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奥田民生さんの「カンタビレ」シリーズを聴いて。

ぼくは、音楽がすきなのですが、
でも、音楽についてくわしくなくて、
おおっぴらには、音楽がすき、って、
ちょっと言いにくい、みたいな、
コンプレックスも若干感じたりもする。

まあ、でも、
そんなことは気にせずに、
すきなものは、すき、と、
言える気持ちを抱きしめてたいけど。

このごろのブログで何度か書いているんですが、
ぼくは、歌うのがすきで。
なので、音楽を聴くのも
「歌」を重視して聴いてきたけれども。
音楽って、それだけじゃあないんだなあ、って、
すこしばかり気がついたように感じ始めたのは、
奥田民生さんの「ひとりカンタビレ」シリーズを
聴いてからなのでして。

奥田民生さんの「ひとりカンタビレ」とは、
まずは、民生さんの2010年リリースのアルバム
『OTRL』の元となりました、
民生さんがライブ会場にて、ひとりで
レコーディングをするというライブツアーがあって。
そのツアーを、ぼくは会場では観ていないけれども、
ライブのダイジェストの動画と、あとは、
たしか生中継のネット配信で観た気がする。

「レコーディングツアー」ということばを聞いて、
ぼくとしては、どういう曲にするかをその場で考える、
みたいなのを想像したのですが。
ぜんぜん、そうではなくって、
歌や曲はすでに出来ていて、その曲に対して、
民生さんが楽器をひとつずつ演奏しながら、
多重録音でレコーディングしてゆく。というものでして。
そういう意味だったんだあ、って思いつつ、
それくらいにね、ぼくは、
「レコーディング」についても無知だったですが。

そして、その後には、
「ひとりカンタビレ」の派生として、
野外フェスの会場でレコーディングをされたり。
また、宅録スタイルでのレコーディングが
YouTubeで公開されて、のちには、
アルバムにてリリースされました
『カンタンカンタビレ』のシリーズもあったり。

奥田民生さんの、
この「カンタビレ」シリーズを観ながら、
曲がすこしずつ録音されてゆくのを
まのあたりにしながら、
曲と、歌声と、
楽器と楽器と楽器とが重なり合うことで、
その音楽が創られている、ってゆう場面をね、
実感的に観ながら聴きながら、
音楽ってこういうふうにできているんだあ。
みたいなことを、すこしばかりでも感じられた気がするの。

たぶん、おそらく、なんとなく、
民生さんの「カンタビレ」シリーズの
以前と以後では、
ぼくの音楽を聴くときの感じ方って、
けっこう変わったようなところもあるやもしらない。
そうして、もっと、
音楽のことがすきになった!
って、言える気もするのよねぇ。

組み立て 組みたて はめ込んで つめ込んでぇ〜

令和3年5月25日


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