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祈りの日。(「大震災」とは何か?)

「大震災」と呼ばれる日本の災害は、
大正12年(1923年)9月1日「関東大震災」、
平成7年(1995年)1月17日「阪神・淡路大震災」、
平成23年(2011年)3月11日「東日本大震災」、また、
平成16年(2004年)10月23日に発生しました
「新潟県中越地震」による災害について、新潟県は
「新潟県中越大震災」と呼称しているとのことですので、
つまり、日本ではこれまで四度
「大震災」とされる大地震が起きている。
と、存じておりますが。

「震災」ということばは、意味としては
「地震による災害」であり、
その震災における地震にも名称があって、
「関東大震災」は「関東地震」、
「阪神・淡路大震災」は「兵庫県南部地震」、
「東日本大震災」は「東北地方太平洋沖地震」、
それらの大地震によって災害が引き起こされ
「大震災」と名付けられた、と存じておりますが。
しかし、その他のこれまでの地震においても
大震災とされる地震と同程度、
最大震度7の大地震が起きている。

たとえば、
平成28年(2016年)4月14日「熊本地震」の前震、
同年4月16日「熊本地震」の本震、
平成30年(2018年)9月6日「北海道胆振東部地震」、
そして本年、つまり、
令和6年(2024年)1月1日「能登半島地震」。
また、過去においても、最大震度7相当と推定される
大地震は幾度とも起きていて、
Wikipediaの「地震の年表(日本)」によれば、
ぼくが住んでいる愛知県近郊地域の地震を挙げるならば、
明治24年(1891年)10月28日「濃尾地震」、
昭和5年(1930年)11月26日「北伊豆地震」、
昭和19年(1944年)12月7日「東南海地震」、
昭和20年(1945年)1月13日「三河地震」、
などなどがあるとのことでして。

このときにね、ぼくが思ってしまうのは
「大震災」と呼ばれる地震と呼ばれない地震とでは、
なにがどのようにちがうのでしょうか?
ということなのですが。
ぼくは、これらの地震及び災害について
くわしいことを存じておらないので、
なんとも申しあげられないのだけれども、
「大震災」と名付けられていなくとも、
大災害が引き起こされてしまうこととなった
大地震はたくさんあるのでしょう。

ここからさらに考えてみるともすれば、
このたびの「能登半島地震」とは、
「大震災」と呼ばれる大地震なのだとも
言えるやもしらない。

ぼくはテレビや新聞やインターネットでの
情報でしか存じておらないですが、大地震により、
建物の倒壊及び道路の損壊、及び、
液状化現象、大規模火災、津波、そして
陸地や海岸の地形も大きく変容をして、
地域の街の姿は変わり果ててしまった。
はたまた、被災者の方々の避難生活の問題、
仮設住宅の問題、水道等のインフラの復旧の問題、及び、
今後の復興の問題、というような、これらの他にも
ぼくでは存じないたくさんの問題があるのでしょう、
と想像をするのですが、これらのことを鑑みるとすれば
「能登半島地震」とは、
関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災、
そして、新潟県中越大震災のごとく
「大震災」の災害と思える。

なおかつ、この大災害が
新年の「元日」という日に起きた、ということは、
これから先における毎年、
「元日」の日になれば、もう、この日は
「元日」と言うよりかは、
「能登半島地震」という大災害の起きた日である、
という認識になってゆくのでしょう。

つまり、その日は、
祈りの日となる。

また、本日1月17日の日も
「阪神・淡路大震災」の日であり、
祈りの日だ。

いや、もっと思うとするならば
上で挙げました大地震の日にち以外でも、
あらゆる日が日本及び世界における
災害や戦争や死と哀悼の日であり、
つまりは、すべての日々が
祈りの日であるとも言えるだろう。

そんな日々を過ごしながら、
ぼくは、どうか、祈りたい。。。

令和6年1月17日

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