッズショップで、
購入いたしましたポスターをね、
部屋の押入れの扉に貼りまして。

ポスターを眺めながら、
展覧会のことを思い返しながら。。。

そうしたら、なんだか、
ポスターを貼ったこの押入れの扉がさ、
「CIRCUS」へと通じるドアなんかもしんない。
ってゆうのを感じたのよねー。

で、ドアを開けてみれば、
いつもとおなじ押入れなんだけれども。
でも、どこかしら、
普段と雰囲気がちがう?!!

ちょっと怖くなり、
いちど、ドアを閉める。

そしてまたドアを開けてみれば、
なぜだか、そこは、
神保町だった。
神保町の通りを歩くひとびとが、こちらを見る。
きょうの選挙の帰りなのだろうか。
ぼくは、すこしいたたまれなくなって、
ドアを閉じる。

今のは何だったんだろうか?

疑問に感じながら、みたび、
ドアを開けてみればそこはもう、
神保町ではなかった。

初台だった。

なんだか、初台でね、
ランチでも食べたいなあ! と思い、
ぼくはその地へ足を踏み入れる。

元は部屋の押入れだったこの場所は、
今では押入れではなくって、
初台だ。

初台でランチを食べ終えてから、
ドアからじぶんの部屋へと戻り、
また、押入れを開けるときには、
このシステムだったならやはり、
また、別の場所へ繋がっているんでしょう。

それがどこか? というのは、
予想もつかない。その場所は、
この押入れのドアのみぞ知る。。。

町外れにサーカスがやってくる。。。

令和2年7月5日


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