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ビートルズと継承。

このごろのブログで書いております、
ビートルズのことをもうすこし書いてみたいー。

ビートルズの大きな特徴というのは、
メインボーカルはおらず、
バンドのメンバー全員が歌を歌われている。
なのだと、ぼくは思っているのよね。

たとえば、アルバム『Revolver』では、
1曲め『Taxman』ではジョージ、
2曲め『Eleanor Rigby』ではポール、
3曲め『I'm Only Sleeping』ではジョン、そして、
6曲め『Yellow Submarine』ではリンゴ、
のように、曲ごとに、
リードボーカルがどんどん入れ替わる。
かと言いつつ、アルバムを聴く印象がさ、
ばらばらだとは全然感じなくて、
自然、というか。むしろ、どことなく、
統一性があるように感じられるのが、
不思議、と申しあげますか。

たとえば、バンドの曲として、
この曲はこのメンバーが歌う、
という曲はあったとしても、ビートルズのように、
バンドのメンバー全員が歌われる、って、
考えてみれば、なかなか無いように思っている。

それはさ、
ぼくが知っているのは、奥田民生さんの在籍する
「ユニコーン」なのですが。ユニコーンでは、
民生さんがボーカルではあるんですが、
メインボーカルというわけでもなくて、
メンバー全員が作詞作曲され、そして、
メンバー全員が歌われる。

たとえば、今年の夏にリリースされました
アルバム『ツイス島&シャウ島』では、
1曲め『ZG』ではドラム・川西さん、
2曲め『ミレー』ではキーボード・ABEDONさん
3曲め『紅CAR』ではABEDONさんと民生さんのツインボーカル、
4曲め『スペースカーボーイズ』では民生さん、
5曲め『西の外れの物語』ではベース・EBIさん、
6曲め『Go Back Is Alright!』ではギター・テッシーさん、
と、ひとつのアルバムのなかで、
リードボーカルがころころ入れ替わりながら、また、
11曲め『短歌のやつ』は、
メンバー全員が順番で歌う、という曲もあったりして。

逆を言えば、
民生さんのリードボーカルの曲は、あんまりない。
ってゆうような、そのようなアルバム作品なのだとしても、
ばらばらではなくって、どことなく、
統一感がある、というか。
こういう音楽性とは、やはり、
ビートルズからの影響(継承)であるのだろうと、
ユニコーンファンのじぶんとしては感じるのよね。

ぼくはさ、ユニコーンを
民生さんのソロ活動で聴いてから知り、
過去の曲を聴くようになったのですが。
1993年に解散したユニコーンが、
2009年、再結成されたときには、
もしもビートルズが再結成されたら、
こんな雰囲気だったやもしれないなあ、
と思ったんだった。

アルバム『ツイス島&シャウ島』の最後の曲、
13曲め『ツイス島&シャウ島』での、
【これからもあれこれやるで 無敵で無欠でいくDAY】
の歌詞が、ありがたい、というか、
もう、泣けちゃう、というか。

これからも
ビートルズを聴きながら、
ユニコーンも聴きながら、
あれこれ、音楽を聴きたいぜ!

令和3年11月25日


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