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ペンも、剣も、どちらも。

「ペンは剣よりも強し」とは、
19世紀のイギリスの戯曲の一説として
登場したことばらしいですが。

ぼくは、そのことばがさ、
どのような文脈で記されたかを知らないので、
きちんとしたことは言えないけれども。
このことばを初めて知ったときから、なんだか、
ペンは剣より強いのかー。
って、思ったり考えたりしている。

「ペン」とは、つまり、
「ことば」のことを意味している、としても、
そもそも「ペン」という「物」自体もね、
強い、というか。使い方を誤れば、
針のように、とがっている、という意味で、
危ない物だとも思っている。

そして、「剣」とは、
ぼくは持ったことが無いので、
もしもこの手で持ってみたとすれば、
重たいんだろうし、武器として
うまく扱えないだろうなあ、って思うし。
でも、たとえば、
「ナイフ」や「包丁」のごとく、
重要な道具としての側面も考えられるしー。

そういうふうに思えば、ぼくとしては、
「ペン」という「物」自体、もしくは、
「ペン」の比喩である「ことば」と、
「剣」とでは、どっちが強いか?!
なんてえのも、よくわからないな。

「ペン」も、「剣」も、
どっちも強いし。はたまた、
使い方の下手な人が扱えば、
「ペン」も、「剣」も、
どっちも弱い。

どっちがどうか、って、
ぼくには比べられない。

もっと言えば、
「ペン」も、「剣」も、どちらも、
その物自体が持つ力に、
使う人が、振り回されてしまう。
みたいなこともありうるかなあ〜。

「ペン」で記した「剣」で、
絵に描いた「餅」を切る。

絵に描いた「餅」と、
餅に描いた「絵」は、
どっちが、うまいのだろう。

令和3年10月9日


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