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欲望の感情。

「これが欲しい!」と思ってしまったら、
もう、それを、
手に入れることしか思いつけなくなる。

商品ならば、なんとしてでも
絶対に買わなければ! とか、
旅行ならば、なんとしてでも
絶対に訪れなければ! とか、
コンサートならば、なんとしてでも
絶対にチケット取らなければ! とか、
というふうにしか、
思うことができなくなってしまうんだなあ。

ってゆうような、お買い物における
じぶん自身の欲望の感情に気づいたのは、
今から十何年前、
20代半ばごろだったとも思うけれども。
そのときに考えたのがね、お買い物において
「これが欲しい!」と思ってから、それが、
ほんとうのほんとうに欲しいのかどうか? を、
今一度、よくよく考えてみる、
というものでして。
それによって、この、どうしようもない
じぶん自身のお買い物の欲望がさ、
抑止されたらよいのになあ。
って思ったんだった。

もしくはさ、そもそも、さいしょから、
ほんとうのほんとうに欲しいものだけを
「これが欲しい!」
って思えたらよいのに。
そうすれば、
なんとしてでも絶対に、とか、
抑止されたらよいのに、とか、
思いわずらうこともないのに。

そしてまた、でも、
そういう欲望の感情とは、
お買い物だけにあらず。

たとえば、相手に対して、
このことを言おう!
このことを伝えたい!
このことを話さないと!
ってゆうような場合においても、
そう思ってしまったら、
もう、そのことしか思いつけなくなる。

そういうような
「このことを言おう!」的なことも、
ある意味では、じぶん自身の
欲望の感情の範疇にあると思われる。

でも、そういうときに限って、
それを言う前には
「言ったほうがよい」と思っていたとしても、
それを言ってから
「言うべきではなかった」
「言わなければよかった」
「言い方をもっと考えればよかった」
って後悔してしまうことも、
この今でも、たびたび、あって。

言ったほうがよいことだけを言い、
言わないほうがよいことは言わない、そして、
言うべくときは適切な言い方で言う、
というようなことが、
なかなかできないぼくは、どうしたら
そういうことをできるようになるのでしょうか?

令和4年12月20日


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