現在をどう生きるか6

第48回 社会が変わっちゃったんですよ。

前回noteよりひきつづき、吉本隆明さんの講演『現在をどう生きるか』(開催日時:1995年9月3日)をゆっくりじっくり聴きます。講演音源は吉本隆明の183講演より。ほんじつは、第48回めですよ〜。]

こんにちは。んじゃあ、聴きますっす。

ぜんかいでは、、

「やっぱり、個人消費がどこまでの規模で増えてて、どこまでの規模で増えないか、っていうことが一番重要で。

 それを見るのはどこが良いか? と言ったら、スーパーとか百貨店とかコンビニとかの売上高で見れば良いわけで。売上高が前の年の同月に比べて減ってるか増えてるか、それを判断すれば良いわけで。

 個人個人で言えば、家計簿をつけてる人はすぐ分かりますけど。

 先月よりも今月のほうが、少なく使ったか、余計に使ったか。あるいは、前の年の今の月よりも今月のほうがたくさん使ったか使わないか、ってのは家計簿見たら分かりますから。

 それでもって判断すれば、不況かどうか、ってのは一番よく判断できます。つまり、100パーセントでは無いですけど、一番正確な判断ができると僕は理解します。」

のシーンでした。つづきをぉぉぉー。。。

あの、それくらい、あの。何て言いますか、もう善悪…、善悪って言いますか。不況であるかないか、っていう判断、っていうのを、もし、あの。社会が、えー、この、日本国の社会が栄えてんのか栄えてないか。っていうことの基準にしたいんならば、それでもう、あの、人によって全然違ってしまいます。
(チャプター06「不況をめぐる価値の浮遊性」/7:44〜)

「不況であるかないか? という判断を、もし、この日本国の社会が栄えているかいないか? ということの基準にしたいなら、それでもう人によってぜんぜんちがってしまいます。」

なんだか、聴いていてここのところって大事なような気がいたしました。

えーと、たとえばまずは「不況であるかないか?」と「国が栄えているかいないか?」は、べつのことなんだ。ってゆう意味だとも受け取れるし。また、「人によって全然ちがってしまう」というのは、うーん、そうなんだろうなあ、って思える。

そして、、

あの、えー。っていう、もう、エコノミストって言いますか、経済専門家の言うことってのは、ほとんどもう信じられないねぇ。っていう。

「エコノミストと言いますか、経済専門家の言うことはほとんどもう信じられないねぇ。っていう。」

‥‥経済専門家の言うことは。。

あの、どうしてか、って、大企業体主体に…、あの、主体に、あの、不況かどうか、っていうのを判断するからです。

「どうしてか? と言えば、大企業体を主体に不況かどうかを判断するからです。」

‥‥大企業体主体に判断するから。。

だけど、それはもう変わっちゃったんですよ、現在、っていうのは。あの。社会が変わっちゃっ…、経済機構が変わっちゃったんですよ。

「だけど、それはもう変わっちゃったんですよ、現在っていうのは。社会が、経済機構が変わっちゃったんですよ。」

‥‥それはもう変わっちゃった。。

というこんかいはここまでぇ!!! このつづきはぁ、またまた、次回noteで聴きますぅ。

暑い日がもどってきたー。残暑ー。

平成30年8月29日