現在をどう生きるか3

第19回 核拡散防止条約

前回noteよりひきつづき、吉本隆明さんの講演『現在をどう生きるか』(1995年9月3日・山梨県立文学館講堂にて)をゆっくりじっくり聴いてゆきます。ほんじつはぁ、第19回めですかー。]

あの、えー、ぜんかいには、、

「そうすると、これ(フランスと中国の核実験)に対して例えば日本の反核団体もそうですけど、世界中いろんなところで反対運動を起こしています。それで、ここのところで善悪の基準がそれぞれ違ってしまうわけです。

 で、僕の基準を申し上げますとちょっと違ってきます。

 そいじゃあ、どうして二番手の核保有国がそういう実験をやり出したか? って言うと、ふたつ理由があるんです。

 ひとつは要するに、核実験をやめにしようという条約がもうすぐ調印になます。そうしたらば、フランスも中国も承認してますからもう核実験はできないわけ。それ以前にとにかくやれることはやっとこう、というのがそのモチーフだと思います。」

‥‥のところでした。つづきをぉ。。。

で、あの。その、それからもうひとつあるわけです。
(チャプター03「核実験の論理」/4:27〜)

「それから、もうひとつ理由があります。」

それから、もうひとつは、その、核…。つまり、あの、核拡散防止条約っていうのが、ま、今までもあるわけです。

「もうひとつは、核拡散防止条約というのが、今までもあるわけです。」

それで、それはどういう条約かって言うと、

「それはどういう条約か? と言うと、」

保有…、えーと、核を持っている…、持っている国は、あの。まあ今後その、何て言いますか、あの。核兵器を行使したり。あるいは、核…、あの、兵器の実験をしたり、ということを慎み…、慎まなきゃいけない、あるいは慎もうじゃないか。っていうことがひとつと。

「核保有国は今後、核兵器を行使したり実験をしたりということをつつしもうじゃないか。ということが、ひとつ。」

核を持ってない国っていうのは、もう、これから持たないこと。って。あの、永久に持たないこと。つまり、持たないことっていうのが、核拡散防止条約なわけです。

「また、核を持っていない国は永久に持たないこと。というのが、核拡散防止条約です。」

そしてまた、「核拡散防止条約」という条約。。。

というばめんでこんかいはここまでぇー。このつづきは次回noteで聴きます。たんたんと、つづきます。

平成30年7月31日


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