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喜望。

アフリカ大陸の先端地点が、
「喜望峰」と呼ばれるけれども。
この名称って、すてきだなあと思うのよね。

つまりはさ、
「喜ぶ」&「望む」の「峰」だからさ。
そんなような「喜望峰」とは、
航海者にとっては、
どんな場所なのでしょう???
って、思いを馳せたくなる。

たとえば、日本から
ヨーロッパへと航海するとして、
台湾を越え、東南アジアを渡り、
インドを抜けてから、
スエズ運河を通ればヨーロッパにたどりつく。
けれども、運河がまだ無かった時代には、
アフリカを南下しつつ、
「喜望峰」を周らなければ行かれない。

まずは、この
「喜望峰」を目指して、
越えたらば、針路を変更する。
ってゆう、まさに局面が変わるかのような
「喜望峰」とは、
どんな場所なのだろうか。

『広辞苑(第七版)』を引いてみれば、、

きぼう-ほう【喜望峰】(Cabo da Boa Esperança ポルトガル)
アフリカ南西端の岬。ケープタウンの南約50キロメートル。1488年、ポルトガルの航海家Bディアスが来航、「嵐の岬」と命名。のちポルトガル王ジョアン二世は、インド航路発見の希望が成ったとして「喜望峰」と改名。97年、ヴァスコ=ダ=ガマはここを回航してインド航路を開いた。

当初は「嵐の岬」と命名されたが、
のちにインド航路発見の希望が成ったとして、
「喜望峰」と名付けられた。とのことでして。
「嵐の岬」って、
名前的にはかなりこわいけど、それが、
真逆の意味の「喜望峰」と成って、
なんだか、よかったなぁー。

ポルトガル語で、
「Cabo da Boa Esperança」。
検索してみますと、英語では、
「Cape of Good Hope」と言うそうで。
この「グッド・ホープ」という響きも、
また、すてき。
Wikipediaによれば、
「Good Hope」が「希望」でなくて、
「喜望」と訳された理由は不明らしいのですが。
「希望峰」よりも、「喜望峰」のほうが、
字面的にかっこいい感じがする。

そんな、この、
日本からはるか遠くに在る
「喜望」を胸に秘めながら、
日々をすごしたいの〜。

令和3年4月18日


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