夜を越えて。
数ヶ月まえにね、ピース・又吉直樹さんの著書『夜を乗り越える』を図書館で借りて読みまして。それ以来、この「夜を乗り越える。」ということについてよく考えるんだけれども。
又吉さんのおっしゃる「夜を乗り越える。」とは、もう、本を返却してしまったので引用しながらの説明はできないですが。
なんて言うのでしょう。
たとえば、つらいつらい「夜」に、どうすれば道を踏みはずさず「朝」をむかえることができるだろうか。
‥‥のようなことだとはぞんじますが。
えーと。すこし話しは変わるけれど。たとえばさ、サカナクションのベストアルバム『魚図鑑』では、付属ブックレットのなかに【歌詞に登場する「夜」の文字数】というページがございまして。アルバム収録曲それぞれに何文字、「夜」ということばが使われているか? が掲載されていて。
つまりは、「夜」を泳ぎながら、ぶじに「朝」をむかえる。
みたいなアルバムの流れになっていたり。
また、このほかに思い出すのは、『魚図鑑』と同日発売でしたASIAN KUNG-FU GENERATIONのベストアルバム『BEST HIT AKG 2(2012-2018)』の1曲め、『夜を越えて』という曲なのですが。
このアジカンの『夜を越えて』の「夜」には、「つらい夜」「どうしようもない夜」だけじゃあなくって、おそらく「震災」や「災害」のような意味もあって。
そういう「夜」を越えてゆきたい!
というような「光」や「祈り」みたいな曲で。ぼくは、だいすきなのですが。。。。。
きのうのnoteでも申しあげました H Jungle With t の『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~』という曲もね、そんな比喩としての「夜」のことを歌っているかもなあ。って思ったの。
たとえば、シングルの発売日は1995年3月15日で。これは、阪神・淡路大震災のちょうどほぼ二ヶ月後。
この時に、ダウンタウンの浜ちゃんが歌う。ってのは、いま思えば、やはり大震災の「哀悼」や「慰霊」や「鎮魂」を想えるし。また、同時に、生きるひとにとっての「夜を乗り越えて、明日をむかえたい。」という「希望」のようにも感じられる。
なんだか、ぼくは、いま、音楽を聴きたい。
そうしてたまには肩を並べて飲もうよ!!!
平成30年6月20日
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