20200214空2

「月」をめぐる冒険。

前回noteでは、
【悩】と【脳】というふたつの漢字について
ブログ書いたのですが。

その【脳】のほうはさ、漢字の部首が、
人間の身体を示す「にくづき」なのでして。
どうして「月」が、「にく(肉)」の意なのか?
というのは、ぜんぜん知らないけれど。
いや、たぶんググってみれば、
答えは出てくるとも思うけど、今のところしない。

そうやって調べれば、すぐにわかっちゃって、
じぶんなりに考えられなくなっちゃうし。
つまりは、遊べないじゃん。

だから、ぼくは、ググらない!

でもさ、
「にくづき」の漢字ってば、そういえば、
けっこういっぱいあるように思って。
ならば、ちょっと探してみよう、と、
本を読んでいるときとかに「にくづき」見つけたら、
読書ストップさせて、iPhoneにメモしたりして。

そんな探すときにでも、ググったりはしない。
そうすれば一発で出てくると思うけど、
一発で出てきちゃったら、
遊べないじゃん。

だから、ぼくは、ググらない!!!!!

そういうふうにしながら、
ぼくがこのごろ見つけました
「にくづき」の漢字ってゆうのが、、、

【胸】【腹】【腕】【脇】【腰】【肌】
【肘】【膝】【股】【脚】【肢】【臍】

‥‥というような、
身体の「場所」をあらわす漢字とか。
いや、最後の【臍】ってどこやねん?!

また、【脇】よりも
【腋】と書いたほうが、えろす。

そして、
【肺】【腸】【肝臓】【胆嚢】【膵臓】【膀胱】
という、体の「内部」的な漢字をさらに言えば、
「横隔膜」の【膜】や、
「静脈」や「動脈」の【脈】や、
「アキレス腱」の【腱】もそうだし。
ほかにも【五臓六腑】とも言うし。
【腑に落ちる】や【肝が据わる】や【肚をくくる】
ということばも、そんな
「臓器」が関わっていそうだなあ。

はたまた、
【胃】という漢字はさ、
「へん」でなくって、下側に「月」だけれども。
これも「にくづき」なのでしょうか???
そんな「下に月の漢字」も含めるとすれば、
【骨】【背】【腎】【肩】【肯】【筋】
という的な、この中の【骨】のことで言えば、
【肋骨】【肩胛骨】【大腿骨】という字もあるわ。

そして、
女性のお身体のことで申しますと、
【胎盤】や【膣】という漢字もございます。

さらにまた【脂】や【肥】という、
人間の分泌物(?)的なものもあるし。
【膨らむ】【脱ぐ】【膿む】【腫れる】【臆せず】
というような状態を示すみたいな字もあるなあ。

あとはさ、でも、
【服】【沸騰】【朦朧】【脆い】【勝つ】【膳】【豚】
などなどは、人間の身体と関係しているのかどうか。
つまりは、
「にくづき」であるのだろうか。

ちょっと、わからない。

これら「にくづき」の漢字は、
【朝】や【明】や【期】や【遡】についている
「月」とはちがうはずで。この「月」は、おそらく、
宙に浮かぶあの「月」なのだ。

華原朋美さんの【朋】の字は、
「にくづき」なのか、それとも、
宙に浮かぶ「月」なのか。
この【朋】という漢字を眺めていると、
月がふたつ浮かんでいる、村上春樹さんの
『1Q84』の世界が頭に浮かんでくる。。。

どれだけの恋 どれだけの夢 抱えきれず空に叫んだ!

令和2年2月14日


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