思い出す力。
ふとしたときにね、
以前に読んだ本のこととか、
昔教えてもらったこととか、
いつかの思い出のこととか、
を、思い出したりすると、
なんだか、うれしくなる。
そのときまでは忘れていたことを、
ふと、思い出す。ってゆうのは、
けっこう不思議だ。
そういうような「思い出」とは、たとえば、
学校の勉強として覚える、
というのともちがうんだから、
じぶんから能動的に記憶しようとせずに、
脳のどこかへ入り込んでしまったものが、
ふとした何かがトリガーとなって、
つまり、言い換えれば
「キー」となって、
その場所の「扉」が開かれる。
みたいなイメージだろうか。
この「キー」が無ければ、
思い出すことも無いし。
そもそも、そういう思い出が
じぶんの中にあることさえも、
じぶんで知らない。
そんなような思い出が、ぼくの中に、
あといくつあるんだろうか。
「記憶力」というのも、
よく言われると思うけれど、でも、
記憶しても忘れるし、はたまた、
記憶しなくても思い出すし、
ともなれば、「記憶する力」よりも、
「思い出す力」のほうが大事やもしれないな。
「思い出す力」を意識する、とすれば、
たとえば、逆に、
「記憶する」ということもね、
どうしたらあとで思い出しやすくなるか?
を考えながら記憶する、ってえのも、
一つの記憶法としてあるやもしらない?????
今は忘れたい、よもや、二度と見たくないような、
思い出したくないことを、
思い出すのは、怖いけれど。
でも、もっと、
いろんなことを思い出したい。
思い出したら、思い出になった。
令和4年2月16日