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ぼくの建白書。

ぼくの頭の中には、
ぼくの行動や指針をつかさどる
国会があって。

ぼくの頭の中の国会では、
ぼくの頭の中の与党と、
ぼくの頭の中の野党とが、
議論を交わしている。

ぼくの頭の中の国会が、
設立されたのはいつのころだったか。

ぼくの頭の中の国会がさ、
まだ設立されてなかったときには、
ぼくのすべての指針は、
ぼくが独裁をする、という、
ぼくが独裁者の独裁国家だった。

独裁もね、たぶん、
わるいことばかりではなくって。
たとえば、早いし、煩わしくないし、
調子がよいときには、
それは、それで、よいんだろう。
でも、いったん、状況がわるくなってくると、
とたんに、なにもかも
うまくゆかなくなってくるようで。

そんなときに、
その状況に憤った
ぼくの中のひとりのぼくが起きあがって、
ぼくという独裁国家の政府に対して、
国会設立の建白書を提出した。

そうして、今に至る。
みたいな流れなんだと思うけれどもぉ。

ぼくの頭の中の国会がさ、
なんとか、いつも、機能できるように、
ぼくと、
ぼくの頭の中の政府と、
ぼくの頭の中の与党と、
ぼくの頭の中の野党と、
ぼくの頭の中の人々とが、
チームワークを組みながらやってゆけたいの。

でもでも、けっきょくは、
そのぜんいんがぼくなんだから、
そこで決められることも、
ぼくなりのものでしかないけど。

ぼくは、ぼくとして、
ぼくを肯定しながら批判しながら、
ぼく自身を、
ぼくの頭の中の国会にて、
建設してゆけたら。とねがう。。。

令和3年3月30日


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